Sleepless Sheep

眠れぬ夜を闊歩する・・とりとめ無き戯れの記憶・・・

1杯のナポリタン 第3幕

2005年01月13日 09時03分35秒 | スナドリネコの観察の森
このあたりまでは(・・・それだけ?)とは思いながらも(・・・父親は食事を済ませていて 子供2人に食べさせるということか・・・それにしてもお子様ランチの2つ位注文しても お天道様も微笑みを浮かべなさるにちげえねえ・・)などと右舷上方に桜吹雪の吹き出しを掲げていたのだが・・・
おもむろに立ち上がった彼は セルフサービスの水を取りに行っただけではなく 何か取り皿の置いてある棚をいぶかしげに見つめたまま 仁王立ちなのだ  締め切り間近とはいえ だんだん原稿どころではなくなってくる
「すいませーん!」
そう またもや彼の右手はラインズマンの如く高々とあげられているのだ  足早に近づく店員に取り皿を指差し 
「もう少し深くて大き目のものはありますか?」
・・・何と取り皿のオーダーである  それも大きさだけでなく深さ指定付きときている
もう私の右手は完全に止まってしまった・・・