何故,日本政府はレバノンに対しゴーン被告の引き渡しを強く要求しないのか不思議でならない。法務大臣もそのことに対して一言も発言していないようだ。日本はレバノンに対してODAで多額の資金を援助しているので,レバノンが引き渡しを拒否するならば,今後一切資金援助をしないと強く主張すべきだ。日本の裁判制度の正当性を主張するためにも,引き渡しを強く要求すべきだ。これができなければ,日本の裁判制度は世界の嘲笑になることは間違いない。
今から105年前の大正3年(1914)の今日,オーストリアはセルビアに宣戦布告した。
戦争の勃発で,日本では缶詰の需要が増大し,業界は活況を呈する。日本は開戦後まもなく日英同盟を口実にドイツに宣戦布告,膠州湾・チンタオ(青島)を攻略し,その際多くのドイツ兵が捕虜となった。
彼らは日本の俘虜(ふりょ)収容所に収容されたが,大部分が民間出身者で,各種の技術を持っていた。後に神戸に洋菓子店を開きバームクーヘンで有名になったカール・ユーハイム,わが国の食肉加工技術の向上に貢献したカール・ヤーン,ヘルマン・ウオルシュケ,ヴァン・ホーテン,アウグスト・ローマイヤが含まれていた。
7月27日
おいしい桃の出回りが最盛期を迎える。桃の文献上の初出は『日本書紀』(616年)に「桃,李(すもも)」とみえ,歴史を有する果物だ。気温に対する適応度の高い桃は沖縄県を除く全国各地で栽培されている。収穫量は農家の減少や消費者の果物離れなどで減少傾向にあり,平成30年産(11万3,200トン)は平成1年産(18万300トン)の38%の大幅減。山梨県が全国の35%,福島県が21%,長野県が12%となっており,この3県で全国の約7割を占めている。この夏,是非,二度か三度は賞味したい日本の貴重な果物である。
本日(2018.10.8)の日本経済新聞に2017年の県庁所在都市の「かまぼこなどの練り製品」への支出金額(世帯当たり)(総務省『家計調査』)のランキングが掲載されていた。しかし,都市別の世帯人が異なるため,1人当たりに換算してみると,ランキングが変わってくる。
世帯当たり ①長崎市(15,147円)②仙台市(14,624円) ③高知市(11,871円) ④鹿児島市(11,819円) ⑤鳥取市(10,761円)⑥松江市(10,243円)
⑦山口市(9,989円)で,ベストスリーは長崎,仙台,高知である。
ところが,1人当たりでみると,①長崎(5,449円)②仙台(4,991円)
③鹿児島(4,298円) ④高知(3,957円) ⑤山口(3,593円) ⑥鳥取(3,494円)
⑦松江(3,426円)となっており,ベストスリーに鹿児島が入り,山口が5位にランクインするなど,世帯当たりと異なる。
消費動向を分析するにあたっては,注意する必要がある。
日本では推定で年間約621万トンの食品ロスが発生しているという。国民1人当たりに換算すると,約50キログラム,1日当たり140グラムとなり,お握り1個分強で,1食当たりの食事量に相当する。
日本の食料自給率が40%と低い中で,実にもったいないことである。