「歴史の回想」

人生は旅・歴史は時間の旅。川村一彦。

「日本二十三大師の足跡」アマゾン電子書籍紹介

2019-10-14 05:58:20 | 温故知新
「日本二十三大師の足跡」アマゾン電子書籍紹介
 日本では「大師」と言えば弘法大師を指す場合が多い。正式な大師号の勅贈は、清和天皇の貞観八年(866)七月、最澄に「伝教」、円仁に「慈覚」の大師号が初めて贈られた。僧に贈られる位号としては、他にも国師号、禅師号などがある。
現在の日本では、特に空海を指す事が多く、「大師は弘法に奪われ、太閤は秀吉に奪わる」という格言も残っている。
円光大師法然房源空(1133~1213)浄土宗開祖。元祖大師。土佐配流された後、帰京。布教に努める。『選択本願念仏集』などを撰述。加諡された正確な大師号は、 円光(東山天皇・1697)東漸(中御門天皇1711)五百回忌)・慧成(桃園天皇・171)五五〇回忌)・弘覚(光格天皇・1811)六〇〇回忌)・慈教(孝明天皇・(1861)六五〇回忌)・明照(明治天皇・(1911)・七〇〇回忌)・和順(昭和天皇・1961)・七五〇回忌)・法爾(今上天皇・2011)・八百回忌)大師(八つ)。
ここに「日本二十三大師の足跡」として取り上げて記してみたが、また一宗派の尊称として大師と呼ばれている場合もあり、他にも記録的に曖昧な表記で大師と記されている者もあるが、宗派間の争いで尊称として贈られた場合もある。特に近世で明治天皇・大正天皇・今上天皇も大師号を勅贈されている場合もあり、定めらえた大師号の数を捉えるのは難し。
【十八大師】
朝廷から大師号を贈られた一八人の高僧。天台宗の伝教大師(最澄)・慈覚大師(円仁)・智証大師(円珍)・慈慧大師(良源)・慈摂大師(真盛)・慈眼大師(天海)、真言宗の弘法大師(空海)・道興大師(実慧)・法光大師(真雅)・本覚大師(益信)・理源大師(聖宝)・興教大師(覚鑁・月輪大師(俊芿、浄土真宗の見真大師(親鸞・慧灯大師(蓮如、曹洞宗(そうとうしゅう)の承陽大師(道元)、浄土宗の円光大師(源空)、融通念仏宗の聖応大師(良忍)の各大師。

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