

ドS刑事みたいなヤツかと思ったが、そこまでギャグ寄りではなかった。キャラや話の整理のサッパリした感じは日テレドラマ風。研究したんだろなぁ。殺害シーンや死体描写にグロ要素がちょっと残っているのは最近のフジテレビ特有のモノだとは思うが。良し悪しだけどね。ヒロイン(?)の動物飼育のプロらしい娘はリュック等背負っていると特に、後ろから見ると小学生っぽいな。また一人、芸能界にホビット族が迷い込んでしまったようだ。直接捜査に当たるのはほぼメインの二人だけというコンパクトな仕様でもある為、記憶喪失の刑事も案外しっかり目に描写される。有能設定で動物プロ娘と役割分担が成立している。まぁ探偵役が二人で記憶喪失刑事が無能だと、動物プロ娘が超能力者みたいになってしまうしね。そんな何がどうってワケではないが、動物描写もちょっとシュールなくらい力が入っていて、手堅く作られてる印象の1話だった。しかし主題歌はいきもの係じゃないのか。なぜだ? ・・・そこはまぁいいか。あとはEDのさほど流行らす気もなさそうな、着ぐるみと元々アイドルだったヒロイン以外は踊らされて感全開のダンスは、たぶん「ヒロイン元アイドルだし、踊らせとくか・・・」くらいのマッタリした会議で決まったんだろうなぁ。
後編はちょっとガソリン切れかな? 特に『2か月後』からは、オチだけは完遂したがふわふわ進行。あのDVされてる元同級生の母子が処理し切れなかったのが話を圧迫しちゃったんだろう。結局、DV男が野放しの田舎に母子だけで返して「何か別れ話でモメてるっぽいけど、僕も頑張らなくちゃ」みたいな線引きしちゃっていた。一応改めて田舎に行くつもりはあるみたいだけど、既に2か月余り放置している。あの子供、めっちゃ殴られ続けている可能性が結構高いはずなんだけどなぁ。『したっけバイバイ』とかいい言葉を拾い上げたりはしてたんだがね。全体、話が落ち着いたこともあって、連ドラ本編で飛び道具仕様だった山岸が程々に収まってたりはしたが、やっぱ一度綺麗に完結した話の続編をもう1回盛るのは大変なんだろうな。