青リンゴ観察日記

韓国漫画「世紀末青リンゴ学習塾」観察ブログです。
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第七十八話②

2023-02-03 | 第七十六話〜第七十八話

「でしょ?!だよね?!」

 

「うちら友達だから!」とチョルの手を取ったミエは、ギラギラした眼差しで念を押した。

「だ・よ・ね?!」

「お・・・おう・・」

「とも・・だちだ・・」

ミエの気迫に押されて、とうとうチョルが皆の前で肯定した。

「ほらね?!」

「この人は私の黒騎士——そして私の友達なの!だからもう喧嘩は・・」

 

その瞬間、意外な人が大きな声を出した。

「だよねーっ!」

「俺たちみんな友達だよね?なぁ?」

「だからみんな仲良くしようよ、Sクラス!」

ほとんど力技で、ジョンウクがまとめた。

ミエはピースし、

ジョハンは友達認定を受けて花を飛ばす。

チョルは苦笑いだ。

この場にいる五分の四は肯定ムードだ。

この人を除いては・・。

 

 

<猿も木から落ちるので>

雨は続いていた。

その中で、傘も差さずに帰ろとしているのはベ・ホンギュだ。

「おい、一緒に使おうって」「いらねー!オトモダチと使えば良いだろ!」

「最後まで拗ねんなって」
 
 
「おーい!猿の助!私の黒騎士に負けたからって拗ねてんの?!」
 
「ファン・ミエ!!お前は消えろ!!」
 

「家に帰って泣かないでね〜?」

「今後大きな顔すんなよ!」

はい、ここでストップ。

一体何があってこんな流れになったのか、巻き戻して見てみましょう!

 

「Sクラスみんな友達」のムードの中、この表情のベ・ホンギュ。

「この・・・変人どもが・・」

「マジで言ってんのか?」

怒りに震えるホンギュの後方に、見覚えのある人物がいた。

ミエは大声で彼を呼び止めた。

「ちょっと!ちょっと待って!タイムタイム!私、黒騎士交代!」

「はぁ?!」

[こんな感じで突然参戦した最後の黒騎士は]

「行けっ!コ・テグァン!!」

「ふぅむ・・ベ・ホンギュ氏と・・この界隈でかなり出来るとは聞いていたのだが・・。
 
小生の守備範囲ではないので・・こうやって対戦することになるとは思っていなかった」

なんと、真打登場——・・!

チョルは自分の代わりにガチの助っ人が現れたことに驚き、ジョハンは少し慌てた。

「なんだよ、僕が話しかけた時は無視したくせに!」

そうは言っても、ジョハンの話し掛け方はこうだった。

「あの・・・一緒のクラスで・・・その・・・じゃあね・・」

「コ・テグァン、ゲームすごく上手いって・・けど別の世界行ってて・・誘えなかった」

「へ〜あの人上手いんだね」
 
こんな感じだったそうだ。
 
けれど結果オーライ!な今の状況に、ミエはジョハンにサムズアップを贈る。
 
「やはり相間見えることになるのか・・小生が最も得意とするゲームではないけれど・・
 
良いでしょう、この対決・・受けて立ちましょう!」
 
 
コ・テグァンはそう言い切った。初めて見るこんなに喋る彼に、ホンギュも当惑気味である。

「なんなんだよ!お前も変人か?!」

 

「わーかったよ!みんなまとめてかかってこい!こんな対戦さっさと終わらせてやる!まじムカつく!

 

そして第4回戦は、コ・テグァンVSベ・ホンギュ!

[とりあえず結果だけ言うと]

それはそれは今までに見たことのない激しさの対戦・・・

・・だったのだが、あっという間に勝敗はついた。

 

そして敗者は、がっくりと膝をついた・・!

「ふむ・・期待したほどではなかったが、それなりに良い勝負だったのでは」

「では小生はこれで」「ね・・ねぇ君・・ちょっと!」「センキュー!テグァン!」

[ベ・ホンギュの惨敗だった]
 

[しかも大敗であった・・!]

ガーン!!!

とにかくホンギュの愕然っぷりは相当のものだった。

弱ってるところに、迷わずミエは畳みかける。

「あんた私らのお願いきいてよね!約束、忘れんなよ!」

後ろからホンギュに傘を差しかけるジョンウクが、にこやかにミエに言った。

「ミエ、勉強のこと考えてみてね!待ってるから」「あ、うん!」

目深にフードを被ったベ・ホンギュが、複雑な感情のこもった目をして振り返った。

その表情を、チョルもまた複雑な思いで見つめる。

そして彼らはそれぞれ解散した。

雨はしとしと降っている。

 


第七十八話②でした。

 

コテグァン・・笑

もう思い切りオタクっぽい口調で攻めましたw

チートラの太一もオタクという設定だった気がしますが、上には上がいるなw

 

第七十八話③に続きます