北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

行政改革特別委員会報告

2016-02-09 | 珠洲市議会
珠洲市議会の行政改革特別委員会が昨日開かれた。
昨春の改選後、4回目の開催となる。
昨日の協議事項は
1.珠洲市行財政改革推進プラン(平成22年度~平成26年度)の取り組みの成果と検証について
2.議会改革について
の2点である。

まず行革プランの検証についてだが、新たな第二次プランが今年度からすでにスタートしており、なぜ今ごろ検証?と思われるかもしれない。前回、前々回も協議事項としてあげられ、議論が続いているのだが、実は1年遅れの議論である。
本来ならば前プランの検証の議論を新プラン策定につなげなけらばならない。
何故こういうことになったかと言えば、その責任はひとえに執行部側にある。
新しいプランを策定する前に前プランの検証(中間報告)を出すように要求してきたが結局出されず、年度をまたいでしまったのだ。

ということで、今更感がないわけではないかが、かといって前プランの検証を議会側としてもパスするわけにはいかないということで、現在の議論がある。
昨日の委員会は、委員会側の都合で日程変更となった関係で執行部の都合がつかず、委員間の審議となった。
私見を総論的に言えば、
①新プランにも共通する問題点として「検討する」という項目が多々ある。検討したうえでこ執行部としてれは進めねば!ということで示すのが行革プランではないか。「検討してやっぱり止めました」「検討を続けているんでいいでしょう」なんてなんのためのプランかわからない。
②数値目標がほとんど入っていないので、執行部は進捗状況をABCDEの5段階で評価しているが、第三者的に妥当かどうか判断に難しいものもある。
③進捗しなかった項目のなかにはそもそもなぜこんな項目を入れたのか?というものも。プラン策定に至る議論こそ知りたい。

他の委員からも多くの意見が出て、期せずして活発な「議員間討議」の実現?である。

次回委員会は、今回出された疑問点について執行部側の回答を求め、議論をする。

議会改革の議論は、スピード感があるとは言えないが、現委員会になって着実に進捗している。
来年度は市民の皆さんの前に、少しずつ珠洲市議会も変わってきているという姿をお見せすることができるのではないか。

昨日は委員会の名称についても行政改革特別委員会から行政改革・議会改革特別委員会に変更する方向で意見の一致をみた。
行革と議会改革は別物、名は体を表すでこちらも前進。


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