社労士みょうみょうの“やめない・つづける・はじめる”方法

介護離職や育児離職をしないで
仕事を「つづける」方法を探しましょう!

自分にぴったりの学び方をみつけてどんどん学んで楽しもう!

2017-03-19 08:14:34 | 日記
雇用関係の助成金の中に従業員が自ら研修などへの参加を申し出た場合、有給無給を問わずその機会を与えるという制度を導入し、1日でも研修に参加したら40万円だか50万円だかが支給されるってやつがあります。

みなさん早いもん勝ちです!ふるって申請を!

でもこの制度はきっと、講師がいて受講者が話を聞いたり、グループワークで話し合うなり、とにかくそういった場に参加することが必要なのだと思います。自分で本を読んだり、調べたりってのは対象外だと思います。助成金ですから仕方がありません。

でも学び方って実は人それぞれいろんな適したやり方があります。日本は国土が狭いのと、横並びで同じことを画一的にやるのが安心できるって国民性もあり、小中高校での教育はもっぱら教師が教室で大勢の児童生徒に教えるってやりかたです。大学などもそうなのでしょうね。通信教育がけっこう普及していたり、少人数でのディスカッションも増えてきているようですが、少数派だと思います。

私は小中高の12年間、とても苦痛でした。なぜなら教師の話していること、教えている内容がほとんど理解できないからです。好きな教科、興味の持てる教科ならなんとかついていくことができても、苦手な不得意な教科はさっぱりでした。

教室で教師の話を聞く以外の学び方があるとわかったのは、社会人になってずいぶんたってからです。

一時期、今ある大学を、高度な学問をするアカデミックなグローバル大学と、実学を学ぶローカルな大学に分けてしまおうという議論が盛り上がりました。特に文系に対する風当たりが強く、文学作品ではなく、英会話を中心にするとか、経済理論ではなく会計ソフトの使い方や簿記を学ぶとか言われていました。大学でしかアカデミックなことが学べないわけではない、自分で学ぼうと思えばいくらでも学べる、だから職業に生かすことに特化したほうがいいって論調でした。

でもそれなら、会計ソフトの使い方や簿記、英会話も同じことですよね。大学で学ぶ必要などないです。

実際、書店やネット上には独学のためのテキストその他の書籍がいくらでもあります。アカデミックなことから実用的なことまで、日本は実は独学のためのツールがたくさんあるのです。にもかかわらず、講義形式がいまだに主流で、社員教育・研修もドブにカネを捨てるがごとき、三流四流の講師に高額な報酬を支払って実施しています。助成金というしょうもない制度からカネが入ってくるせいもありますが。

私は人の話を聞いてもほとんど理解できないので、あまり研修には参加しません。もっぱら書籍を利用しています。このやり方は自分の場合、人から教わるよりも時間とお金の点で効率的です。なによりも楽しいのです。自分のペースでできるのがメリットでもありデメリットでもあります。

自分一人で生きているわけではないので、自分の不得意なやり方でやるしかないときもありますが、それが不得意なやり方だと自覚していないと、自分はダメ人間、価値のない人間、頭が悪い、要領が悪いと思って落ち込んでしまいます。

読むのがいいのか、聞くのがいいのか、見るのがいいのか、静かなところがいいのか、ざわついたところがいいのか、ノートに書くのがいいのか、声に出して言ってみるのがいいのか、自分はどのやり方がいいのか、いっぺんちゃんと考えてみよう!

自分のやり方でいくとそうじゃないやり方よりもうまくいく確率は高いです。

ぜひ!

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