日々“RYO”好

ちーばの“RYO”さんは日々“ゴルフ命”に情熱を燃やす!
遼クンに負けじと、“58”を目指し日夜奮闘する挑戦ブログ!

賞金レースを争う2人は……

2009年12月05日 | Ryo log
この日2日目は、池田勇太に笑顔が戻った。なんといっても17番だった。5番アイアンで打った229ヤードの第2打を、4メートル半につけてイーグルトライだ。

下りフックをねじ込んで、万歳ポーズで弾け飛ぶ。

約2455万円の大差は、唯一勝つことだけが逆転賞金王の条件だ。
しかし、前日初日は強い風雨と寒さに水を差された。
満身創痍の状態では見せ場もないまま、石川遼と揃って最下位のスタートに、笑みも消えた。

それだけに「いやまあ、今日はなんかとりあえず、イーグル取ったからヨシとしようと」。
まして、ティショットもセカンドも、イーグルパットも「3打とも、完璧に打てたから」。
その余韻のままに難しい最終18番でも、グリーンを外してラフのくぼみに転がり込んだアプローチも絶妙な寄せで、切り抜けられた。
「良い流れを作って終われた」。
その手応えに、この日の青空のように気持ちも晴れた。

「今日もこれから18ホール回れる身体に調整して、夜は“おやすみ3秒”だ」。
治療と十分な睡眠で、また気持ち新たにコースに立つ。
順位を上げたとはいえ、首位と10打差は厳しい状況と言わざるを得ないが「何が起きるか分からないから。そういう気持ちでやるしかない」と、力をこめた。

対する石川遼は、この日も最下位から抜け出せなかった。人一倍ファンを大切にする18歳は、いよいよこれが今季最終戦というのに大勢のギャラリーの前で、いつものあの胸のすくようなゴルフがまだ披露出来ていない。
賞金王争いというよりは、「そのことが、いまほとんど頭の中を占めていて。悔しくてしょうがない」。

この2日間を振り返るにつけ、「やっぱり初日のプレーが痛すぎる。スタートした順位が順位だったので……」。
だからこそ、2日目のアンダーパーは絶対条件だったのだが依然としてティショットに「安定感はまだまだなく」。それをカバーするアプローチも、冴えがない。
グリーン上では、3パットが2回。
1番で1メートルや、17番で手前から2メートルなど絶好のチャンスも外して這い上がれない。

「最下位のまま終わるのは誰でも嫌です。でも、嫌といったら実際に最終日に最下位になった方に申し訳ないので」といつも気配りの18歳は、独特の言い回しで笑わせたが、いよいよ今年も残り2日でそんな悠長なことも言っていられなくなった。

問題は、部門別ランキングだ。
額賀辰徳とトップタイで並ぶイーグル率賞は、とにかくイーグルをひとつでも取らなければ夢と消える。
そして単独1位の平均ストローク賞は、同2位の池田がいま、1打差まで迫っている。
賞金王を含む6つの栄冠に輝くためにも、ここが踏ん張りどころだ。

この日も、ホールアウト後に練習場に直行した石川は「とにかく、ベストを尽くして最終日の18番こそ堂々と上がって来られるように……。どんなに悪くても、最後までついて歩いてくださる方のためにも、魅力のあるプレーで最後まで注目されて終わりたい」。

無事、史上最年少の賞金王についたとしても、このままでは終われない。
(JGTO)

遼、初の最下位最下位「初日からやり直したい」…日本シリーズJTカップ

2009年12月05日 | Ryo log
 ◆男子プロゴルフツアー最終戦 報知新聞社主催日本シリーズJTカップ第2日(4日、東京よみうりCC、7016ヤード=パー70) 自身初の最下位発進となった石川遼(18)=パナソニック=は、2バーディー、4ボギーの72とスコアを落とし、通算10オーバーとして、またしても最下位を抜け出せなかった。同じく26位で出た池田勇太(23)=フリー=は、1バーディー、2ボギー、1イーグルの69で通算7オーバーの22位となった。今季初勝利を狙う近藤共弘(32)=フリー=が2イーグルを含む67をマークし、通算2アンダーとして首位に1打差の2位につけた。

 素直な思いだった。「悔しくてしようがない。初日からやり直したい」。不可能なことは分かっている。しかし、石川は苦しみの詰まった胸の内をさらけ出した。

 初日に大きく出遅れ、自身初の最下位発進となった第2日。出だしの1、2番で3メートル弱のバーディーチャンスを逃しながらも、4番で6メートルを沈め、6番パー5では第3打のアプローチを1メートルに寄せてバーディーを先行させた。

 しかし、3パットとした9番から悪夢の3連続ボギー。グリーンを攻略できず後退した。流れをつかめない石川を象徴したのが17番。大会前に「イーグルを狙いたい」としていたパー5。第1打でフェアウエーをとらえ、残りは175ヤード。しかし、8アイアンでピンを狙った第2打は「思い切って打てなかった」とグリーンに届かず手前の花道へ。アプローチも寄らず、絶好のイーグルチャンスが“パー”。ため息がもれた。

 この日は前日の雨天がうそのような快晴。史上最年少賞金王の座をかけた対決を一目見ようと、記録の残る1994年以降、予選ラウンドでは大会最多となる7227人のギャラリーが集結した。それでも、石川の表情は最後まで曇りがちだった。

 約2455万円差で賞金ランキング2位につける池田が、優勝できなければ、石川は賞金王の座につく。同じ最下位で出た池田も、スコアを1つ伸ばしただけで首位とは10打差となり、その瞬間は秒読み段階に入った。だが、そんなことは頭にない。「いい時に比べてボールのサイドスピン(横回転のスピン)が多く、フックになる」と悔やみ、ラウンド後は2日連続で打撃練習場に直行。ドライバーを中心に100球を打ち込んだ。

 「18番グリーンに堂々と上がってこられるように、最後まで注目されて終わりたい」。まだ、折り返し地点。今年最後に訪れた試練も乗り越えてみせる。

 ◆賞金王の行方 可能性を残すのは石川と池田だけ。石川は池田の優勝以外は賞金王となる。また石川は、優勝なら01年伊澤利光(2億1793万4583円)を上回る史上最高額となる。
(スポーツ報知)

遼くん最下位脱出できず…このままなら史上初の珍事

2009年12月05日 | Ryo log
 男子ゴルフツアーの日本シリーズJTカップ第2日は4日、東京・稲城市の東京よみうりカントリークラブ(7016ヤード、パー70)で行われ、石川遼(18=パナソニック)は2オーバーの72で通算10オーバーに後退し、初日の最下位から脱出することはできなかった。73年のツアー制度施行後では、今大会でその年の賞金王が最下位に終わった例はない。史上初の珍事を避けるためにも奮起が欠かせなくなった。逆転賞金王には優勝が絶対条件の池田勇太(23=フリー)は通算7オーバーで22位。丸山茂樹(40=フリー)が通算3アンダーで首位に立った。

 冷静にしているように見えても本音はもちろん違った。2日目のチャージは不発に終わって、もはや優勝は絶望的な状況となった。「もどかしさが自分の頭のほとんどを占めてます。悔しくてしようがない。もう1回、初日からやり直したい気持ちはあります」とさすがの石川も思わず泣きが入った。もちろんそれはかなわぬ絵空事。「そう思っても何も変わらない。あまり考えないようにしないと」と気持ちを前に向けるしかなかった。

 ひどい雨と寒さに見舞われた前日とは違い、この日は雲一つない青空に恵まれた。ドライバーショットは初日に比べれば安定感を増し、前半で順調にスコアを伸ばした。ところが、3パットした9番から3連続のボギーで失速。「うまくリカバリーができなくて、アプローチとパットでボギーを打ってしまった」。この日の2オーバーは悲観するスコアではないものの、初日の出遅れをばん回するには程遠かった。

 日本シリーズは年間のトーナメント優勝者と賞金ランク上位選手だけが出場し、シーズンを象徴する大会として行われてきた。それだけに、その年の賞金王が最下位で大会を終えたことは一度もない。片山が05年大会で2日目終了時に最下位となり、3日目から背筋痛で棄権した例があるだけだ。

 「出場してる選手はみんな最下位は嫌だと思う。ただ、必ず最下位になる選手はいるわけで、最下位が嫌だと言うのはその方に失礼」。その言葉とは裏腹に、2日連続で最下位に沈んだ石川自身がブービーメーカーとなる可能性は十分残っている。同組で回った賞金王レースのライバル、池田は22位止まり。史上最年少の賞金王が日に日に現実に近づいているが、石川にワクワク感を楽しむ余裕はない。
(スポニチアネックス)

もがく遼、スコア落とし最下位抜け出せず

2009年12月05日 | Ryo log
<ゴルフ日本シリーズJTカップ 2日目>◇4日◇東京よみうりカントリークラブ(7,016ヤード・パー70)

 「なんとかアンダーでまわりたかった」しかし、意気込む石川遼の気持ちは最後まで空回り。賞金ランキング1位で迎えた最終戦は2日連続最下位と厳しいものになった。

 やや風が強いながらも、冷たい雨が降った初日とは打って変わって快晴に恵まれた東京よみうりカントリークラブで開催中の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の2日目。最下位からスタートした石川は長いパー4の4番でバーディを奪うと、6番ロングもバーディとし序盤で反撃の狼煙をあげる。しかし、初日曲がりに曲がったティショットのブレは修正されたものの、その後のアイアン、パットがつながらずチグハグな内容。9番で3パットのボギーを叩くと、続く10番でもセカンドショットのミスをカバーできずボギー、11番でも3パットのボギーと平均パット1位らしからぬプレーでみるみるうちにスコアを落としてしまう。

 チャンスらしいチャンスを作れず迎えた17番ロングでは、残り175ヤード打ち下ろしのセカンドを8番アイアンで距離感を間違い2オン出来ず、寄らず入らずでパー。このホールでイーグルを奪った池田勇太と明暗がくっきり分かれた。悪い流れで迎えた最終18番でもボギーを叩きスコアを伸ばすどころかトータル10オーバーに後退。先週の「カシオワールドオープン」で単独2位に食い込んだ姿はそこにはなく、詰め掛けた大ギャラリーからはため息ばかりがもれる。「今日だけ見れば悪くはないんですけど、スタートした順位が順位なんで」屈辱の最下位からの脱出はならず、「結果を求めるのは厳しくなった。(最終戦でこの内容に)悔しくてしょうがないです。初日からやり直したいという気持ちが正直ありますね」と弱気な言葉ばかりが口をついた。

 この2日間は、ティショットが面白いようにフェアウェイをとらえ、アイアンがピンに絡んだ先週とはまるで別人のようなプレー。「僕の場合は調子が突発的に良くなったり、悪くなったり安定感がない」と日替わりで調子が変動するゴルフに石川自身も困惑気味。ラウンド後に直行した練習場ではボールを複数ティアップして連続で打つなど、タイミング重視で数をこなすことで自分のスイングを取り戻そうと必死だった。破竹の勢いで突き進んできた今季も残すはいよいよ36ホール。「とにかくベストを尽くして、最終日18番グリーンに堂々と向かってこれるようにしたい。最後までギャラリーの方に見届けてもらってプレーを終えられるように頑張ります」史上最年少賞金王誕生の瞬間が仏頂面ではサマにならない。

2日目の順位】
1位:丸山茂樹(-3)
2位:近藤共弘(-2)
3位T:武藤俊憲(-1)
3位T:藤田寛之(-1)
3位T:富田雅哉(-1)
3位T:金庚泰(キム・キョンテー)(-1)
7位T:谷口徹(E)
7位T:ジーブ・ミルカ・シン(E)
7位T:丸山大輔(E)
7位T:矢野東(E)
7位T:ブレンダン・ジョーンズ(E)

22位T:池田勇太(+7)他1名
26位T:石川遼(+10)他1名

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