諸々雑記メモワール

諸事,気にとめたことなどを書きしるしたいと思います。

カタカナ語から 43

2015-11-21 11:57:45 | 日記

ジビエ フランス語 gibier 。  狩猟で捕獲した野生の鳥獣肉の意。これを使用した料理をジビエ料理という。島根県の中部にある美郷町では,イノシシの肉のブランド化に成功し,「おおち山くじら」の名で販売している。

神谷英生著『料理人のためのジビエガイド』(柴田書店)という本がある。

 


大腸がんとソーセージ購入量     平成27年11月20日(金)

2015-11-20 21:38:43 | 日記

世界保健機関は,27年10月27日,ソーセージやベーコンなどの加工肉について「発がん性が十分認められ,大腸がんになるリスクがある」との調査結果を発表した。

これに関連して,日本における大腸がんの都道府県別の死亡率(厚生労働省:2010年度)についてみると,男女ともに青森県がワーストワンである。

 そこで,総務省『家計調査』(2014年)で,ソーセージの年間1人当たり購入量(世帯購入数量/世帯人員)をみてみると,青森市が52都市(都道府県庁所在都市と政令指定都市)の中で一番多いという結果が出ている。ベーコンは上位20位。豚肉は上位3位。

なお,ハムについては,全国平均を下回っている。

 がんと食物摂取の関係については,さらに研究を進める必要があると思われる。

 

 

 

 

 


「村井弦斎と食(くい)道楽展」,豊橋市立中央図書館で開催

2015-11-18 12:11:06 | 日記

現代のグルメ小説の先駆者ともいわれる村井弦(げん)斎(さい)(1864~1927)の展示会「村井弦斎と食(くい)道楽展」が,豊橋市立中央図書館で開催されている(11月1日~29日)。

弦斎は三河吉田藩(現・愛知県豊橋市)の儒者の家に出生(1864.1.26)。東京外語ロシア語科を中退し,サンフランシスコに渡る。帰国後,報知新聞社社長矢野龍渓(1850~1931),森田思軒(1861~97)の知遇を得て同社の客員となり,処女作『小説家』『小猫』『日の出島』などを次々と発表して作家としての地位を築く。

38歳の時,1903年(明治36)1月2日から和食,洋食,中華料理をテーマにした家庭小説『食道楽』を「報知新聞」に連載を始め,同年12月27日まで1日も休まず掲載した。お登和嬢を主人公に料理の手解きを説くというストーリーで,大好評になり同年6月には上記連載をまとめて,『食道楽』正編春の巻を著わし,2年足らずの間に38版を数える大ベストセラーとなる。04年(同37)3月の冬の巻で一応完結するが,好評のため続編,続々編を書く。『食道楽』で取り上げた献立は約700種に及び,05年(同38)2月には歌舞伎座でも上演され好評を博した。

当時,毎月銀行に振り込まれる印税が多額に上っていたので,銀行の支店長は息子を小説家にしたいと真剣に考えたというエピソードが残っている。

 04年(明治37)暮れに『食道楽』で得た巨額の印税で神奈川県平塚町(現・平塚市八重咲町・松風町)に1万6,400余坪の土地を購入し,高嘉子夫人と3男3女の子供(長女は女流登山家の草分けとして知られる随筆家の村井米子〈1901~86〉)と移り住んだ。広大な土地を求めたのは,菜園,果樹園,畜舎,鶏舎などを作って,アスパラガス,セロリ,パセリ,トマトなど当時としては極めて珍しい野菜を栽培したり,ニワトリや山羊を飼育して食材を自ら調達するためであった。東京から一流の調理人を呼び,招待者の舌を楽しませたという。 

今日,食育の必要性が強調されているが,すでに110余年前に『食道楽』の中で「小児には徳育よりも智育よりも食育が先」と説いている。

晩年は断食の実践や山中で穴居に住むなど特異な生活を送り,27年(昭和2)7月30日,63歳で没した。 

弦斎を記念して旧居住地の八重咲町に村井公園(現・村井弦斎公園)が設けられ,58年(昭和33)に記念碑が建立された。記念碑には『食道楽』の次の一節が刻まれている。

 「いまや 我が家の食道楽趣味は 漸く田園趣味に進みゆきぬ 出ては菜果の露滴らんとするを摘み 入っては珍膳をそなえて富岳の清巒に対す 悠々たる清興 人生の幸福 この中にあり。」

 2000年(平成12)から毎年秋に,村井弦斎公園で「村井弦斎祭り」が開催されている。今年は第16回を迎え9月27日(日)開催され,多くの人で賑わいを見せた。公園の南側約500mは「弦斎通り」の愛称が付けられている。

 


健康食「柿」を食べましょう

2015-11-11 15:42:58 | 日記

柿好きには,うれしい時期になりました。

柿にはビタミンC1個で1日の摂取基準量を十分満たすという)やベータカロチンなどが多く含まれており,高血圧の予防に役立つといわれていています。

店でどんな種類の柿が販売されているかを調べるのも楽しみの一つです。

富有,次郎,西条柿,平核無柿,富士柿,刀根柿,紀ノ川柿,太秋柿,筆柿,甲州百目柿など多彩ですが,昭和42年に504千トンあった生産量は,若者層の生果離れなどもあり,平成26年産は24600トンとピーク時の半分以下となっています。

健康食としての柿がこれ以上減少しないことを切に願っている今日この頃です。


食に関するランキング  サケの1人当たり購入金額①仙台 ②札幌 ③相模原 ④青森 ⑤前橋 ⑥盛岡 ⑦秋田

2015-11-03 12:41:59 | 日記

表は,総務省の平成26年『家計調査』(2人以上の世帯)から算出した「サケの1人・1年当たり購入金額(世帯支出金額/世帯人員)の52都市(都道府県庁所在都市と政令指定都市)のランキングである。

 ◇上位2位に購入数量7位の札幌市がランクインしている。

◇上位3都市は購入数量9位の相模原市がランクインしている。

◇下位4位以下は購入数量の場合と同じ順位である。

◇52都市の単純平均は1,353円,標準偏差は287円,金額のバラツキ度を示す変動係数(標準偏差/平均)は21.2%で,購入数量(24.5%)の場合より小さい。

◇最多都市(仙台市)と最少都市(高知市)の差は1,192円,最少都市は最多都市の約5分の1。