つれづれすけっち

ワタシらしく。 ワタシなりに。

喫煙車に乗る。

2004-09-09 23:04:15 | つれづれ
今朝は寸での差で乗るべき電車に乗れなかった。
無情にも私の目の前で電車のドアが閉まった。あんなにダッシュしたのに・・・
まぁ、私が家を出るのが遅かったからなのだが。
しかも次のJRに乗り換えると快速がなかなか来ない。
あ、その前に特急が来る!
特急料金かかるしなぁ、でも快速を待っていると会社にはギリギリの到着。
ええい!背に腹は替えられない!
時は金なり、ちょっと違うか。時間を金で買うというのはこういうことだ!
ということで、出勤時に初めて特急に乗ることになった。

特急に乗りこみ、車両を歩いていると空席が!よし、座ろう!
これで時間にも余裕があるし、のんびり座りながら行ける。座席も座り心地がいい。
と喜んだのも束の間。
・・・煙い。何だか車内の空気がよどんでいる。
この時ようやく私は自分が喫煙車の中にいることに気付いたのだった。
(実は特急に喫煙車があることを全く忘れていた)
あちらこちらから噴煙のように煙が立ち昇る。
禁煙車に移って立ち続けるのと、喫煙車で座りながらいくことを天秤にかけると
喫煙車で我慢することが勝ってしまった。寝ていけば大丈夫だろう。
しかし寝ようとしても息苦しい。ハンカチで鼻を覆うのも周りの人に嫌がられそうだし・・・
本当に苦しい。金魚が水面で口をパクパクするように呼吸の回数が多くなる。
普通こんなに呼吸を意識することなんてないな、
なんて訳の分からないことが頭をグルグル駆け巡る中、特急は走りつづける。

ビジネスマン達はここぞとばかりタバコを吸う。ホームでは吸えないもんね。
タバコ、美味しいですか?美味しいって煙が美味しいの?どんな感じですかって
聞きたい衝動に少しかられる。
傍にいる私にはあの煙の匂いからは美味しさは全く分からない。
お香みたいに煙までいい匂いのタバコがあればいいのにな、なんて思ってしまう。
あまりの呼吸の苦しさにヘンなことばかり考えてしまう。
もうすぐ、到着。
ビジネスマン達は最後の一本を急いで味わっているようだ。
ようやく到着。特急のドアが開く。
空気がこんなに美味しいとは!大都会の駅に降り立った私は一人笑顔で改札へと急ぐ。

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