読売新聞は17年春に2次試験(前・後期)を行った国立大82校に、正解や解答例の公表状況を尋ね、全校から回答を得て集計した。
その結果によると、正解・解答例の全て、または小論文など一部を除いて公表したのは大阪大や北海道大、筑波大、名古屋大、九州大など45校。すべて非公表だったのは京都大や東京大、東北大、一橋大、東京工業大など36校で,鹿屋(かのや)体育大は2次試験で学力検査を課さなかったという。
非公表の理由では「(記述式問題で)解答例が唯一の解法だと誤解される可能性がある」(千葉大)、「模範解答を目指す受験対策を誘発し、大学が期待する柔軟で多様な思考力に基づく解答を期待できなくなる」(佐賀大)などとしているという。
私見では,この非公表の理由は回答になっていない。大学は大学自身が期待している思考力とはこうゆうことだということを,解答例が唯一でないことを記し,公表するのが大学の責務ではないのか。それを示すことができない大学に対しては,文科省は予算を大幅に削減すべきだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます