かりんとうの小部屋Z

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ぼくは痴漢じゃない!―冤罪事件643日の記録 (鈴木健夫)

2011年12月14日 19時32分43秒 | BOOK
なるほど。疑われたらベルトコンベア式にぶた箱行きか。おそろしい。 プロの法律家から見れば被告人なんて何の知識もない赤子のようなもの なのだ。裁判で闘って勝とうなんて思っても無理なのだ。 この本は、冤罪被告の手記と弁護士の手記が半分ずつになっているのだが、 その対比が面白い。 被告の方ははっきり言って何もできていない。ただおろおろしてるだけ。 まあそういうものだろう。 後半の弁護士先生の方はしっかり作戦を立てて裁判を闘っていこうという姿勢が読み取れる。私達は疑われないように生きて行くしかない。