身近な自然 Dr.珍(デジカメ自然観察)

 デジカメを通してふれた、身近な自然

スズメバチ

2007-06-26 02:37:27 | 昆虫


 前々回のオオスズメバチと同じ木で撮影。ヒメスズメバチですが、コガタスズメバチ、オオスズメバチとの識別のポイントは、尻の先端の色。先端が黒いのがヒメスズメバチです。左上に見えるチョウは、上がサトキマダラヒカゲ、下がヒカゲチョウです。



 オオスズメバチ(上)とヒメスズメバチ(下)。頭部の大きさが違います。この組み合わせは、オオスズメバチの方が分がいいようです。



 コガタスズメバチ(左)とヒメスズメバチ。ほぼ互角でしたが、気持ちコガタの方が優勢だったでしょうか。コガタスズメバチとオオスズメバチの識別ポイントは、大きさもありますが、腹部のトラ模様の始まりが、黒から始まるのがコガタスズメバチ。黄色から始まるのがオオスズメバチになります。顎の山の数も違いますが、実際そこまで近づけないのでこの方が判りやすいでしょう。大きさだけで識別するのは、間違いやすく、特にこの時期出てくるオオスズメバチの第一子の働き蜂は、女王蜂が単独で育てることになり、餌が充分ではなく小さい個体が多くなるため識別しにくくなるそうです。



 キイロスズメバチ、この木の中では、一番小型で、他種と争うこともなく。自分の居場所を作っているようにみられました。



 コガタスズメバチ

 識別のポイントについては、日本スズメバチ研究所で教えていただきました。