社労士みょうみょうの“やめない・つづける・はじめる”方法

介護離職や育児離職をしないで
仕事を「つづける」方法を探しましょう!

縁した人や仕事を大切にし、目の前のことに全力を尽くすのがイチバン!

2015-07-12 05:26:28 | 日記
女性活躍大作戦で女性の役員就任も増えてきてますが、今回は地道に着々と大出世していった日本生命保険相互会社の執行役員尾田久美子さん(61歳)を紹介します。

週刊朝日6月26日号「フロントランナー女子会」からです。

尾田さんは、高校卒業後地方支社の一般職として日本生命に入社。20年近く事務をやった後、38歳のときに支社の販売促進担当という、本来総合職がやるべき仕事を任される。ここから尾田さんの経歴が動き出します。転勤のない業務職が、今の勤務地を離れて大阪や東京でキャリアアップを図り2年で戻ってくる「ブーメラン制度」を使って大阪勤務を経験。すると今度は大阪の上司から、総合職を受けろと言われて一発合格。全国の支社を転々とし、山形支社には女性初の次長として勤務。定年で実家に戻ろうと思っていたら、執行役員に抜擢されます。

着々と出世街道を歩んだように見えますが、苦労は多かったはず。しかし、尾田さんは「プレッシャーもストレスも感じたことがない」と言います。なぜって「できることしかできない」からだそうです。

「できることしかしない」とは聞くが、「できることしかできない」とは……「できることしかしない」は逆に言えば「できないことはしない」ということだが、これはできることできないことは自分が一番よくわかっているというのが前提である。

尾田さんはさまざまなところに移動させてもらった経験から、自分の頭だけで考えたら無理だろうという異動があるが、それでも人事や上司が内示をくれるということは、1%でも使えると思っているのだから、自分自身がその1%を信じて働こう、置かれた立場の中で、全力を尽くしてやっていこうと思ったそうです。

尾田さんは、入社面接のとき、いつまで働くつもりか聞かれて「5年くらい務めて結婚退職します」と答えています。(かつては、フツーに結婚したらどうするかとか聞かれていたのですね。今はひねって聞かれるのだろうな)

人間の可能性なんて誰にもわからないし、ましてや自分の可能性など自分がわかるはずもないのですね。

縁した仕事や人を大切にして、目の前のことに全力を尽くすしか自分の道を切り開く方法はないのだと思います。

上滑りの女性活躍に踊らされる必要などまったくないのです

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