北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

珠洲市総合防災訓練 ~今年は三崎中が主会場~

2017-09-24 | 活動報告
   

今日は珠洲市総合防災訓練。
今年の主会場は三崎中学校。
市内10地区で主会場は回しているので10年ぶりということになる。

   

想定は新潟県沖でM8.0の地震が発生、市内の震度は6強で、珠洲市内を津波が襲う。
三崎町は珠洲市内でも想定津波高が最も高く、小泊地区は18.6m。
三崎中学校がある宇治地区も想定津波高は12.6m。
中学校の周囲は津波で浸水するエリアとなっているが、中学校の3階は標高は16.4mで避難タワー的な役割を果たす。

   

今春から中学校の近くに移転したみさき保育所の園児は中学生に手を引かれて3回に避難する。
春におこなった学校の避難訓練では園児との接し方に戸惑う生徒も多かったそうだが、今回は2回目。スムーズにいったようだ。

   

避難訓練を終えてグラウうンドで待機する園児の視線の先にあるのは・・・

   

あっという間に立ち上がったエアテント。
子どもたちから歓声があがる。

   

昨年の宝立小中学校を主会場にした訓練でも中学生が大きな役割を果たしたが、今回の訓練でも中学生は園児の避難補助や自主防災組織の避難者の受付や体育館での避難所開設、さらに炊き出し班にも参加する。
みさき小学校の児童も仮設のトイレの組み立てなどに取り組む。

   

高齢者が多く、日中は大人も町外で勤める人が多い三崎町で、いざというとき地域にいる小中学生が防災活動の一翼を担ってくれると地域住民にとっても心強い。

   

グランドに戻った子どもたちが真剣な目で見つめたのは・・・

   

実際の車を使っての車両事故救出訓練。
珠洲消防署の救助隊が様々な機材を駆使して車の前部を開き、閉じ込められた人を救助する。

   

今回初めて取り入れたラジオななおのFM現地放送局。
こちらはいろいろ課題がみえたよう。



市内の訓練参加住民は昨年より多い3,708人。
防災関係者も含めると約5,000人が参加した。



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