記憶鮮明、文章不明

福祉は権利。平和こそ最大の福祉。保育なめんな、子どもなめんな、保育士なめんなです。

ネズミばあさんは結構いい人だったらしい・・おとまり会その③

2006-07-18 | 保育について
勇気のしるし(ネズミばあさんの石という子もいました)を手にした28頭の鮫とクジラどもは、意気揚揚と保育所に帰りました。ホールでいつものお昼寝のように布団を敷き、パジャマに着替え、9時半にはほとんどのお子がグースーピーと寝息を立てていました。

その頃職員たちは、理事長差し入れのアイスクリームを食べてホッとしたのもつかの間

キャンプファイヤーの薪を片付け
プール開きに備えて組み立てプールを出し
スイカ割りの棒を物色して
1日目の様子を日誌に書きこみ
会終了時に配る「速報」の下書き

あー、よく働くわ、みんな。


その後交代で子どもの見守り当番をしました。

おりがみのローテはなんと朝4:30~5:30
(⊃Д`)゜。・゜あのさーおりがみは朝食作る係りなんだよぉ。
これって朝4:30には起きてなさいってことだよね・・・。


早起きは三文の得・・・はいはいわかりましたよ・・。

ふつかめーのスケジュールはこんな感じです↓

5:30  起床
6:00  着替えて朝の散歩。(プロ野球のキャンプよりハード)
6:30  ラジオ体操
7:15  朝食
8:00  片付けとお掃除
8:45  プール
10:00  スイカ割り
11:00  お迎え



で、これがおりがみ作の朝ご飯です↓しっかりおかわりする子が多くて嬉しい。



「去年と同じおかず!!」と言ったのは一年生。
ははははは・・ほぼあたり。インゲンが去年は胡麻和えだったはず。
私の目の黒いうちは、「パンとぎゅーにゅー」みたいな朝飯は無いと思っておくれ・・・。

ご飯の後は、働け働け~。



お部屋の掃除。この見事な雑巾がけの腕前、毎日毎日やってるもんね。

この間おりがみは理事長と二人でプールの準備。
大きなヤカンでお湯を沸かし、温水シャワーからもバケツでお湯を汲み、水温が低すぎないようにと見えない努力。




心配されたお天気もなんとかもって、プール開き、スイカ割りも楽しめました。



目隠しで歩くのって怖いんですよね・・。
年長5歳児の二人の女の子が「怖いからやだ」と目隠しを拒否。
去年嫌がってたK君は今年はこの勇姿。
音を頼りに風を感じて歩く。そういう遊びの体験も大切です。

来年彼女たちはどんな変化を見せてくれるのでしょう・・・。



お迎えにきたある一年生のパパが、こんなことをいってました。

「小学校でもこないだおとまり会があったんだけど、『緩い』って娘がいうの。何故?って聞いたら保育所のはご飯も作らなきゃならないし、いろんなことを準備したり、(多分テーブル運びとかプールのすのこ運びの事でしょう)お掃除だってするっていうんですよ。学校のはただ泊るだけ。それだけで精一杯なんだろうけど。あの子には物足り無く感じたのだろうね。」




幼児期だからこそできるおとまり会の魅力。
想像の世界でより大きな自分を発見できるような・・体験をさせてあげたいと切に思います。


卒園してからも勇気の印(学年によっては石やら貝殻や星の欠片、綺麗な布、木の実のペンダント等・・)を引きだしの片隅にしまって、時々見たり、学校へ行く前に「勇気をだすんだ」と石を握りしめてから行ったという話を聞くたびに、このつたない行事が実は子どもたちになにがしかのパワーを与えているのだろうなぁと確信もしてるのであります。

今年も無事におわれて感謝!!です。

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