やまっつぁん日記

一応日記メインの高3のブログです。ちなみに小説も書いて載せてます。音楽紹介記事もぼちぼちやってます。

簡単な説明


 えー、ではとりあえずはじめて来た方のために軽い説明をします。
 このブログの内容は主に日記、そしてイラスト、たまに漫画、好きな動画(音楽)、更新するめどの立たない写真付き記事からできております。
 まぁ、好きなカテゴリーを選んで見てってください。
 ちなみにボーニンというのは主に4コマ漫画です。
 一日一名というのは毎日一人ずつ500色の色鉛筆一色一色から新しいキャラを作っていこうという企画になってます。
 それとコメントは大歓迎ですが、不適切だと思われるものは削除しますのでご了承ください。

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便利屋サイコ -10-

2009-08-09 10:35:04 | 便利屋サイコ
「ほら、この印がしてある場所が、工場の場所だ。」
 兄ちゃんは広げた地図の赤い線で囲んであるところを指差す。
 あ、意外とここから近い。
 それに思ったより大きな工場みたいだ。


「これ、何の工場?」
 チャップが兄ちゃんにそう聞いた。
 チャップにしてはいい質問だな。
 確かに何の工場なのかぼくも知らないし、地図にも書いてない。


「あぁ、この工場は魔導人を作っていたんだ。フロラフリミア社のな。だから魔導人ばかりが見張りをしているのかもな。皮肉なもんだ。自分の作った魔導人に娘をさらわれるってのはさ。」
 兄ちゃんはそういって苦笑いした。


「あ、そうそう。工場の中のものはどれも壊してしまってかまわないってさ。」
 兄ちゃんはそういうと、腕時計を見た。
「うぉ、やばい。もうこんな時間だ。オレたちこれから仕事があるからもう行くよ。」
 兄ちゃんはそう言いながら小走りで出口まで行った。
「あ、お嬢さんを救い出したら、ちゃんと家まで送っていくんだぞ!地図に家の場所かいてあるから!クレヴァー!行くぞ!」
 兄ちゃんはそういって出て行った。


「じゃ!レニ!頼んだぜ!」 
 さっき邪魔をしてすっきりしたのかおっちゃんはまた元のような笑顔に戻っている。
 そしておっちゃんも兄ちゃんに続き走り去っていった。


 忙しいみたいだな、おっちゃんと兄ちゃん。
 もう行っちゃったよ。


「よーし!チャップ!久しぶりの仕事だ!早速出発するぞ!」
 ぼくは立ち上がり元気よくそう言った。
 が、さっきまで近くにいたチャップの姿がない。


「ちょっと待ってー。今お弁当作るから~。」
 するとキッチンの方からチャップの声が聞こえた。
「いやいや!遠足じゃないんだぞ!」
 ぼくはキッチンに向かってつっこみを入れる。
「・・・じゃ、おやつは何円まで?」
 チャップはキッチンから顔を出した。
 手にはポテチやらキャンディの袋が握られている。


 ・・・あれはきっとアレスタのへそくりだな。
 アレスタは隠しているつもりで、みんな気づいてないと思っているようだけど、おやつが隠されていることもおやつの隠し場所もみんな知っている。
 たまにほかの人が食べたりするが、バカなので、食べられたことにまず気づかない。


 いやいや!そんなことは関係ない!・・・けどいいな、おやつ。
「じゃ、300円まで。」
 ぼくはついそう言ってしまった。
 恐るべきお菓子パワー!
「バナナはおやつに入る?」
 チャップは定番の質問をしてきた。
 バナナをおやつにしてしまったら、お菓子の量が減ってしまう! 
 というわけで
「バナナはデザートです!」
 デザートには制限はありません!


 いそいそと弁当とおやつ、それからデザートの準備を始めるぼく達であった。

やまっつぁんの過去~家の鍵~

2009-08-09 10:24:05 | 日記
 はい、久しぶりの日記(?)です。
 日記といっても過去のものですけどね。
 というか過去のものくらいしか出てきてませんけどね。
 もうこの際「過去ダイアリー」っていうカテゴリーでも作った方がいいんじゃないかとかも思います。
 もしかしたら、カテゴリーがまた増えるかもね。
 まぁ、そんなことはいいですわ。
 

 私の家は親が仕事で忙しくて、私が学校から帰る時間にはまず家に誰もいなかったんです。
 なので私は小学校の1年生の頃から合鍵をひもで首にかけて持ち歩いていて、もうそれはお守りみたいに感じるくらいでした。
 でも、人間っていうのは忘れる生き物ですよ。
 私も何度か家に鍵を忘れたまま、学校に行ったりしました。 
 今回はそんなときの話です。


 この話も時期は中2、家に鍵を忘れたときのエピソードです。


 その日もいつもと同じように鍵で戸を開けようとしました・・・。
 ありゃ?鍵はいつも首からかけていて、その日もかけたと思っていたのですが。
 おなかのあたりを探ってみると、大きく膨らんだ部分があっただけでした。
 運動しようと思いました。
 肉はあったが鍵はなく。
 いろんなことに軽くショックを受けました。



 そういえば小学生のころも鍵を何回か忘れたことがありましたが、そのときはアパートに住んでいたので隣の人や、同じアパートの知り合いのところに行かせてもらっていたけど、今の学校はいろんなところから学校へ来ていて、同じ学校の人の家が近くにあるとは考えられませんでした。
 それに私は小学6年の夏休みに引越しをしたので、小学校のころの友達の家も近くにありません。


 私が小さいころ鍵を忘れたときはショックで泣いちゃって、近くの人の家に入れてもらったっけ。
 成長したなあとそんなことをぼんやり思い出しました。


 まだ春なので家の窓は開けておらず、外にはどこにも鍵はありません。
 鍵を忘れたらお母さんが帰ってくるまでひたすら待たないといけません。
 ここで5時間で速く学校から帰れるのが裏目に出てしまった・・・!
 そうやって玄関でずっと待っていたら不審に思われそうだし、人目に付くので庭に行くことにしました。


 私は庭に行くと、去年の夏に鍵を忘れてしまったときのことを思い出しました。


 その日は夏休み前で学校から速く帰り、昼ごはんも家で食べることになっていました。
 私は機嫌よく家に帰り、またいつものように鍵を探しました。
 が、腹の辺りには鍵はなく、出っ張った肉の塊があっただけでした。
 夏休みは動かないから太っちゃうんだよなあ。
 と思ったがよくよく考えると1年中私は家ではほとんど動かないじゃぁないか。


 ・・・と、とにかく、昼ごはんどうしようかとかなりあせりました。
 そのときの季節は夏。
 暑いので縁側の戸を開けていたのを思い出しました。
 そこで私は庭に行こうとしてみましたが・・・。


 今まで庭の入り口には壊れかけたぼろぼろの戸が付いていただけで誰でも出入りできたのです。
 それが、いつの間にか誰が変えたのかぼろぼろの戸が新しい頑丈な戸になっていました。
 しかも中から閉める鍵が付いており閉めた人はどうやって庭から出たのだろうかとふと疑問に思いましたね。
 が、そんなことはどうでもいい。


 お母さんは一言も戸を変えたとは言ってないしわざわざ変える必要はなかったので、きっと大家さんとかが直したのでしょう。
 でも誰でも入れるというのは問題だから変える必要はあったかな。
 しかし何でよりによってこんなときに直っているんだ!


 そう思って、どうにか塀を越えられないかチャレンジしましたが、運動神経が悪く、太めで、体育が一番苦手な私に塀なんか越えられるはずがなかった。
 そのときは少し雨が降っていて、人は通りそうにない。


 近くの家の人に電話を貸してもらってお母さんを呼ぼうかな、と思って考えていたらいい考えが浮かんびました。
 自転車を台にすればいいんだ!
 私は塀の横に自転車を設置するとふらつきながらも自転車の上に立ち何とか塀を乗り越えました。
 もし晴れていたら、誰かに見られるのが怖くてできなかったかもしれない・・・。
 本当に雨でよかった!


 そうして私は家の中に入り、一息つくことができました。
 が、うっかりしてました。


 家の中に入って安心して隙ができていたところを見計らったかのように、猫のジルが外へ脱走!
 私は半泣きしながら、外へ出てジルを探しました。


 すると隣の家の庭から私のほうを見ているのを見つけ何とかジルを家に追いたて、急いで戸を閉めました。
 そうしてようやく私は昼食にありつくことができたのでした・・・。


 ・・・そんなことがあったな。
 ちなみに文は長くなりましたが思い出していたのは一瞬だけである。


 そうしてとりあえず私は腰を下ろし、本を読むことにしました。
 その本は家で読むととても面白い本なのですが、状況が状況なのでそわそわしてあんまり面白い感じがしません。
 周りは家に囲まれていてその家の窓から見れば私は丸見えだし、誰かの家の庭の少し汚いところで見知らぬ学生っぽいけど私服の子どもが、荷物を横に置き、本を呼んでいるのだからかなり不審であります。


 庭の横の道からは塀があり庭の中が見にくくなっているし物音も立てていないので、普通は見えませんが、塀に飾りみたいな穴があり、中は微妙に見えてしまいます。
 そのせいか物音や話し声がするといちいちびっくりしてしまいました。
 でもだんだん慣れてきて物音には動じなくなり、これでようやくしっかりと本が読めます。


 そのとき読んでいた本は、映画化されていて映画が面白かったので呼んでみようと思った本でした。
 分かりやすいし、面白く、続きがすぐ読みたくなるような本です(個人の感想です(笑))。
 だがなぜか、図書館には5巻があるのに4巻がありませんでした。
 あと、外国の本なので、日本じゃ友達に言えないようなことも書いてありました。
 あまりお勧めはできないかもしれませんね。
 (後日友達に勧めましたけどね(笑))


 しかしお母さんが帰ってくる予定の時間より早くその本を読み終わってしまったので、次は適当に借りてきた本を読むことにしました。
 ぱっと見た感じでは面白そうだったのだが、なんだか分かりにくいし、あまり私みたいな歳の人(要するに中学生)が読むものではありませんでした。


 わかりにくいと思ったのは、外で読んでいて誰かに気づかれたりしないかとか、トイレに行きたくて気が散っていたからかもしれませんけど。
 家に帰ったらすぐトイレに直行するのが日課なのに鍵を忘れたせいでトイレに行けずそのときはかなり困っていました。
 あんまり動いたら出ちゃいそうなのでお母さんが帰ってくる時間のぎりぎりまで玄関に行かないことにしました。


 玄関に行くというのは、玄関から庭は見えないし、玄関からの音も庭まではあまり届かないし、お母さんが帰ってきても縁側に行くことはまずないし、庭で発見されるのはかなり恥ずかしいし気まずいので帰ってくると思われる時間になったら玄関に行くことにしてました。
 それに玄関にずっと立っていたら不審なのでできるだけ玄関に行ってからすぐ家に入りたかったんです。


 こうして本を読んでいるうちに時間が来たので私は玄関に行き、お母さんが帰ってくるのを待ちました。
 するといきなり、誰もいないはずの家の台所の窓が開きました。
 びっくりしましたが、すぐにお母さんがすでに帰ってきていたのだと分かりお母さんに開けてくれと頼みました。
 いつもの私だったらびっくりして固まってしまっても仕方がなかったのですが、奇跡的に固まらずにすみました。


 こうして無事家に入ることができた私はお母さんにいつ帰ってきたのか聞くと、さっき帰ってきたばかりだとのことです。
 もし私の出てきたタイミングがもう少し遅かったらお母さんが帰ってきていることに気が付かず、ずっと外で帰ってくるはずのないお母さんを待ち続ける羽目になっていたかもしれません・・・。