テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

河馬とゴリラ――森の仲間ではないか。

2013-06-25 23:37:23 | 本、小説、漫画、動画、映画、音楽等
伝奇アクション作家の菊地秀行氏の昔の作品、結構エログロ描写が少ないので、ジュブナイルっぽい位置付けのトレジャーハンターシリーズの中の台詞です。


世界屈指の 宝 探 し トレジャーハンターの主人公は、途方もない財力とコネと最新の武器兵器、超科学のアイテムを使う高校生なのですが、その同級生で、しばしば登場する外谷順子という巨大な女生徒に懸想する古賀雄一という、ボルネオで怪しい原住生物に十年間育てられた 進 化 の 奇 跡ミッシングリンクを指して、主人公の一人称語りのなかで語られる言葉です。

最初に読んだときも笑ったのですが、久しぶりに読み返していて、このくだりで、肩を震わせて笑うほどはまってしまいました。眼前にカバのシルエットの女生徒と、ゴリラ顔でゴリラ歩行の男子生徒が手を繋いで、森の川べりにいる姿がうかび、数十秒間、読み進むことが出来ませんでした。
もともと、このシリーズでは、ガンマニアの作者が、さまざまな銃器類を登場させるトコロが好みで、シグやグロック、CZなどをほぼ最初にエンターテインメントに登場させたのではないでしょうか。
読み直していたのは、銀沙灘について、伝奇小説で読んだことがあったなぁと思い立って探していたからなのですが、20年以上ぶりに標題のフレーズで笑ったのが、思わぬ収穫でした。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿