今日、職場で顔に見えるもの探してみた。
スピーカー君の横は棚下の止め具。重い物支えてお疲れモードみたいです。
白いダダみたいなのは針のいらないホッチキス。
顔と言っても甲殻系の虫おじさんと言いたいような最後の写真は昔のSkype用のカメラ。
何かちょっといらつく表情です。
今更だけど、ふっと目についたパソコンのスピーカー、顔に見えるよね。
今更だけど、ふっと思い出した去年の暮れのチャリティの時のエピソードがありまして・・・。
初回からチャリティで品物をお買い上げいただいたお客様にはささやかな粗品を用意してお持ち帰りいただいています。
暮れには会社の人からの差し入れでかわいらしく包装されたジブリキャラクターのミニタオルなどがありまして、つつましく「お一人様、おひとつどうぞ」と表示してあったにもかかわらず、そのお客様は（お気に召したのでしょう）ふたつかかえて「いいですか？」と聞いてこられました。
一瞬、（あ、）と思い、「ほんとはお一人様、おひとつなんですけど、たくさんお買い上げいただきましたので、結構です、どうぞ」と申し上げました。
このちょっと恩着せがましいセリフは、ひょっとして遠慮してくれるかも知れないという計算高い心理が働いてのことだったのですが、そのお客様は嬉しそうにありがとうと仰って、そのままふたつお持ち帰りになりました。
（あらら、よほど気に入ったんだな）とその時はほんの少しがっかりしたような気もしますが、忙しさに取り紛れてそんな瑣末なことは忘れてしまっておりました。
ところが、翌日、紙袋にぎっしり詰まった何やら粗品めいた物が会場に置かれており、いつも応援してくれる友人の差し入れかと思って心当たりに確認しても知らないと言います。
誰が（？）と首をかしげておりましたところ、何と前日ジブリのお土産をふたつ持って帰られたお客様が姿を現して、良かったら使ってくれと仰る。
（ええええ？）
さあ、こういう場合「捨てる神ありゃ拾う神あり」ということわざがふさわしいのかどうか分かりませんが、わたくしとしては一転「ありがたや～」となった訳です。
その方も手芸好きらしく、今後のチャリティにはご案内を出す約束をいたしました。
ささやかな縁のお話というところです。
チャリティ手芸展も去年の暮れで7回目を数え、今年の夏に向かってまたボチボチと準備にかかっているわけなんですが、お馴染みさんというのも少しづつ増えてきまして、その中に病院の院長先生がいらして、去年の夏にせみ袋を「全部もらおうか・・・」と大人買いして下さったんですね。
ドイツやフランスにいる友人に送ったという話は聞いていたのですが、昨日受付にいるMちゃんからそのときのせみ袋のひとつにボタンが入っていたので、お返ししますよと届けてくれたと聞きました。
海を渡ったボタンが半年かかって手元に帰ってきたということになります。
うっかりを申し訳なかったなという気持ちと何だかおもしろいこともあるもんだなという気持ちで、ハグレボタンを眺めておりましたら、急にせみ袋を作りたくなって昨日から作り始め、今日仕上がりました。
色の取り合わせが無限なので、せみ袋って飽きないんですよね。
たまねぎ染めのボディの色、いい仕事するなあとほくそえんでます。
風邪菌もらったみたいで、熱はないものの、頭痛とのどに痛みが・・・。
昨日、今日と金柑の甘煮をこしらえてのどの痛みを柔らげ、買い物や届け物で動いた以外はひたすら寝ておりました。
小物入れはその睡眠の合間の退屈しのぎにダラダラと仕上げました。
不死身のNさんと異名をとるわたくしとしては風邪ごときにやられる訳には参りません。
気合で直したいと思ってます。
