受法寺本堂建築誌

伝統木造工法により建築中です

本堂前面壁

2006年09月14日 | Weblog

昨日に引き続き、外部の足場を解体し、隠れていた本堂前面壁が見えるようになりました。

伝統的建築の本堂では、外陣周囲には障子が並びます。

しかし、地震が起こると柱が立ち並び、壁に囲まれる本堂後面に比べて前面壁は弱く、均等に揺れないので、前面より倒壊の恐れがあります。

そこで構造計算に基づき、障子の間の前面に壁を二面入れています。

中にはダンパーを入れ、竹小舞を編んだ土佐漆喰壁にしています。


なお、中に入れたダンパーについて「カネソウ」のホームページに、受法寺の工事が施工実績として紹介されています。


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