六月の手紙

山崎まさよしサンのファンです。六月生まれで、手紙の様にLIVEレポが中心のblogにしたいと思っています。

walkin' in my shoes TOUR 2009 まつもと市民芸術館 5/4(月)

2009-05-06 01:11:42 | Weblog
Walkin’in my shoes TOUR2009 5/4(月)まつもと市民芸術館

長野県松本市で開催されたツアーに参加して来ました。
24時間緊急携帯拘束当番だったので、次の方に引き継ぐ為に職場に寄らないといけなかったので、旦那が車で送ってくれました。ラッキー
「ワイドビューしなの」と言う特急で、京都から松本まで直通で行けるのは便利ですが、4時間足らずの結構な時間がかかりました。

5月2日の深夜に突然の訃報を友達のメールで知りました。大好きで敬愛して止まない清志郎が亡くなったと。嘘~信じられない・・涙ポロポロ。
呆然・・
悲しいと言うよりも、くやしくて辛くてたまりません。
清志郎に最後に会ったのは何時だったのかな?
多分2年前位にあった京都会館での復活LIVEの追加公演でした。
清志郎の元気な姿と歌声、何時もの弾けたパフォーマンスが嬉しくて号泣しながら殆ど泣いていた様な感動した復活LIVE。
沢山の勇気や励ましをもらって来たから、大きな心の支えを奪われた様な心境デス。
昨日の須坂では、ステージにユリの花が飾られて、まさやんはMCで清志郎さんとの出会いやゲンちゃんとキタローさんが清志郎さんの現バンドメンバーである事から縁深い人だと話し「トランジスタラジオ」を歌ってくれたと友達から教えて頂きました。

本日の旅の友のBGMは清志郎のアルバムを連れて、ズット聴きながらの松本までの車中でした。

でも今日はまさやんのLIVE。気持ちを切り替えて楽しまないと・・・
予定通り13時過ぎに松本駅に到着。
現地で合流するハズの大阪のAやんのバスが渋滞で遅れているとメールがあり、先にホテルに荷物を預けた。昨日の須坂から長野に来ている関東のTサンから連絡を頂き、ホテルのロビーまで来てくれはり、再会。
私は明日は早く帰るので、せっかく松本迄来たのでせめて国宝の松本城は見たいと言い、ぶらぶら歩いて松本城へ。
GWとあり、松本の町は多くの観光客で賑わっていました。
松本城を短い時間散策して、二人で記念撮影したり楽しい時間を過ごしました。
Aやんからバスが松本に着いたとのメールを貰い、ホテルへ戻り、Tサンとは又会場で会う約束をして別れました。
Aやんとのお泊りまさ旅は久し振りでした。
二人とも昼食も食べてなかったので、ホテルの隣のそば屋サンで信州そばを頂きました。凄く細いソバなのでするすると一気に食べてしまいました。美味しかった。
時刻は既に16時。会場へと向かう事にしました。
松本の町は観光地のせいかお洒落なお店が多い。で、買い物好きの私は会館近くの手造り洋服屋サンに立ち寄り、手染めの洋服を買ってしまいました。お店の方が全て店で染めて手作りしてるとお店の洋服への思い入れが深いのにも感化されてしまいました。普段は介護も仕事もあり、なかなか洋服を買いに出かける事も出来ないので、旅に出ると素敵なお店を見つけては洋服を買う事があります。これはあの時のツアーのあそこの土地で買った~とツアーの思い出にもなっています。

また前置きが長くなってしまいました。
GWとあってお休みを利用されて全国から沢山のファンの方が会場に来られていました。
今日は千葉のRサンとお隣同士で参加。
会場前で合流して入場。
まつもと市民芸術館は現代的な建築物でとても立派で美しい会館でした。
オペラハウスと言う事もあり、会場は4階席まであります。床はフローリングでとても座り心地が良かったです。
1階席15列のほぼ中央辺りのステージ全体が見渡せるお席でした。

開演は18時の予定でしたが、多分少し遅れて始まったと思います。
SEが流れて暗転となると、歓声と共にスタンディングになりました。
まさやんは袖にワッペンが付いた黒ポロで胸に二つポケットがあった事も今日知りました。Gパン。靴は覚えていません。髪の毛が後ろも随分と伸びていました。

♪セットリスト
①マイシューズ
②バビロンの住人
MC
③Me&Mind
④窮鼠猫を噛め
⑤Heart of Winter
MC
⑥未完成
⑦振り向かない
⑧Greeting Melody
MC
弾き語り
MC
イン・マイキッチン
⑨ただ・・ただ・・
MC
⑩ツバメ
3人で
⑪5月の雨
⑫アンジェラ
⑬春も嵐も→途中でRCの「雨上がりの夜空に」
⑭追憶
⑮深海魚
⑯新曲
⑰ドミノ
⑱晴男
⑲真夜中のBoonBoon

アンコール
①新曲(3拍子の可愛い曲)
②アレルギーの特効薬
What‘d I say→ダンス天国
③トランジスタラジオ
④ステレオ
⑤長男
⑥Fat Mama
⑦パンを焼く
MC
ア・リ・ガ・ト

バビロンの歌詞がチョコット飛びましたねえ~
でもそんな事はどうでも良い何て思う位にオープニングの2曲から素晴らしかったデス。
バビロンの前には素早くギターのリズムをサンプリングしてループさせる技は職人技ですね。キタローさんも素早く動いて太鼓の音をサンプリングしてはるし、この3人は本当によく動いてはるんですが、そんな事を感じさせないのが、さすがプロと思って見入ってしまうマニアックな私デス。

最初のMC
ま:え~どうも。今日がまつもとデス(笑)(どうも昨日の須坂で間違って「まつもと」と言ったらしいですよ、で、会場から突っ込まれたみたいデス)昨日、まつもとナンテ言っちゃって~まつもとデス。この会館はお金かかってますね。この作りと言い・・・4階~~3階~~気を付けて下さいよ。2階~そして1階。今日は最後までごゆっくりお楽しみ下さい。

窮鼠のイントロをアコギで激しくカッティングしながらステージの前の方に出て来てくれました。
本当に窮鼠のカッティングはたまらん~って位に力強くてカッコイイなあと、今日も痺れました。
心配していたHeart of Winter、今日はバッチリ高音も出ていて素敵でした。

2回目のMC
ま:え~4階の人大丈夫でしょうか?さっき4階に行ったんですが、かなり高いですよ~
会:(4階の方)高いよ~
ま:高いか~(と、4階を見上げる様にして優しい口調)
ま:本当こんな立派な会館は・・・此処稼働してるんですか?
会:失礼な~使ってる~~(みたいな言葉があったと思います)
ま:エライ失礼な事言いましたね。
会場から複数の声がかかると
ま:皆さん声をかける時はタイミングを見計らって下さい(笑)
ま:此処は本当に急勾配で、楽屋にね、シャワー付いてるんですよ。それも全部ガラス張りで・・そんなにヤラシク作る必要があるのかな?と思うんですけど、(他にも色々と言うてはり止まらない~って感じでMC炸裂で会場も大うけしてましたが、聞きとれずメモも追い付かずでした。ごめんなさい)
こういう凄い様式の凄い所でショウム無い事言うの大好きなんですよ。(笑)こう云う場で場違いな事言うて・・さ~とひかれるのも最近この年になると快感になって来てね。人間が出来てないと云う事で未完成を・・・

弾き語りの前の3回目のMCに入る前に、いきなりカッコ良いブルースのリズムを奏でて拍手喝采。
MC
ま:え~MCデス。え~こう云うホールでブルースなんて○△□◎×■(う~何て言わはったのか聞き散れずでした)良いですね、ちょと触りだけ・・
と言ったかと思うとR・ジョンソンの「イン・マイキッチン」をカバー。
会場のお客さんもヒューヒューって感じで大喜び。
ショートバージョンって感じのイン・マイキッチンでしたが素敵でした。カッコ良かった~
で、その後で「綺麗な物は汚したくなる衝動にどうもかられてしまう。綺麗な物は綺麗なまま残した方が本当は良いんですけど。綺麗なままで残したい・・お肌とかもね、綺麗に保ちたいと思ってもね、う~ん無理なんですよ(笑)。ギターとかもこれ何年モノ?梅酒とかも、ニンンクの醤油漬けとか、ラッキョウとか、これ一体何年モノ?」みたいなMCをしてはりMCがやはり止まらない~って感じで、すると会場から「近所のオバチャンみたい」と突っ込まれてはりました。
次の「ただ・・ただ・・」を歌おうとして、ハープを吹くと音が違い、「間違えた~」「豆腐屋がやって来たみたい、豆腐~(お豆腐屋サンの物マネ)」
すぐにハープを取り換えて、歌い出す。
会場との楽しいやりとりや、愛嬌のある親しみあるMCを炸裂してくれた後に聞いた「ただ・ただ・・」は今日は一段と丁寧に歌ってはる様に感じて、
沁みました。
う~あのギュワーンと言うスライドギターの音色とまさやんの腕がフレットの上をそれはそれは美しく滑らかに滑る動きに釘付けになりました。はあ~とため息が出る位のピカイチの“ただ・・ただ・・”でした。時折左手を下ろして開放弦で奏でる音とその時の手の動きが妙に色っぽいんですよ。
素晴らしい音色と優しく語りかえる歌声にやられました。
まさやんのギターの音って本当に美しい~と感じました。

そんな素敵な“ただ・・ただ・・”の後再びMC
先ずはお客さんに座って頂く様に促して
ま:(唐突に)松本って何が名産なんですか?ヤッパリお蕎麦ですか?それはあの信州って事だからですか?チョッと聞く所によると、長野県と松本って仲が悪いって?本当なんですか?何で又同じ県でいがみ合うんですか?
会:藩が違う
ま:藩が違う、へえ~そうなんだ。成る程ね、藩か~(凄く納得した~って感じの言い方)相反するって事なんかも知らんね。
会:ほうぉ~~(拍手。上手い事言って感じのリアクション)
ま:ハハハ・・(笑)そんなに上手い事言うてないと思うけどな(少し得意気な感じでした)。まあそう言う歴史ってのはひっかかりますよね、
とか、つらつらと独り言の様に自分で納得したかの様にMCが続くのでした。

いや~今日の5月の雨は清志郎サンの事もあり、始まる前からウルウルしていてね、まさやんが歌い始めると、来た~って感じで涙袋が爆発したかの様にドードーと涙が溢れて来てしまいました。
清志郎サンの訃報を知った時に、もうあの声が生では聴けないのかと思うと、とても辛くてどうしたら良いのかと、現実が受け入れられずにただただ涙が溢れて仕方無くて、だから一層この歌詞の内容が沁みました。

「春も嵐も」は何時もならウキウキして聴けるのに、途中からRCの「雨上がり・・」になるので、これが又この時期には泣ける~って感じでした。

そしてキタローさんと目で合図する様にして始まった“追憶”
ラジオでは聴いたのですが、生で聴くのは初めてでした。多分昨日の須坂から歌ってはると思うんですが・・・イントロが始まると、あっ、やるんだ!と思って、ドキドキしながら聞き入ってしまいました。まさ友のKサンが歌詞起こしをしてくれはり、なんて哲学的で深いんやろうと思ってたんです。そんな凄く重く深い歌詞にまさやんの力強い歌声で生で聴くと、とても感動しました。

晴男では会場が一体となり手を振り、BOONBOONでは皆で腕をグルグル回して盛りあがりました。

アンコールでは今日も3人お揃いのオートミールのツアーTにグリーンのツアータオルを、まさやんは首にかけ、ゲンちゃんは頭に巻き、キタローさんはお尻から垂らして登場。ステージの端から端をぐるりと一周して。
キタローさんの「準備は良いですか」と掛け声に会場も声援で応えて、キタローさんの3拍子のリズムの合わせて、手拍子。
何だか本当にほのぼのしてしまう心が温かくなる優しい曲です。

そしてゲンちゃんやキタローさんの方を見てから始まった「トランジスタラジオ」
3人の清志郎さんへの想いが一つになった様な、それはそれは素晴らしいトランジスタラジオでした。もう涙が止まりませんって位に感動して、色んな思いが交錯して泣けて泣けてまさやんの顔も見えない位でした。

パンでは「君の為に蕎麦を打つ~山菜採る~おやきもか?僕の為にパンを焼く~」と歌ってはりました。

最後のア・リ・ガ・トの前のMCでは
ま:5月13日にアルバムが出ます。(此処でキタローさんがエレピで優しい音色のBGMを静かに弾き始めはりました)BGM付きですか~アルバムの概要、商品説明をさせて頂きますと、
今までそこまで執着して歌詞とか書いてなかった様に思うんですが、今回のアルバムは非常に等身大の自分の本音ミタイな物を、ありのままに・・(BGMに対して)喋りやすいなあ~。この年になると、非常に悲しい出来事が多いんです。多くなって来ました。もう皆さんもニュースでご覧になったかと思いますが、一昨日忌野清志郎サンがお亡くなりになられました。こっちでツアー中と言うタイミングで聞いてしまったんですが、昨日新しい曲を歌ってると歌い易いなと、嘘がないと云うのか・・・言葉って言うのを大事にして行きたいなあと思うんです。さっきトランジスタラジオを歌わせてもらいましたが、基本的に僕がこういう仕事をするきっかけになった曲なんです。あの曲もですね、本当に音楽好きの若者がラジオを出して一生懸命エアチェックしながら聞いてると言う様なね、僕らの時はやっぱりラジオだったんですね。ああ言う歌がズット残って行って欲しいなあと思いますね。僕もkのアルバムがズット残せたらと持って作りましたんで、是非聴いてみて下さい(拍手)
今日はどうもありがとうございました。

最後のMCは言葉を選ぶ様にとても丁寧に今の自分自身の思いを語ってくれはりました。
こんなに素敵なMCの後での「ア・リ。ガ・ト」は心に突きさる程に響いて、会場の涙を誘い、私は大粒涙でグシャグシャになりました。

この日は沢山のまさ友サンと出会いました。
皆元気そうで、そして変わらずにどんなに遠くてもツアーの会場に足を運ばれる姿にも励まされ安心もしていました。

終演後は総勢8人で打ち上げも出来、久しぶりにユックリとまさ友サンと美味しいお料理とお酒で深夜迄楽しい宴が出来て感謝の気持ちでイッパイのまつもとデシタ。

人の命は限りがあるとは言え、突然の別れは辛くて、自分自身の生きる糧を奪われた様に感じてしまいます。清志郎の存在は大きくて、本当にくやしくて、でも今まで沢山貰ったモノを糧にして、今自分が元気で健康でる事に感謝しながら、前を向いて自分の命を最後迄全うせんとね。
きっとまさやんもゲンちゃんもキタローさんも私なんかとは比べモノにならない位の深い悲しみの中にあるハズ、
だから今日の松本のLIVEは1曲1曲が沁みました。声の伸びも素晴らしかった。
素晴らしいLIVEに参加出来た事を感謝しています。
等身大のまさやんの思いが詰まったアルバムが本当に楽しみですね。

父も癌ですが、医学は進歩したとは言え未だ未だ沢山の方が色んな病で苦しんでおられます。病気になりたい人は居ないから、誰もが健康でありたいと願ってるから、少しでも病気で病む人が無くなれば良いなあと強く思います。
まさやんには本当に元気で居て欲しい、何時までも歌い続けて欲しいと心から願う私なのです。
命の尊さも、音楽のパワーもイッパイ感じた松本でした。
出会えた全ての方にア・リ・ガ・ト~~