春夏秋冬 長崎発 とき燦々

あれこれ徒然を語る

随筆的日記を長崎から発信!

共生社会づくりのために

2012-11-28 | 心境
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国の雇用創出事業のひとつである長崎県のふるさと雇用再生特別基金を活用して、企画提案型事業に取り組んだ事業者が頑張っている。
仕事をしたいという意欲がありながら、なかなか就職できない障害のある人たちに、就労の場を提供したいという思いからスタートした「喜咲亭」は、うどん、惣菜、弁当などを提供する飲食店である。
経営形態は、事業者の企画提案を基に、その提案を受けた自治体が事業委託する形だ。
現在は、基金事業としての委託契約期間を終え、新たな道として、障害者自立支援法に基づく障害福祉サービスの就労継続支援A型事業所、就労移行支援事業所という形で障害のある人たちの就労支援に力を入れている。
「喜咲亭」のスタートは、平成22年11月だったが、この二年の間に、近隣の工業団地で働く皆さんや地域の一人暮らし高齢者の人たちなどのニーズを掴み、地域密着型のお店として活動を活発化させているようだ。
この10月には、長崎市内の障害者施設で作られた製品を販売しているベルナード観光通りの「チャレンジド・ショップ はあと屋」にも加盟し、販路拡大を図っている。
もちろん、コンセプトは障害者雇用だ。



長崎県は平成24年6月、「長崎県工賃向上計画」を策定し、障害のある人が地域で自立した生活を送るための支援策として、障害者の就労対策や福祉的就労の工賃水準の引上げに取り組むとしている。
長崎県の福祉的就労の平均工賃は、平成22年度実績で、月額13,409円となっている。これは全国で20位だそうだ。そして向上計画では平成26年度の目標を月額16,000円に置いている。
また、長崎市は、平成23年度にスタートした第四次総合計画の前期基本計画の中で、障害のある人の雇用・就業・職場定着の促進に取り組むことを障害者施策の基本方針のひとつとしており、就労や生活の安定に向けた事業を具体化しているようだ。
基本計画によれば、長崎市の福祉的就労の工賃は目標年次が平成27年度で月額17,200円となっている。
是非、このそれぞれの工賃目標達成のため、支援の輪をもっともっと大きくしたいものだ。
平成25年4月には、障害者の法定雇用率が引き上げられ、また、障害者自立支援法も改正されて、いわゆる「障害者総合福祉法」(正式な法律名は「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」)になって動きだす。
この共生社会づくりのために支援の輪の内側にずっと居続けることが大切なのだろう。

「喜咲亭」のうどんも日替わり定食もなかなかの味でした


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紅葉 迎仙閣!

2012-11-24 | 季節
長崎の古賀地区は古くから「植木の里」として知られている。
400年の歴史のある植木のまちなのだ。
この地区はとにかく美庭が多く、長崎のまち歩き観光として人気のある「長崎さるく」のコースも設定されていて、樹齢約600年を誇る日本一のラカンマキや枯山水庭園、値がつけられないほどの高級盆栽など魅力ある多くの見所がある。
「長崎さるく」のコースは、迎仙閣 (ぎょうせんかく) →雄光苑 →赤瀬邸 →茂樹園 →昭緑園 →共楽園 →恵比須神社 →松花園 →南荘園 →久保田植木・越樹園 となっている。
今日はこのコースのスタート地点である迎仙閣の紅葉を楽しんできた。
この迎仙閣は、もともと長崎のとある事業家の持ち物だったらしいのだが、のちに佐世保に本店のある親和銀行の所有となった。
春にはつつじや新緑、秋には紅葉の美しい手入れの行き届いた庭園が評判で、たまに見学の申し入れがあると一般にも開放されていたようである。また、親和銀行が主催し、つつじの鑑賞会のようなものが開かれていた時期もあり、わたしも一度お招きにあずかったことがある。
現在、この迎仙閣は親和銀行の手を離れていて、さらに庭園の手直し、お屋敷の改修が行われているようである。
今年は、この紅葉の美しい庭園がオーナーさんのご厚意により11月末まで一般開放されている。
青空になった夕刻、カメラを手にお邪魔してみた。

ちょうど、入園も少なくなった時間帯で管理の方に駐車場のお世話までしていただき、苔の生した静かな庭園で風情ひと時、いい時間を過ごさせていただいた。
閉園は午後5時、帰るころには上弦の月が東の空から次第に高くなりつつあった。
三年前にも赤く染まった迎仙閣を自転車で訪ねた記憶が蘇った。
自然あふれるこのまちが、わたしはとても気に入っている。
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自転車に乗れません

2012-11-23 | 季節
長崎東公園

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三連休の初日は、朝から天気が怪しい。
早起きして、近くの公園まで散歩に出かけた。久しぶりである。
ひと月ほど前から腰痛が酷くなり、腰をかばいながらの生活になっていたのだが、ここ数日どうにかコンディションも安定してきた。
振り返れば、今回、腰痛が再発したきっかけは、自転車のサドル調整をしたのちのロングライドだったようだ。

最初に行った病院を転院したのが良かったのだろうか。
最初に行った病院の若い整形外科医はエックス線画像を見ながら言った。
腰は「年齢相応の老化ですね。」
想像もしていなかった一言に少しショックを受け、わたしは「そうですか。」と返すのが精一杯なのでした。
続けて、その医師は「コルセットを作りましょう。」と勧めてきた。
わたしは、医師の言った「年相応の老化」⇒「コルセット」が頭の中で結びつかず、とっさの判断で「コルセットは要りません。」と答えていました。
痛みの原因は説明を聞いても???
そして、「ロキソニンテープ」とやらを70枚処方され、「症状が変わらないとか、酷くなったらまた来てください。」とおっしゃってくださって、おしまい。
その瞬間、わたしは、たぶんこの病院の整形外科を再来することはないだろうと思っていたようでした。
果たして、改善することのないまま時間が過ぎ、次第に不安が大きくなるわたしは、「腰の名医情報」を入手するため知人、友人に助けを求めていました。
結果は複数の知人から情報提供のあった病院に転院し再検査をすることに。
エックス線撮影に加えMRIを撮りました。
今度は「年相応の老化」との話はありませんでしたが、何番目かの腰椎の「すべり」が顕著だとのこと。
この原因について詳し説明を聞いたものの、やっぱり「そうですか。」と答えるしかありませんでした。
要するに、改善するためには時間がかかるとのことのようでした。当面、漢方薬と体幹マッサージを続けることになりそうです。
今日で五日目、少し安定してきたような気がして、初冬の空気を楽しむゆとりが生まれました。
公園の街路樹の銀杏の葉の色づきも最高でした。
今日から三連休なのですが、残念ながら自転車には乗れません。
コメント (2)
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