以前にも紹介しましたが、あらためて実際にすべて聴いてみた上での紹介です
ちょっと前にも紹介しましたが
『エマニエル夫人』
音楽=ピエール・バシュレ
『続・エマニエル夫人』
音楽=フランシス・レイ
アンサンブル・プチとスクリーン・ランド・オーケストラ
『エアポート77バミューダからの脱出』
音楽=ジョン・カカヴァス
『大陸横断超特急』からヒリーのテーマ
音楽=ヘンリー・マンシーニ
『ジュリア』からメイン・テーマ
クリス・カーペンター・オーケストラ
『愛と喝采の日々』からチャイコフスキー/「白鳥の湖」からパ・ドゥ・ドゥー
ピエール・モントゥー指揮ロンドン交響楽団
ちょっと前にも紹介しましたが
『エマニエル夫人』
編曲=N.Miyazki
こちらは以前紹介した『卒業試験』と同じアレンジャー
「オリジナル・サウンドトラックより」という記述の通り、映画の中からセリフが抜粋されて入れてあり、そこにアンサンブル・プチとスクリーン・ランド・オーケストラの演奏が被さる
『エマニエルの囁き』のようなエロチックなセリフではなく、アラン・キュニーとのダイアローグ
演奏はというと、こちらはどこかひと昔前の歌謡曲のカラオケのような演奏。やや不器用さは否めないものの、どこか落ち着きのある聴き応え
『続・エマニエル夫人』
編曲=Y.Takahashi
これも「オリジナル・サウンドトラックより」セリフ入り
こちらの演奏は、この楽団としてはかなりの出来ばえ
ピアノ、ストリングス、そしてティンパニーと次第に盛り上がりをみせる、なかなかの演奏。しかも、5分5秒という長尺。かなりの聴き応え。とても同じ楽団の『サスペリア』のテーマとは雲泥の差
次はクリス・カーペンター・オーケストラ
『エアポート77バミューダからの脱出』
これは関光夫さんの番組でも取り上げていたが、アレンジに歌謡曲っぽいところはあるものの、当時、日本ではサントラがリリースされておらず、いの一番にこの楽団がカバーしている
『大陸横断超特急』からヒリーのテーマ
これは、ピアノとストリングスをフルに生かせた、なかなか素晴らしい演奏。ヒリーのテーマとあるが、愛のテーマのことである。フィルム・スタジオ・オーケストラのオリジナル・スコア盤に比べて、曲の長さは2分55秒と短いものの、お洒落でスマートな演奏は、まるでクリス・カーペンター・オーケストラが本当にアメリカのオーケストラのような錯角を覚える
『ジュリア』メイン・タイトル
音楽=ジョルジュ・ドルリュー
この曲をクリス・カーペンター・オーケストラは、どんな演奏を聴かせるか興味津々だったが、オリジナルの旋律を忠実に再現しながらも、ギターやピアノ、ベース、ドラムス等を取り入れ、幾分ポップな仕上がり
『愛と喝采の日々』~チャイコフスキー「白鳥の湖」よりパ・ドゥ・ドゥー
ピエール・モントゥー指揮ロンドン交響楽団
長さの限度は仕方ないものの、4分17秒でフェイド・アウト。超一流のマエストロ、ピエール・モントゥー氏が気の毒になるような収録のされ方
『がんばれ!ベアーズ特訓中』のチャイコフスキー「1812年」のアンタル・ドラディー指揮ミネアポリス交響楽団の演奏も、中途半端なフェイド・アウトだった
クリス・カーペンター氏のプロフィールから
クリス・カーペンターは新進のアレンジャー兼コンダクターである。1937年ニューヨーク生まれの彼は、第二次大戦中にロンドンに渡り、16歳の時に劇場オーケストラのヴァイオリン奏者になり、ついでBBCラジオ・オーケストラのメンバーになった。20代になってからイギリス、フランス、オランダ等のスタジオ・オーケストラのアレンジ、コンダクターをやり、現在、フォノグラムの仕事を中心に活動している。
どうも、文章もおかしな感じがしませんか?