北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

北電株主総会に向け志賀廃炉アピール

2019-06-26 | 志賀原発


今日は北陸電力の株主総会。
株主の皆さんへ志賀原発の廃炉をアピールすため、北電本店前へ。



9時からアピール行動開始だが、私は少し遅れて到着。
駐車場から北電本店前へ向かう途中、すれ違う人が皆黄色いチラシを手にしている。
もしやと思ったが、やはり「北陸電力とともに脱原発をすすめる株主の会」が作成したチラシだ。
例年になくチラシの受け取りが良かったとのこと。



裏面には先日の原告団総会での樋口英明さんの記念講演の内容がコンパクトにまとめられている(記念講演はこちら参照)。
「一般住宅より地震に弱い原発」。
?と思う人もいるかもしれないが、本当の話だ。



株主の会の皆さんや原告団、いのちのネットなどから次々とアピール。
総会では株主の会が株主提案権を行使して脱原発への議案を提出してる。
株主が賛同すれば北電の社長らがいくら「すみやかに再稼働を!」と言っても志賀原発は再稼働できず、廃炉となるのだ。
株式会社の所有者である株主が集まった株主総会の力は大きい。
企業の社会的責任を自覚し、廃炉を決断してもらいたいところだ。

株主は9時40分頃に会場に入るが、私を含め株主以外の参加者は引き続き本店前でアピール行動を続ける。



12時を回り、総会を終え本店から出てくる脱原発株主の皆さん。
総会会場での様子は明日の新聞でも詳しく、報道されると思うが、ルールに基づき事前に提出されている質問に対してまともに答えようとすらしない。こんな会社、こんな経営陣に原発再稼働を語る資格があるのか。
会場内では脱原発株主の発言に今まで以上に大きな拍手があったそうだ。
株主訴訟もあり、脱原発株主への暖かい声援が増えているのかもしれない。



会場では壇上の取締役から「志賀原発のすみやかな再稼働」が何度も何度も繰り返されたそうだ。
再稼働できなかった場合の長期ビジョンがどうなるのか、考えてもいないそうだ。
志賀原発の再稼働に社運を賭ける北陸電力。
株主による差止め訴訟との違いがより一層鮮明になった株主総会だった。


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