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世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を楽しもう

2018-07-01 | 長崎LOVERS
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「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産への登録が決定した。
「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」としての登録を目指して10年余、紆余曲折を経ながらの今回の決定を素直に喜びたい。
12の資産のどれもについて、世界から普遍的価値が認められたことは素晴らしいことだ。
特にふるさとにある構成資産「原城跡」が「島原・天草一揆」いわゆる島原の乱の舞台であったこと、そして、その一揆軍のほとんどがキリシタンだったことは、領主有馬氏の歴史と切り離しては考えられない。
きっと、キリシタン大名として多くの信者を保護したと言われる有馬晴信との関係を考察するのはおもしろいだろう。
徳川幕府の海禁体制(鎖国)の原点が「島原・天草一揆」であり、ここから潜伏キリシタンの歴史が始まったと考えると、先ず、「原城跡」に光を当て、併せて有馬氏の歴史を知ることが、この世界遺産の楽しみ方としてはよさそうだ。
平成26年に世界遺産登録推進のためオープンした「有馬キリシタン遺産記念館」は、この点でキリスト教弾圧の歴史、有馬氏の歴史を簡潔に解説していて、基礎的知識を得るのには最適だ。解説を担当する職員さんの熱き語りが、グイグイ潜伏キリシタンと有馬氏の歴史の世界に引き込んでいく。
「有馬キリシタン遺産記念館」を訪問したら、職員さんのガイドを聞くことをお勧めする。


ユネスコの世界遺産委員会で登録決定が見込まれた6月30日、長崎県など関係自治体で世界遺産委員会のパブリックビューイングが開催され、盛り上がる中、ふるさと南島原市を訪ねてみた。


















この2冊は南島原、原城跡、有馬氏の基礎知識本ともいえるものです。 



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