Air overture 独言

日記と写真、自作の物語、絵など。
生活にて想像ないし妄想が止まりません。

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ゆきやこんこ

2015年02月09日 | 「あるじ様と俺」シリーズ
ほら 雪が降る刹那
張りつめて息が止まるほど
何も聞こえない耳に刺さる
きっと誰にも届きはしない
痛いくらいの この胸の音



久しぶりに衝動のまま書こうと思って、憂さ晴らしのように赤油性ペンを使ったら、下敷きへの滲み方が半端じゃなかったです。
物事は計画的に。
住んでる地方は一瞬吹雪きましたが、別にこんこんと降ってないです。積もるくらい雪が降ったら、休日限定でテンション上がります。
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年明けた

2015年01月01日 | Weblog
明けましておめでとうございます。リエです。
年の暮れに気管支炎発症しました。病院行きたくないなーと思ったんですが、深夜から明け方まで咳が止まらなかったので、さすがにまずいと思って診察行ったら、案の定人が多くて診察えらい時間かかりました。まあ仕方ないです。
止まらなかったときは本当に嘔気するまで咳き込んだので、冗句抜きで三途の川渡るんじゃないかと思いました。
学校はじまるまでには治したいです。


今年の年賀状はこれにしようと思って描いたのですが、家族から全力で止められました。だめですかそうですか。
年明け早々から半裸の羊男。「半」と「羊」ってよく似てますね。
しょうがないので友人には別のデザインで新年の挨拶とさせていただき、テロ産物はここに上げておきます。
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或る日 -someday-

2014年08月10日 | 「あるじ様と俺」シリーズ
 仕事から帰ると主様が泣いていた。
 拾ってきた雀の子が死んでしまったという。
 くしゃくしゃと丸められた卸したての白布には、翼を力無く開いた、薄茶色の小さく柔らかな体が乗せられていた。まだ温もりの残る亡骸を前にして、膝を抱えて頭を埋めている。大泣きはしない。主様はこうやって声を殺して泣く。
 主様は鳥獣に懐かれやすいお人だ。だから本人も彼らが好きで、拾ってくることに対して抵抗を覚えていない。
 弔う準備を無言の内に進める。主様もそれを察して、けれど俯いたまま言葉も無かった。ずっとこのまま、冷たい空気に晒すわけにもいかないと思っているのだろう。
 大きな黒瞳の周りは真っ赤に焼けて、それでもその暖かな黒金色からこぼれる涙は止まらない。拭った袖の袂に、そのまま顔を埋める。
「どうして死んだんだ?」
 子供特有に澄んだ声は、混じるしゃくりでつっかえていた。
 簡素に編んだ竹籠に、適度な大きさに裁断した布にくるんだ遺骸を入れる。手の内には、折れそうなほど脆く薄い骨格の感触が残った。
「野の獣は養えないよ。雛は特に、とても脆いから」
「でも、ちゃんと餌も水もやったのに」
「巣から落ちた時に体のどこか、壊したのかもしれない。そもそも、駄目だよ。鳥とか拾ってくるのは」
 同じく竹で編んだ蓋を閉める。あとは、土の中に深く埋めてやるだけ。浅くては獣が掘り返してしまう。
「でも、」
「何?」
「でも、じゃないと、拾わないと、犬に食べられそうだった」
 掴む袖を握りしめて、主様は答えた。
「拾ってきちゃ駄目だって、何で? 俺が拾わなかったら、食べられた。死んじゃったかもしれないのに、俺が”みごろし”にしてしまったことになるかもしれないのに、拾ってきたら駄目なの?」
 体勢はさっきと同じだった。小さな体をさらに小さく丸めて、肩まで硬く抱きしめている。
 少し考えて、竹籠を片腕に抱える。少し離れた場所の主様に、両膝を寄せた。
「主様、生きるためにご飯を食べているのは、主様も同じ。食べなければ死んじゃうね。生きるためにお魚を捕って食べることは、主様にとって当たり前のことだから、主様も”魚が勝手に死んだ”とは、言わないよね?」
 主様は野菜と魚が好きだ。でも植物も魚類も、皆生きているものを捕って食べている。
 生きているものが生きているものを食べること。それは、とても自然な成り行きだ。けれど人が、人に対してだけ、それを「殺した」と言わないのは何故。
 返事はない。だから、届くように言い聞かせる。
「ねえ、主様。その時、その犬はこの子を食べなければ死んじゃったかもしれないね」
 反応はなく、言葉を続ける。
「この子を助けてしまったから、他の鳥が犬に食べられてしまったかもしれないね。その鳥にもし子供たちがいたら、きっとその子たちは、お腹が空いて空いて死んでしまったかもしれないよ」
 微かに跳ねた背中に、そっと手を当てる。
「それなのに、あなたは”勝手に死んだ”とその子達に言うの?」
 はた、と。
 主様は顔を上げた。見開いた瞳で、隣を向く。自分は迷うような、驚くような、情けないような彼の面立ちを、逸らさずに見つめた。
 やがて、主様は唇を噛みながら、力無く首を横に振った。その拍子に新しい滴がこぼれて、つぎつぎと畳に落ちる。
「ううん」泣いた声は、か細く震えていても芯を失わなかった。「言わない」
「言わない?」
「言わない。勝手に死んだんじゃない」
 頬へ顎へと流れる滴を、静かに指先で拭ってやる。
 どんな関わりの形であれ、命は何処かに繋がる。変えようもないそれを知って、静かに泣き続ける主様に、そっと微笑みかけた。
「そう。―――じゃあ、行こうか」

 山の中、大きな榎木のすぐ近くに竹籠を埋める。
 柔らかな土を被せた上に、主様はきれいに丸く磨かれた石を乗せた。流れる水で削られて、角の取れた滑らかな砂石だった。
 両手を合わせた主様は、しばらく簡素な墓を眺めて、それから名残を断ち切るように、真っ直ぐ立ち上がる。
「ねえ」
「何?」
「朝餉とか、夕餉の時に、いただきますって、言うの」
「うん」
「あれって、”いのちをいただきます”って、意味だって前に言ってたよな」
「そうだよ」
 主様の左手が、自分の右手を包む。同じくらいの大きさの手のひらは、自分より遙かに温かくて心地よい。
 あの雀の子は、この手のひらの中で死んだのだろうか。柔らかな肌と、包むような温もり。不謹慎ではあるけれど、少し羨ましかった。自分は、きっとこの中では死ねない。
 黒金色の瞳が、透き通った玻璃のような光を返して持ち上がる。
「俺、言うよ」
「何を?」
「いただきますって言うの。忘れない」
 少し低い目線が、必死に見上げてくる。
 縋るような、その誓いの言葉に、頬が綻ぶのを隠せなかった。
「そうだね。言うの、忘れないでね」
「うん」
 頷く主様の手に、力が籠もる。握り返して、並んで山を下った。
 この後も、主様は獣を拾うかもしれない。屋敷に連れて帰ってしまうかもしれない。それでも、その直前に少しでも自分の言葉を思い出してくれるなら、それで良い。死んでしまうことや殺すことに対して、何も考えず諦めてしまうよりずっと良い。彼が抱く罪悪感も覚悟も、決して無駄なものではないだろうから。
 日の光は茜色を透明に帯びて、深い緑の梢に薄い紗をかけてゆく。等しく二人の体にも、そして丸石の墓標にも。
 黄金とも緋ともつかない空から続いて、天鵞絨のように厚みのある瑠璃と紺藍がそぞろに世界を包み始めた。まるで見えない手で数えきれないほど散らかした青白い光が、寂しいほど穏やかに、大空の天蓋を少しずつ作り直してゆく。
 もうそろそろ夕餉の刻だ。

――――

 あるじ様は基本的に無邪気ですが、しのびが一生懸命色々教えているので教養はあります。
 その発展途上のとある一日。楽しければ笑うし、嬉しければ喜ぶ。悲しければ泣く。怒りもすれば不貞腐れる。
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台風が来た!

2014年08月09日 | Weblog
地元にしては珍しく暴風圏に入るかもしれません。
でも数十分前まで虫の音も風の音も無く、気持ち悪いくらい静かでした。いまようやっと雨が降り出したところです。
玄関から風が吹き込むと、何だか嵐の予感がしました。

夏休みバイトは来週までです。
溜まったお金は趣味に費やしたいところですがそんな時間があるのか不明です。再来月のテストの数がおかしいです。一か月に詰め込む量じゃない。
そんで来年再来年のことを考えると頭痛がします。というか今熱があるのか、昼の頃から、脳みそから眼球まで真綿で包んで海に浮かべたみたいにふわふわしています。頭蓋の感覚がないです。
で、さっそく測ってみたんですが、そうでもなく平熱でした。
何なんだろう…食べて寝たら治るかな。倒れるのは嫌です。

体温計を取り出した時に、いろいろ物品が見えて技術練習をしなければいけない義務感に駆られました。
やらねばならないことが多い夏休みです。ちくしょう。

台風の様子が気になるので、ちょっと雨戸閉めてきます。
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怖くない

2014年08月09日 | 「あるじ様と俺」シリーズ
もう大丈夫
怖くないよ
怖いものはいないよ


カラー+鉛筆線だと限界まで色を濃くしないと余計な文字面写って大変面倒なことになるのですが、調整したら調整したで色んなものが消えていく悩み。肌の色とか真白に戻ります全く。
カラーで碧い目の時とか白黒で白い眼の時は、大体カチキレてどたばたした時の最中か直後です。
手に血液が付着したらよく洗いましょう。


以下、すごく簡単な人物紹介です。
そんなに多くもない情報をまとめ切れていないので、機会があればまた描き直して上げ直します。


あるじ様。
ちょっと縁起の悪い幼名を付けられた男の子。
ちょっと前まで有事以外は家の人によって部屋の中に閉じ込められていた。でも抜け出す。
未来とか過去とかよく分からないけど何でも見通す眼を持つ。何でも壊すことが得意。


しのび。
あるじ様に仕える。性別はなんだかよくわからない。ついてなかったりついていたりする。
何でもするし何でもできる。とても脚が速くて戦いに強い。
時々翼が生えて空を飛ぶ。翼がなくても空を飛ぶ。
親バカのようにあるじバカ。あるじ様に危害が及ぶと時々周囲が跡形もなくなる。


「あるじ様と俺」シリーズは、そんな子たちで構成されています。
でもこの二人以外描いてないです。あと御遺体くらい。
また情報を整理出来たら、名前とか細かいところ追加していこうと思います。
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