で、おかんたちにつきあって熊の店、そしてレストランに並んでいる間に日が暮れました。
ちなみにレストランはおかんがわがままを言い、仕方なくおかんに付き合って行ったらとんでもない店に連れて行かれました。
いや、別に大人からしたらとんでもないことはないんですけど、庶民の痩せこけた舌の持ち主である私には敷居が高すぎて理解が出来ませんでした。
メニューに書いてある単語のほとんどが理解できない。
全部メニューは千円越え。
よっぽどか私はファミレスの方が楽しめましたね。
マグロ?アボガド?美味しさがわからない。
最後にでてきた紅茶に砂糖をどっぷり入れて飲んだのが一番美味しかったです。
こういう分かりやすいお味が好きよ、あたい。
しかしこういう夕暮れの中の町並みというのもまたいいものですなぁ。
ものすごいいい感じの雰囲気をむんむんと醸し出してますぜ。
ま、相変わらず人はえらい多いんですけどね。
行きかう人たちは買い物袋、熊、被り物、どこからどう見てもでずにーにいる格好をしています。
私くらいですか、買い物袋も売っていた物も何も持たず、雰囲気が微塵も感じられないのは。
どうせ、あたしゃ空気読めないよ。
さっき行ったレストランで盛大な溜息ついて険悪な雰囲気にもしちゃったよ、へっ!
俺は肉が食いたかったんだよ!庶民派なんだよ!
歩きながら写真を撮っているからか、画像がぐにゃーんとゆがんでますな。
まぁ、ぶれぶれの何写ってるかわからん写真よりかいいでしょう。
そんな写真も大量に撮れ、電子の藻屑と消えましたからね。
ちょっともうこれ、某小説のあの町並みはこのイメージにしちゃっていいかな?!
雰囲気が!後日見ても雰囲気が!
これ参考になにやら書いてみようかしらん。
いいね、港町。
そして入り口に帰ってきた。
しかしまだ帰る時間ではないぞ?
俺達はこれからだ。
今までのはまだ序章に過ぎんのさ。
これから楽しくなるのさ!!
強がりなんかじゃないさ!
……ぐすっ、肉……。
目から鼻水が出てきたのをぬぐいつつ、寄ってみました。
日本が回ってくるまで待ってやろうかとか思いましたが、回転スピードが非常にゆったりしていたため諦める。
適当なところで家族写真を撮って、お土産の買い物へ。
ぼやーん、とまぁ、見づらい写真ではありますが、この建物はショップであります。
ここは別に誰も並んでません。
ちなみにこの店に入る前にもいくつかショップを回ってます。
熊、数本まとめて入っている安っぽいボールペン、服、食い物、キーホルダー……。
どこの店にも似たようなものしか並んでいません。
さらには最初来たときあんなにも並んだ熊の店にあった商品が、行列がなんら出来てない店にも普通に陳列されています。
ふざけんなよぉぉぉぉ!
俺の時間とテンションを返せぇぇぇぇ!!
あぁ、たそがれるぜ。
山よぅ、俺って何しに来たの?
並ばなくてもいい行列に並びに来たの?
空には三日月が浮かんでおります。
しかし海の真ん中にクレーンが突っ立っていて雰囲気台無しです。
隠しとけゴルァ。
仕方ないのでクレーンが写らないよう斜めってパシャり。
もう夜ですか。
列に並んで一日終わりですか。
今日やったことといえば友人に借りたゲームを少し進めたくらいですよ。
店の外観2。
さっき撮った店の写真と同じ建物です。
違う建物に見えて、その中って繋がってたりしますよね。
くじらの中に入ったはずなのに気づいたら洞窟から抜け出たりしますからね。
別アングル。
建物内の人のぎゅうぎゅう加減が分かりますか。
大盛況ですよ、ほんとに。
雨の日とかに来てみたいですね。
前雨の日にいった事があるんです。
まぁ、その時行ったのはランドの方ですが、それはもう予想以上に空いてましたよ。
よかったなぁ、その時は。
まぁ、雨に濡れてか、雨関係ないのか分かりませんけど、私が唯一持っていたサンダルがその時壊れましたけどね。
まさかでずにーに来て、スニーカーを買うことになるとは。
ちなみにそのスニーカー今も愛用中です。
これ待ち受けにしてもいいくらいの写真じゃないすか。
まぁ私の待ち受けは学校の教室と彼岸花を背景に赤い服着た女の子が泣いてるっていうなんか文で現すとすごい画像ですけどね。
中村佑介さんの(アジカンのCDジャケットイラスト、四畳半の小説カバーイラスト、四畳半のアニメのキャラデザ等やっている人です)イラストです。
私の携帯赤いんでこれが結構合うんですよ。
すっかり夜です。
さっきまで夕暮れモードだったのにねぇ。
おかげさまで写真がうまく取れません。
ショップの脇。
というかショップでた先で待ってるって言ってたはずのおかんが消えました。
探してこいって?ったくめんどくせーなぁ。
ぼんやり探しつつ、写真を撮ってみる。
しかし見つからないなぁ、おかしいな。
まぁ、帰る先は分かってるんで、別に見つからんでもええけどね。
ショップ外観3。
おかんが見当たらない。
おかん店先で待ってるっていったのになーとかって叔母に言うと、いないじゃん、親もいい加減ならあんたもいい加減だな、と言われました。
俺別にいい加減じゃないっすよ、確かにおかんそう言ってたんっすよ。
しかし、俺は記憶に自信がない。
なぜならいつも気を抜いて生きているからだ。
いつか車に轢かれて死ぬんじゃねぇかと言われます。
ショップ外観4。
タイムロスである。
まだ行っていないところがわんさとあるのに何で私はこの店の外観ばかり撮っているのか。
それはおかんがいなくなったからだ。
電話にもでりゃしない。
くそぅ、トイレか?
私は疲れた足を引きづり夜の街を徘徊する。
それはさながら死霊のようであった。
とはいいすぎである。
どこに白いボンレスハム的な上着(ダウンジャケット)着てさまよう死霊がいるかよ。
季節感たっぷりじゃんよ、おい。
おかんが見つかった。
私はしっかり中を見たつもりであったが、さっきまで散々外観ばかり撮っていた店の中におかんはいたらしい。
なんか出口脇にいい物があってさっきまでレジに並んでいたとか。
俺はちゃんとレジの列も見たはずなんだがなぁ。
しかし、結果見つけられなかったわけで、私はボケ子どもとして親たちに認識された。
えぇい、ちきしょう!
ようやく私たち一行は移動を再会した。
人の少ない建物と建物の間の薄暗い道を行く。
生活観が感じられない。
やっぱつくりものやんな、しゃーないわな。
ここを夢の世界の住人さながらのルックスの人が通りかかりでもしたら私はあっちの世界から帰ってこられないんじゃなかろうか。
しかしここには日本人しかいやあしないぜ、へっ。
いたとしておかんの足を踏んでった中国か韓国辺りの人だけさ。
もっと踏んでやってもいいぞ、と心の中でぼやっと思うおいらである。
建物の中に明かりはついているけれどもあの中には一体何があるんだろうか。
誰も住んでいないわけであるしなぁ。
道具とか商品のストックとか休憩所とかだろうかなぁ。
歩きながらシャッターを押してみる戦法が使えなくなってきた。
くそう!俺はリトルマーメイドのあの辺の海の世界的なのを取りたかったのに!
並ばんでもいいところで並んで時間とられてやりたい事ができんじゃないか!
しかし、裏通りは人気が少ないなぁ。
まぁ、アトラクションの入り口もショップの入り口もないし、トイレすらないもんな。
夜景である。
もう一枚設定を変えて撮ってみた夜景である。
叔母は言った。
肉眼で見ているような映像をカメラで撮る事はできないんだ、と。
おかんは言った。
だからちゃんと目に焼き付けておきなさい、と。
俺的にこの風景よりさっきのショップの方が……(しつこい)
どこぞのアトラクションか何かの入り口だったような。
この写真のように俺の記憶もぼやけているぜ。
まるでモンスターのような街灯である。
リトルマーメイドのところのそれである。
トリトンが隠れて見えない。
もっとちゃんと撮りたいのにこういうときに限っておかんたちはせかせかと進んでいく。
さっきあんなにおんなじところばっかし撮らせやがってよぅ!
俺はここメインに撮りたかったってのによぅ!
そういうわけで、薄暗いこともありうまく写真は撮れず、開けたところに出てとりあえずシャッターを押したものの、こんなことに。
まぁこれはこれで趣があるよな、な?
わかめみたいのが生えている。
というかこのほかにもっと撮るべきものがあっただろうに。
わかめよりもインパクトがある物がもっと沢山あっただろうに。
ここもここで人が大変多い。
雰囲気もへったくれもねぇ。
写真を止まって撮ろうにもおかんたちがどんどん人ごみにまぎれて消えていく。
くそう、迷子はいやだい!
喜んでみんなくじらの中に入って行きます。
みんな食われちまえ。
俺も食われちまう。
くじらの中を進んでいき、たどり着いた出口はここでした。
くじらよ、何処?
場所は変わってアラビアンなところへ。
結局2階建てメリーゴーランドとかには乗りませんでしたね。
乗ったのはシンドバッドですね。
たぶんパーク内で一番ゆるいアトラクションです。
イッツ ア スモール ワールド(カタカナで書くとダサいな……)的な雰囲気です。
それがもっと地味になったような感じか。
あらびあーん。
俺的には海っぽいのが好きだけどね、乾燥してるよりか。
さっきの写真寄って見るとこんな感じ。
きしょいと思うかおもろいと思うかはあなたの感性しだい。
それ以外の感想を持ったアナタは個性的よ!
場所変わって……ここどこ?
分かりませんがクリスタルみてテンション上がった私です。
これも一応ツリーをイメージした飾りらしい。
魔法陣的な!
子どもの影が入っちまいましたが、こういう光がいくつか地面に映ってくるくるしてました。
ちょっと呪文を唱えて見たい気分になりました。
何を唱えよう?
ビビデバビデブー?
アブラカタブラ?
あえてのラミパスラミパスルルルルルー?
いや、ここはミヌツコリエで始まる呪文を……(ミヌツコリエから始まる呪文は某小説より)
ここにもツリーをイメージしたという飾りが。
こんな形してたらなんでもツリーか、てめぇら。
そんなこんなで暗くてうまく写真が取れなくなりましたので、ぐぐっと時間は進みます。 アラビアンなところから出た辺りでおかんと別れ、私は叔母、そして祖父と一緒に行動しました。
で、いくつかのアトラクションに乗り(シンドバッドを始めとする比較的ゆるいもの。大体どれも地味なやつ)、本当ならホテルに帰ってカップ麺をすする予定だったところを、心優しいおばが肉を食おうと提案し、レストランへ。
疲れた足でどうにか踏ん張り、一番お高いステーキ(といってもセット価格なので一品の値段は関係なかったんだけれども)を注文し、サラダ、ジュース、デザートと豪華な食事。
……のはずが、肉が非常に硬かった。
今日は食に恵まれない日であった。
そういうわけで、飯食って食べ物のお土産を最後に買って、雪だるまミッキーとかの前で記念撮影。
出口へ。
グッバイ、でずにー。
今度はランドに行きたいな。
ホテルにて。
こんな写真載せるべきではないのは重々承知の上でありますが、しかし、ひどいことですぞ、これは。
片足(右側)の親指が水死体のようになっていますぞ!
いや、ずっとそっちの足の親指の調子が辺だな、まめでもできたかな、と心配していたんですが、まさかこんなことになっていようとは。
いや、おかんに汚いスニーカーは止めろって言われて渋々昔買ったブーツ(サイズは問題なし)を履いてみればこの有様ですよ。
靴下の先がぐっちょりですよ、気持ち悪い。
でまぁ、締めが私の足というのは非常に気持ち悪いですから、最後にホテルからの夜景を一枚。
特にぱっとしない光景ですな。
ちなみに次の日はメインの人形のイベントへと赴きましたが、欠片も興味がないのと、子どもらしいなんとなく反抗的な気分がものすごくしたので、会場に入って椅子に座った後、帰るまで一度も席を立ちませんでした。
イベント会場はちらりとも見に行きませんでした。
しかし今度かっこいい人形があったらおいらも仲間入りを……いやいや!
いかんぞ、あの世界に入り込んだが最後、出てこられなくなってしまう!
あんな高い趣味は持つべきではない!
ともかく、あんまりいい思い出がないままに旅行は終わったのです。
やっぱりいとことかも一緒に、普通の家族旅行に行きたいです。
……できればおかん抜きで。