四谷三丁目すし処のがみ・毎日のおしながき

新子はコハダに、スミイカの子供=新(しん)イカは一パイで二貫とれる大きさに、イクラは皮が軟らかく粒が大きくなってきました

竹串をくちびるに

2008-01-21 22:32:00 | 04 つきじ(みせさき)

001_5 「あんきも、ちゃんと店で作ってるって思われてるよね?出来合いの、例えば上等の缶詰を買ってきてるとか思われてない…よね?」

主人はたまにおかしな質問をしてくる。そんな風に思われているわけないでしょーが。そんなに言うんだったら作っているところの写真を一枚。

作り方はこうだ。

まず仕入れてきたアンコウの肝の薄皮を剥がし、たて塩(塩水)に酒と昆布を入れ三時間ほど置く。

その後、血管や細かい膜を丁寧に取り除き、ラップにくるんで数箇所に穴を開け、アルミホイルに包んで10分から15分ほど蒸す。

蒸し上がったかどうかの判断は、あんきもに竹串を5秒ほど刺しすぐ唇に竹串を当て、温かくなっていたら出来上がり。

ポン酢に浅葱、紅葉おろしを入れたものでどうぞ…