諸々雑記メモワール

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食の数字は語る 73万6,200トン ニンジンの史上最高の生産量(平成8年<1996>)

2015-09-27 11:30:26 | 日記

 西洋料理に不可欠なニンジンの公式の生産統計は明治38年産までさかのぼることができる。この年は2,524万2,020貫(94,658トン)の収穫があった。戦前期における最高は昭和18年産の15万6千トンで,明治37年からの39年間の増加量はわずかに6万1千余トンに過ぎなかった。

戦後は食生活の洋風化の進展や栄養知識の普及などを背景に需要が増大し,これに応えて収穫量は著しく増加した。平成8年産は73万6,200トンの史上最高の収穫量を記録した。その後は若干減少に転じたが,根強い需要に支えられて65万トン前後で推移している。

 

平成26年産は63万4,100トンであった。都道府県別収穫量は下図の通りである。

 ここで,家庭内での消費状況を『家計調査』をみてみると,下図の通り,ほぼ安定的に推移している。

 都市別にみると,最多購入量(那覇市:3,738g)と最少購入量(名古屋市:2,320g)とは1.6倍の差で,変動係数も11.2%となっており,大根やほうれんそうなどと比べると小さい。なお,那覇市の食料費に占める割合が突出しているのは,価格(31.79円/100g)が掲載都市の中で最も高いためである。全国平均(掲載都市の平均ではない)は27.22円。

 

 


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