つれづれすけっち

ワタシらしく。 ワタシなりに。

オペラ座の怪人 観劇記 4/27

2008-04-27 18:25:45 | 感激!観劇!
2008年4月27日 13:00開演 大阪四季劇場

オペラ座の怪人:高井 治 クリスティーヌ・ダーエ:木村 花代
ラウル・シャニュイ子爵:岸 佳宏
カルロッタ・ジュディチェルリ:種子島 美樹
メグ・ジリー:宮内麻衣 マダム・ジリー:秋山 知子
ムッシュー・アンドレ:寺田 真実 ムッシュー・フィルマン:小泉 正紀
ウバルド・ピアンジ:半場 俊一郎 ムッシュー・レイエ:斎藤 譲
ムッシュー・ルフェーブル:勅使瓦 武志
ジョセフ・ブケー:岡 智

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今回は、チケット取る日を誤りました。私。
本当は20周年記念当日の29日に行きたかったのですが、
いい席が取れなかったので断念し、
特別カーテンコールのことをすっかり忘れ、27日で取ってしまいました。
29日以降のチケットにすればよかった・・・
といっても、もう仕方がありません。
お気に入りの高井さんで観られたからよしとすることにしました。

しかし!!
今回は高井さんの歌い方でちょっと変化があるように感じました。
相変わらず、魅惑の歌声で魅了してくれるのですが、
感情が激昂するシーンの歌声が叫び声に変わっているところがありました。
今までは譜面どおり歌われていたところが、叫び声に近い歌い方に
なっているので、音が外れてしまうんですね。
ま、それは仕方がないと思うのですが。

情熱的な佐野ファントムと比べると
高井さんの演技は全体的にさらっとした、クールな感じなので
クールな演技なのに声だけが叫び声っていうのは
ちょっとミスマッチかなぁ、と思ったのです。
高井さんには歌も譜面どおりクールに歌い上げていただきたいなぁと
いちファンとして感じました。

クリスティーヌの木村花代さん。
歌も踊りも演技もできる唯一のクリスティーヌではないでしょうか。
1幕できちんとトウシューズでバレエを踊られているんですもんね。
歌も大変お上手で、聴いていてとても心地よい歌声です。
ただ「ファントム・オブ・ジ・オペラ」あの場面は・・・
ずっと口パクですよね?今日思いました。
船に乗ってくるまでは録音かと思ってましたが、
最後の「歌え!私のために!」の「♪ア~~~~~~~!!」まで
口パクだったように感じました。
前回、観た時と全く同じ声(しかも搾り出したような弱い高音)だったので
この場面の魅力が半減しましたね。
というより、幻滅した、と書くほうが正直かもしれません。
中音、高音は美しいですが、やはり超高音は苦手のようです。

カルロッタの種子島さん。
コミカルな演技をされるカワイイ方ですね。大好きです。
しかし、1幕最初「♪どうぞ~ 思い出を この胸に~♪」と
歌っている時に、突如背景幕が落ちてくるシーン。
落ちてきた瞬間のカルロッタ、そんなに驚いてなかったです・・・
至って冷静に見えました。
で、その後気を失い、周りの人に文句を言ってました。
この演技の流れはちょっと無理があるような気が。

ムッシュー・レイエの斎藤さん。
他の劇団からの客演の方のようですが、歌が不安定でした。
2幕で音を外して歌うピアンジに「♪たたかう あい、あ~~い♪」と
歌いながら指導する場面の音が微妙だったので、
ピアンジに教える立場じゃないの?と突っ込みたくなりました。

最後に勅使瓦武志さん。
1幕最初のオークショナー役の第一声「落札!」の声が
幕開き第一声にしては、ちょっと残念な感じでした。
シーン途中の「30フランで落札!」などの台詞は良かったのですが。
もしかしたら、あの「落札!」は
「オペラ座の怪人」のなかで一番難しい台詞かもしれませんね。

ここ最近、定期的にオペラ座を観られるようになったので、
駄目出し的書き込みになってしまっていますね。
しかし、この作品を愛するが故なのです。

久しぶりに日曜日に観劇しましたが、
何とまぁ客席にカップルの多いこと、多いこと!!
常におひとりさまで観劇する私にはかなりキツイ光景でした。
私の後ろのカップルはすごくイチャイチャしていたし。(特に女性が)
それにしても、世の中の彼氏さん達は彼女に付き合って
ミュージカルも観に来るのですね・・・チケット代高いのに。
ちょっとビックリしました。

私も、ミュージカル一緒に観に行ってくれる人ほしいなぁ。ボソッ。