今回、近江の国へ足を延ばしたのは、、「源氏物語を原文で読む会」でご一緒しているお仲間からお誘いを受けたもので、発足から34年の歴史を持つ「那賀川町万葉旅行の会」の企画です。
40人ほどの同好の士とのバスツァーでした。
(そのお仲間は、20年かかってやっと4500余の万葉集の歌を読破したというお話でした。)
まず最初は「蒲生野」(がもうの)。
写真は「額田王」(ぬかだのおおきみ)と「大海人皇子」(おおあまのみこ=後の天武天皇)、「中大兄皇子」(なかのおおえのみこ=後の天智天皇)達の蒲生野遊猟の様子が陶板に焼き付けられてるものです。そして、ここで詠まれたとされる有名な歌が、
「茜(あかね)さす紫野行き標(しめの)行き野守は見ずや君が袖振る」・・・額田王
「紫草の生えてる野原を行ったり来たりしながら、あなたが袖を振っているのを野の番人が見ているではありませんか」
返歌として
「紫草のにほへる妹(いも)を憎くあらば人妻ゆえに我恋ひめやも」・・・大海人皇子
「紫草のように美しい貴女が憎いのなら、どうして人妻などに恋などしようか」
となるわけです。
額田王は、はじめ天智の実弟大海人皇子に嫁ぐのですが、後に兄の天智に召されて宮中に上がるんですね。しかし、人妻となっても大海人皇子との愛の絆が切れてない額田王は上記のような歌を取り交わす。そして一つの愛をめぐる兄弟の葛藤がのちの「壬申の乱」へと導く遠因になっていく・・・。
困ったな、学校の授業みたいになっちゃってるな。
今日はこの辺でやめとこう。明日はもそっと違ったアプローチのしかたを考えてみよう。
ちなみに「茜さす~」は万葉集の歌の中でも最も人気の高い歌だそうです。
それから、バスの中で見たビデオでゲットした古語のなぞなぞ。
なんて読むか分かるかな? 「十六」と「八十一」。
答えは「しし」「くく」ですって。オモロー。
40人ほどの同好の士とのバスツァーでした。
(そのお仲間は、20年かかってやっと4500余の万葉集の歌を読破したというお話でした。)
まず最初は「蒲生野」(がもうの)。
写真は「額田王」(ぬかだのおおきみ)と「大海人皇子」(おおあまのみこ=後の天武天皇)、「中大兄皇子」(なかのおおえのみこ=後の天智天皇)達の蒲生野遊猟の様子が陶板に焼き付けられてるものです。そして、ここで詠まれたとされる有名な歌が、
「茜(あかね)さす紫野行き標(しめの)行き野守は見ずや君が袖振る」・・・額田王
「紫草の生えてる野原を行ったり来たりしながら、あなたが袖を振っているのを野の番人が見ているではありませんか」
返歌として
「紫草のにほへる妹(いも)を憎くあらば人妻ゆえに我恋ひめやも」・・・大海人皇子
「紫草のように美しい貴女が憎いのなら、どうして人妻などに恋などしようか」
となるわけです。
額田王は、はじめ天智の実弟大海人皇子に嫁ぐのですが、後に兄の天智に召されて宮中に上がるんですね。しかし、人妻となっても大海人皇子との愛の絆が切れてない額田王は上記のような歌を取り交わす。そして一つの愛をめぐる兄弟の葛藤がのちの「壬申の乱」へと導く遠因になっていく・・・。
困ったな、学校の授業みたいになっちゃってるな。
今日はこの辺でやめとこう。明日はもそっと違ったアプローチのしかたを考えてみよう。
ちなみに「茜さす~」は万葉集の歌の中でも最も人気の高い歌だそうです。
それから、バスの中で見たビデオでゲットした古語のなぞなぞ。
なんて読むか分かるかな? 「十六」と「八十一」。
答えは「しし」「くく」ですって。オモロー。