日本ゴルフツアー機構(JGTO)は7日、東京都内のホテルで2009年度の表彰式を行い、最終戦で史上最年少の賞金王を獲得した石川遼(18)が最優秀選手賞に選ばれた。また、実質プロ2年目で賞金ランク2位につけた池田勇太(23)が最優秀新人賞を受賞した。今季の男子ツアーを沸かせた2人は部門別ランキングでも上位に名を連ね、今後の活躍への期待は募るばかりだ。(松本恵司)
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今季4勝し、賞金総額1億8352万4051円を稼いだ石川は最優秀選手賞、賞金ランキング賞のほかに、総合的に最も優れた選手に贈られるUnisysポイントランキング賞など18部門のうち9部門を受賞。2003年に賞金王を獲得した伊沢利光の8冠を上回り、過去最高タイトル数を手にした。「この1年で素晴らしい経験ができ、その一つ一つに刺激を得た」と石川。池田は「遼が昨年(新人賞を)取って、今年ボクが取るのは(年齢の)順番的におかしい」と笑いを誘い、「親とゴルフを教えてくれた祖父に一番感謝したい」と述べた。
部門別ランキングでも、石川は平均ストロークが69・93でトップとなり、前年の16位からアップ。平均パット数、こだわっていたバーディー率でも1位を記録した。ショットの安定性を示すパーセーブ率は前年の45位から15位に上昇した。海外試合を経験し、世界トップ選手の技を見本に成長したことがうかがえるが、「まだまだの点はたくさんあると思う」と常に成長を口にする石川らしさをのぞかせた。最も練習し、その成果を期待したドライバーについては、平均飛距離が前年より2ヤード伸びて292・37ヤードで9位。来年は「1ヤードでも伸ばせていければ」とさらなる練習を誓う。
一方の池田も平均ストローク2位、平均パット数3位など多くの部門で上位にランクされた。「後半に体調を崩したが、これだけいいゴルフができていたと改めて感じている」と自らを評価。来年に向け「日々精進し、スケールの大きい池田勇太になりたい」とさらなる成長を期した。
(産経新聞)
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今季4勝し、賞金総額1億8352万4051円を稼いだ石川は最優秀選手賞、賞金ランキング賞のほかに、総合的に最も優れた選手に贈られるUnisysポイントランキング賞など18部門のうち9部門を受賞。2003年に賞金王を獲得した伊沢利光の8冠を上回り、過去最高タイトル数を手にした。「この1年で素晴らしい経験ができ、その一つ一つに刺激を得た」と石川。池田は「遼が昨年(新人賞を)取って、今年ボクが取るのは(年齢の)順番的におかしい」と笑いを誘い、「親とゴルフを教えてくれた祖父に一番感謝したい」と述べた。
部門別ランキングでも、石川は平均ストロークが69・93でトップとなり、前年の16位からアップ。平均パット数、こだわっていたバーディー率でも1位を記録した。ショットの安定性を示すパーセーブ率は前年の45位から15位に上昇した。海外試合を経験し、世界トップ選手の技を見本に成長したことがうかがえるが、「まだまだの点はたくさんあると思う」と常に成長を口にする石川らしさをのぞかせた。最も練習し、その成果を期待したドライバーについては、平均飛距離が前年より2ヤード伸びて292・37ヤードで9位。来年は「1ヤードでも伸ばせていければ」とさらなる練習を誓う。
一方の池田も平均ストローク2位、平均パット数3位など多くの部門で上位にランクされた。「後半に体調を崩したが、これだけいいゴルフができていたと改めて感じている」と自らを評価。来年に向け「日々精進し、スケールの大きい池田勇太になりたい」とさらなる成長を期した。
(産経新聞)