初老男のノンビリしたブログ

近所や周辺の事柄に対して、書き記して行きます。

知らぬが仏

2018年09月20日 17時39分43秒 | コラム、ぼやき

 
『知らぬが仏』とは、意味深い言葉です。
最近聞かなくなったのは、時代劇が減った影響ですね。
 
その時代劇も、今ではBSの再放送番組で人気になりました。
昭和の時代劇は、今更見ると面白い物だと思えます。
 
そんな意味合いで見れば、外国の名作選も面白いです。
今風の奇をてらった作品や、場面展開の早い作品よりも、心に滲みて来ます。
 
表題の『知らぬが仏』です。
 
知らないと酷い目に遭うよ。
知らぬ内に面倒に巻き込まれている。
面倒事が既に去って、後から被害を知る。
死んだホトケは誰だい?
 
こんな意味合いですから、暗喩と呼んで差支えありませんね。
 
このところ見る、昭和や平成の事件事故特集を見ては、思い出す言葉です。
分析力が悪いと重大な犯罪や社会現象を見落としてしまう。
そう反省しつつ、興味が湧き上がります。
 
もちろん当事者に該当して、右往左往していた人は冷静で居られません。
時間経過があってこその分析で、事象の裏や奥が見えるものです。
経験や蓄積から過去を推論して、芯実を検証できるのでしょう。
 
私も、もう少し老人力が高まって、推論、憶測、妄想の力が付いたらと思うのです。
社会派の作品を作るには、そうした思考や記憶力が求められます。
そんな立派な大人になりたいものです。