夕方のニュースで マサイ族に嫁いだ日本人女性の特集を扱っていた
まさに・・「肝っ玉・・」なのか・・ ひ弱な我々男共には?とても真似できない
嫉妬や羨望が 差別意識のひとつの根にあり 自分が底辺にあることを恐れるあまり 弱き人間は 自分より下にいる人間の存在を求めるのかも知れない
自分には差別意識などないと思っていた ケツの青き頃 歌舞伎町のロッテリアでサンパチセット(ハンバーガー・ポテト・シェイクの3点セットで380円だったため 当時こう呼ばれていた)を購入した折、「いらしゃいませ~」と片言の日本語で応対した男性は 白き歯の輝く 黒人のアルバイト店員であった
ただ単純に 背の高さと肌の黒さに圧倒されたが 一番驚いたのは 商品を手渡された時の 手のひらの白さと 手の甲の黒さのコントラストであった
この時の感情は 差別というよりは知らないものへの恐怖に近かったような気がするのだが この手で調理されたものに対する 一種の戸惑いを感じたのは 正直なところであろう
アフリカの大草原で逞しく生きる日本人女性の姿を見ながら 突然フラッシュバックしてきたあの光景が 何ひとつ成長していないことの証しのような気がして 日に焼けた大らかな微笑みが 何よりも眩しかった