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あれこれ徒然を語る

随筆的日記を長崎から発信!

厄入りとイタリア料理

2009-06-19 | 季節
厄入りを祝いました
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仕事もひと区切り、週末の金曜日で給料日である。今の職場に異動して久しぶりに飲み会となった。職場の仲間二人のいわゆる『厄入り』のお祝いである。
厄入りを迎える年になると、長崎では6月1日に神社に参詣し、お祓いを受ける慣わしがある。そして、職場の仲間や親しい友人たちが集い厄入りのお祝いの宴席を設けることとなる。職場に厄入りの人がいると、上司は6月1日には早起きして、職場の始業時までに厄入りの主役に神社まで伴って行く。人生の先輩としての役回りだ。
こうした文化が脈々と受け継がれているが、ひと昔まで長崎の厄入りのお祝いはとても盛大だったらしい。仲間から厄入りを祝ってもらうと、そのお返しの宴席を厄が終わったとき、仲間全員にそのお返しの宴席を設けていたらしい。今でこそ大分簡素化されてきたようだが、この厄入りについては長崎には独特の文化が育っているような気がする。わたしは約30年前に長崎市民になったが、わたしのふるさととは大分違った風習なのだ。長崎の天領文化が創りあげた賜物か、くんちに寄せる思いといい、厄入りの風習といい長崎らしさなのだろう。
『厄入り』は神事として行われる文化だが、今夜の厄入りのお祝い宴席は、イタリア料理のお店だった。わたくし的には、下戸の分だけ料理を楽しむほうなので、こうしたお店での酒席は大賛成!女性の幹事さんのちょっと気の利いたセンスかな。ところで、ところで、料理の写真を撮るのを忘れてしまうくらいでして・・・
職場の仲間と楽しく喋りながらおいしくイタリアンをいただきました。
厄入りの主役のお二人さん、ありがとう~


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