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今年度の珠洲市総合防災訓練は大谷小中学校が主会場。
今年の想定は「能登半島東方沖でマグニチュード8の地震が発生、珠洲市内は震度6強で市内全域に大津波警報が発表される」。
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大谷小中学校は指定避難所となっているが、想定される最大津波高は5.5メートルで校舎の玄関先あたりの高さ。
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校舎自体は耐震化も終えているので雪や雨の時は3階まで避難するということもあると思うが、津波警報が発表されたらまずは校舎向かいの高台へと坂道を一気に駆け上がる。
最後に校内を確認して避難する先生が一番息切れ状態。
今回の想定震源は能登半島東方沖なので若干時間的余裕はあるが、最も怖いのはこの校舎の沖合を走る断層が震源となるケース。
校長先生は毎回ストップウォッチで避難時間を計っているようだ。
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高齢化が50%を超える大谷地区は体の不自由なお年寄りの避難を元気なお年寄りが支えなければならない。
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人数が少ないとはいえ、子どもたちもそれぞれ役割を担う。
津波警報が解除された後は校舎に戻り、受付や避難所開設、炊き出しなどの作業を自主防災組織の皆さんと一緒になって行う。
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炊き出し班の皆さんが作るおにぎりからはおいしそうなカレーの香りが・・・
昨年までの会場は五目飯のおにぎりだったが、今回は初めてカレー味のご飯だ。
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今回の訓練で初めて盛り込まれたのが福祉避難所開設運営訓練。
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避難所で避難していることが難しいと判断された人を近くの波の花デイサービスセンターまで移動させる。
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住宅耐震相談のコーナーも初めて設けられる。
ところで今回の市内住民の訓練参加者は2,771名とのこと。
主会場の大谷地区の人口が少ないので減少自体はやむを得ないが、昨年の三崎中学校を主会場にした訓練は3,708人の参加だった。
1,000人近く減少している。
災害続きの中、ちょっと意外でもあり、原因の分析が必要だ。
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