知らぬが仏

　
『知らぬが仏』とは、意味深い言葉です。
最近聞かなくなったのは、時代劇が減った影響ですね。
　
その時代劇も、今ではＢＳの再放送番組で人気になりました。
昭和の時代劇は、今更見ると面白い物だと思えます。
　
そんな意味合いで見れば、外国の名作選も面白いです。
今風の奇をてらった作品や、場面展開の早い作品よりも、心に滲みて来ます。
　
表題の『知らぬが仏』です。
　
知らないと酷い目に遭うよ。
知らぬ内に面倒に巻き込まれている。
面倒事が既に去って、後から被害を知る。
死んだホトケは誰だい？
　
こんな意味合いですから、暗喩と呼んで差支えありませんね。
　
このところ見る、昭和や平成の事件事故特集を見ては、思い出す言葉です。
分析力が悪いと重大な犯罪や社会現象を見落としてしまう。
そう反省しつつ、興味が湧き上がります。
　
もちろん当事者に該当して、右往左往していた人は冷静で居られません。
時間経過があってこその分析で、事象の裏や奥が見えるものです。
経験や蓄積から過去を推論して、芯実を検証できるのでしょう。
　
私も、もう少し老人力が高まって、推論、憶測、妄想の力が付いたらと思うのです。
社会派の作品を作るには、そうした思考や記憶力が求められます。
そんな立派な大人になりたいものです。
　




　

次の一手は？

　
人生には節目が必要だと考えています。
長くて１０年、目安で５年が節くれに最適ではないか？
そう考えています。
　
５０代も半ばになって、６０代の人生をどのように過ごすか？
それを頭の片隅で考える事が増えました。
　
４０代で始めた事で、５年くらいで辞めた事柄が多くあります。
絵画もダンスも彫刻も５年未満で終いにしたものです。
　
思い出しても、あまり後悔の念が浮かんで来ません。
ボイストレーニングの為に通ったアナウンスやシャンソンの教室も過去の事。
　
１０年続けて辞めてしまった、コーラスとアナウンスの勉強です。
数年経過すると、もう声も上手に出ません。
　
若い頃と違って、覚えるのは遅いし忘れるのも早い。
筋力も体力、持久力、集中力もミルミル低下しました。
　
使えそうな基礎が崩壊しては、次の一手も打てません。
砂の中に杭を打っても、簡単に倒れて抜けてしまうものです。
　
さて還暦まで寿命があるか不明ですが、ある程度の予想を建てたいです。
人生の問題点は『生き永らえてしまう事』だそうですから。
　




　

ポテチーだ！

　
何時の頃からポテチーと呼ぶ様になったのでしょう。
ポテトチップスと呼ぶのが面倒臭いのです。
スナック菓子の中で、ポテチが主流となってからの事？
　
大好物だったものですが、今では口にしない菓子です。
栄養カロリーが高くて、肥満の原因的食材です。
そのジャガも専用品であって、汎用性の無い種類。
　
フレンチポテトも、品種が決まっているようですね。
冷凍物より、即唐揚げが主流になりつつあります。
悩ましい炭水化物の権化である、ジャガ芋達です。
　
　
悩ましいのは、自分の腹も同じです。
数カ月ぶりにポテチを食べたら、見事にトイレ送りになりました。
調理後に、数日の時間経過で油脂の酸化が進んでの結果です。
　
もう腹内の腸在菌が油類を拒否しています。
何の食材を口にしても、油で揚げた品は毒になってしまいます。
これが中高年の生活苦悩の一つですね。
　
元気に食事が出来て、大いに楽しめる時代は帰って来ません。
注意を払い、食材を口にして様子を見る毎日です。
胃モタレしたら元気も窄んで、大人しく回復を待つだけです。
　
もうポテチから卒業しましょう。
フレンチポテトも要りません。
煮た芋を優先的に選んで口にするだけです。
　
これから里芋の季節も来ます。
食欲の秋です。
　




　

ビデオの早送り

　
時短モードでビデオ鑑賞をしたのです。
取り貯めたテレビ番組を、ビデオの早送りで速聴しました。
重要な点は巻き戻ししたり、通常速度で視聴したのです。
　
時短にはなりますが、脳味噌がとても疲労したのを実感です。
頭の奥がズッシリと重くなっています。
これは明日、知恵熱が出るかも知れません。
　
教育番組を時短モードで見るのは効率的ですね。
理解不能なら戻して確認すれば良いのです。
本放送をジックリと見たら、通常時間が必要になります。
　
勉強は実利でも趣味でも、時間の能率を考えても不正感はありません。
正しく学ぶとか、好ましく知識が得られたなら、知識欲が満足できます。
録画して見る方が楽チンです。
　
でも録画したテレビ番組は見直さなかったりします。
気持が覚めると学ぶ意欲が低下します。
それは娯楽番組も同じですね。
　




　

愁眠心地？

　
久し振りに『寝腐った』一日です。
惰眠を貪った秋の午後でした。
こうした気分をアンニュイと申すのでしょう。
　
漢字にすると自堕落な感じに取れます。
カタカナに直すと受け入れやすい雰囲気です。
こうした誤魔化しも、秋ならでは。
　
タイトルの言葉は雰囲気で造語してみました。
秋に味わう惰眠の幸福感です。
　
ですがこれが平和というものです。
中高年は無駄に疲れて、うたた寝を繰り返します。
生きた心地は、無意識下の現実逃避でなされるのです。
　
明日も休みですから、老化を祝って頂き尽くします。