諸々雑記メモワール

諸事,気にとめたことなどを書きしるしたいと思います。

厚生労働省係長逮捕はトカゲのしっぽ切り

2009-05-27 22:06:41 | 日記
郵便割引制度の関連で,5月26日,39歳の厚生労働省の係長が逮捕されたが,上層部の指示がなければ,虚偽文書作成はしなかったものと思われる。

依頼者はおそらく代議士の名を利用して,厚労省幹部に接触し依頼したものと思われる。

代議士に対して,国会質問などで極めて弱い立場にある厚労省幹部(他省庁も同じ)は断り切れず担当部署を紹介したものとみられる。

担当係長としては幹部が絡んでいる案件などで,不法と知りながらも,やむを得ず対応したのではなかろうか。係長が毅然たる態度で臨めば,このような事件に発展しなかったものとみられる。毅然たる態度がとれなかった係長に当然非があるが,厚労省,ひいては各省において,代議士に極めて弱い体質が今回の事件を引き起こした大きな原因の一つである。
 もし,この事件が係長の逮捕のみで,終わるならば,この事件から何も教訓を得ることはできないと思う。舛添大臣はインフルエンザ問題で取り組んだと同じ情熱をもって,この問題の解明に取り組んでほしい。

農林水産省は体質改善すべきだ

2009-05-20 16:36:33 | 日記
先般,組合専従問題で虚偽の報告をしたとして,秘書課長が詰め腹を切らされた。このような重要な案件を上司の許可を得ず,単独で総務省に報告するはずがない。まさにトカゲのしっぽ切りだ。
これに似た問題がまた出てきた。
 今日(5月20日)の朝日新聞によると,総務省の「天下りポスト数調査」では,3月時点は4ポストと報告していたが,5月時点では125ポストに急増した。
 農水省によると,3月時点では調査期間が短く,十分把握しきれなかったと言い訳しているが,常時把握しているはずだ。
 またぞろ嘘の報告をしていたわけだ。農水省は臭いものにはふたをする体資が濃厚のようだ。農水省事務当局に猛省を求めるとともに,石破茂大臣の強力なリーダーシップを期待する。

天気図が変わった

2009-05-02 13:02:29 | 日記
 5月1日,朝のNHK第一放送で,今日から台風情報を把握するために,天気図の表示範囲が広くなったと伝えていた。

 早速,調べてみると,4月30日の朝日新聞夕刊(30日6時の天気図)ではルソン島(フィリピン)の天気は掲載されていない。しかし,5月1日の朝刊(30日18時の天気図)では,北緯15度ほどまで表示され,ルソン島に1006hPaの低気圧があることがわかる。

 一方,南方の範囲が広まった分,北緯50度以上の図がカットされている。
 今からの天候は南方の低気圧の動向にも左右されるところが大きいようだ。

 台風とは,赤道から北で子午線180度から西の北太平洋及び南シナ海に発生する熱帯低気圧のうち中心付近の最大風速が風力8,毎秒17.2メートル(時速換算約62キロメートル)以上をいう。

『日常の気象事典』(平塚和夫編,東京堂出版)によると,台風は,年に平均27.8個発生し,そのうち11個が日本に接近し,2.8個が上陸する。台風の平均発生数は年初には1に満たないが,5月からは1以上となる。
 
 

「パンデミック」の語源

2009-05-02 12:12:54 | 日記
 横浜の高校生の豚インフルエンザの疑いはなくなったが,パンデミック(世界的な流行病)が懸念されている。

「パンデミック(pandemic)」ということばが多く使用されるなったので,その語源について調べてみた。

  pandemicを分解すると,次のようになり,世界の人々の中に広まったもの(病気)となる。名詞としても形容詞(pandemic disiese)としても使用される。

 *panは「全て」を表すギリシャ語由来の接頭語。Pan-American(全米の),Pan-Germanism(汎ゲルマン主義),Pan-Islamism(汎イスラム主義),   panorama(パノラマ)などは同じ意。
  
 *demもギリシャ語のdemos(=people)に起源。democracyは同起源。

 *icは接尾語で,(1)名詞に付けて形容詞をつくる:poetic,artisticなど。
 (2)形容詞の形をとどめた名詞:magic,publicなど。