春さんのレアトラ、ニセトラ、レアイージーリスニング三昧

レアなサントラやニセトラ、そしてイージーリスニングをご紹介するブログです✨

『大地震/ザ・ヤクザ』モーリス・ローラン・オーケストラ

2019-04-11 21:59:09 | 日記
『大地震』
 監督=マーク・ロブソン
 音楽=ジョン・ウィリアムス
 出演=チャールトン・へストン、エヴァ・ガードナー、ジョージ・ケネディ、リチャード・ラウンドツリー

『ザ・ヤクザ』
 監督=シドニー・ポラック
 音楽=デイヴ・グルーシン
 出演=ロバート・ミッチャム、高倉健、ブライアン・キース、リチャード・ジョーダン、ジェームス繁田

 さて、ストーリーは割愛して、『大地震』と『ザ・ヤクザ』の豪華カップリングのこのシングル盤。何とモーリス・ローラン・オーケストラが演奏しております。この頃は、モーリス・ローランというフランスのオーケストラリーダーがいるものと、真剣に信じておりました。二曲聴いてみると、『大地震』はシンセとリズムセクションのショボい演奏。しかし、『ザ・ヤクザ』は、ストリングスもしっかり入った、いかにもオーケストラらしい演奏。ここでは、この『ザ・ヤクザ』に焦点をあてます。

 初めてこの演奏を聴いたのは、関光夫氏の映画音楽番組。私はデイヴ・グルーシンがフランスのモーリス・ローランに編曲と指揮を依頼したものと、本気で思い込んでいました。いかにも「和風」の演奏。
 しかし、邦人演奏によるカバー演奏とわかったのは、何年もあとでした。もう一つミシェル・クレマン・オーケストラのも
ありますが、残念ながら、こちらは未聴です。演奏としては、クレマンの方がいいらしいですが。 

 アンサンブル・プチに代表されるショボい演奏は、寿司屋に洋食作ってくれと言ってるようなものです。ちなみにモーリス・ローランは、日本のジャズピアニストの萩原秀樹氏の変名とのこと。

最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (こめへん)
2019-04-11 23:47:56
モーリス・ローラン・オーケストラという同一編曲者&演奏団体でありながら、演奏の質がぜんぜん違うというのは、ニセトラならではの面白さですねw
返信する
Unknown (862831)
2019-04-12 04:36:05
こめへんさん。モーリス・ローランは萩原秀樹とはなっておりますが、恐らく実のところ、一曲一曲のアレンジャーは別の人じゃないかと思うのです。特にアンサンブル・プチやスタンリー・マックスフィールドのような何枚もLP 出してるオケは特に。
返信する
Unknown (ボルナ)
2019-04-12 23:20:28
「ザ・ヤクザ」のテーマは随所で日本風の音調を出そうとした節がありますので、和風の演奏ならぴったりでしょうね。「大地震」の方はテーマもそれ以外の曲もシンセが登場してたり、それっぽい感じの所が結構あったりするので、本格的なオーケストラを使わずにシンセを引っ張り出そうというのも分からないではないです。あ、曲が悪いという意味ではなくて。
といっても、演奏やアレンジの違いが大きいのは曲調の違いを反映したとかではなくて、仰るようにアレンジャーが複数いたからということなのでしょう。
返信する

コメントを投稿