◆欧州プロゴルフツアー スコティッシュオープン第3日(10日、英ロックローモンドGC=7149ヤード、パー71) 石川遼(18)=パナソニック=は2バーディー、3ボギーの72とスコアを伸ばせず、通算3オーバーで首位から18打差の55位に後退した。次週の全英オープン(15?18日、セントアンドリュース・オールドコース)に向け、最終日の巻き返しを誓った。エドゥアルド・モリナリ(イタリア)が15アンダーで首位となった。
上空をどんよりと覆い続けた厚い雲のように、石川の表情に晴れ間はほとんど見られなかった。17番で1・5メートルのパーパットがカップに蹴られると、最終18番も1メートルを外し連続ボギー締め。スコアを伸ばせる絶好のコンディションでチャージをかけられず「調子が良かっただけにオーバーパーは残念です」と悔しそうに振り返った。
2日目に不調だったショートパットは、ヘッドアップとインパクトで体が浮くクセの修正を試みたが、完全に復調はしていない。しかし逆風やリカバリーショットでは手応えも得た。左に湖のある18番できっちりフェアウエーに置き、7番では木の枝の下を5アイアンで低く脱出。「いいショットだった。最近は大きなオーバーやショートがなくなってきましたね」。残り159ヤードからフェアウエーを転がし2オンに成功すると、本場スコットランドのギャラリーからどよめきが起こった。
9日のホールアウト後には、初めてホテルのプールでトレーニングを行った。股(こ)関節や体幹などを中心に約30分間、体を動かした。「水の抵抗で負荷がかかるので、いいトレーニングになります。気持ちのリフレッシュも兼ねていますね」と仲田健トレーナー。日本では超有名人で大騒ぎになってしまうためプールは使えないが、外国ならではの“メリット”を生かして地道にレベルアップを図っている。
首位とは大きく離れたが、最終日は「初日が始まるつもりでプレーしたい。その日のベストスコアを狙います」と気持ちは折れていない。全英前最後の実戦は、1ホールたりとも無駄にするつもりはない。
(スポーツ報知)
上空をどんよりと覆い続けた厚い雲のように、石川の表情に晴れ間はほとんど見られなかった。17番で1・5メートルのパーパットがカップに蹴られると、最終18番も1メートルを外し連続ボギー締め。スコアを伸ばせる絶好のコンディションでチャージをかけられず「調子が良かっただけにオーバーパーは残念です」と悔しそうに振り返った。
2日目に不調だったショートパットは、ヘッドアップとインパクトで体が浮くクセの修正を試みたが、完全に復調はしていない。しかし逆風やリカバリーショットでは手応えも得た。左に湖のある18番できっちりフェアウエーに置き、7番では木の枝の下を5アイアンで低く脱出。「いいショットだった。最近は大きなオーバーやショートがなくなってきましたね」。残り159ヤードからフェアウエーを転がし2オンに成功すると、本場スコットランドのギャラリーからどよめきが起こった。
9日のホールアウト後には、初めてホテルのプールでトレーニングを行った。股(こ)関節や体幹などを中心に約30分間、体を動かした。「水の抵抗で負荷がかかるので、いいトレーニングになります。気持ちのリフレッシュも兼ねていますね」と仲田健トレーナー。日本では超有名人で大騒ぎになってしまうためプールは使えないが、外国ならではの“メリット”を生かして地道にレベルアップを図っている。
首位とは大きく離れたが、最終日は「初日が始まるつもりでプレーしたい。その日のベストスコアを狙います」と気持ちは折れていない。全英前最後の実戦は、1ホールたりとも無駄にするつもりはない。
(スポーツ報知)