ホイッスルバード あいざわぶん

凶器(自動車)と老人

2022年 11月19日 午後5時前。
福島市なら既に暗くなっている時間帯である。
外食を終えて車を運転し、帰宅しようとした97歳(男)は
運転操作を誤り、時速60~77キロのスピードで歩道を
暴走し、9歳の娘と歩いていた母親を15mも飛ばして
死亡させた。

裁判は、禁固3年・執行猶予5年で結審している。
執行猶予5年は最長の猶予期間だが、反省をすれば
猶予されていいものか、個人的には納得が行かない。
何故なら犯人は、何度も車を擦り、ぶつけ、家族からは
免許返納するよう説得されていた身だからである。

犯人は歌人(私は知らなかったが、知る人は知る歌人
だったようだ)だったから、私はゾッとした。
常識を踏まえてない人間は歌なんか詠めないからだ。
だから、老化とは理性をも蝕むものなのだろう、と思う。
勿論、99歳の現在は運転など100%してないだろうが。

4日(火)にコーラスに行った際に、図書館の駐車場に
バイクを停めたから、ついでに本を借りてきた。
角川から出版されている令和5年度「短歌年鑑」だ。

それを開いて私は唖然とした。そして唸ってしまった。
上記の老歌人が発表した新歌集の広告が大きく掲載
されていたからだ。
しかも、福島原発事故を非難する歌が数多く詠まれて
いるようだ。

事故後も歌を詠む行為や、出版社に請われて作品を
各短歌誌に載せるのは構わないと思うけれど、被害者
家族がこの広告を見たら、どう感ずるか、私は首を傾げ
ざるを得ない。
また、「角川」は、どういうつもりで広告を出したのか。
せめて、執行猶予が明けてから、と考えもしないのか。
(執行猶予明けには既に死亡しているかもしれないが)

あっ、そうか!角川君は薬物犯罪者だからな。善悪を
理解するのが難しいのかも、と思ってしまった次第。
で、著名歌人のどいつもこいつも相手が角川だと何も
声を上げないのが虚しい。(だから私が指摘しましょう)

さて、毎日のように、高齢者が起こす交通事故が報道
されている。
で、必ず出て来る言い訳が「不便になる」ということ。
そして、家族が言う「免許返納を拒否される」ということ。

それらを踏まえ、私個人が思うことは、唯一つ。
免許更新の合格ラインが極めて低い、という事実がある。
一老人が不便になろうが、一老人が返納拒否しようが、
危険と判断したら更新させてはいけないのだ。
なのに検査官は温情たっぷりの合格判定を下している。
老人になったら、つまり65歳になったら毎年更新試験が
あるべきなのだ。そして、後期高齢者の75歳になったら、
半年に1回の試験が行われるべきなのだ。
年齢で一律は間違いだから、それしか方法はない。

反省した振りをすれば娑婆に居られる高齢者。
そりゃ、幾ら何でもおかしいでしょうに!

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