100万パワーズ日記

100万パワーズがあなたに幸せをお届けする

バレンタインの話のつづき

2009年02月17日 | SATORU
そんなこんなでラシーンに乗り込みオサレ創作料理店を目指しました。
オサレ創作料理店に向かう車内では、彼女が「今なら1人で来ても楽しそうやで」とメールを送って来てくれた事と、前日電話をした時に彼女が「チョコ作らなアカンし」と言っていた事から、もしかしたら義理チョコぐらいなら貰えるかも知れないと淡い期待をいだいていました。

そんなこんなで2、30分もするとオサレ創作料理店に到着です。
見た目はイカツイですが心はOLの自分は普段1人で飲食店に入る事なんてなくて、少しドキドキしながらオサレ創作料理店のドアを開きました。

ドアを開くとショップ店員が自分を迎えてくれました。
お客さんが少なくて今なら1人で来ても楽しそうやでと言う事でオサレ創作料理店に行った訳ですが店内にはボチボチお客さんがいました。
自分は「いやいやいやいやボチボチお客さんいますやん」と言いました。彼女によると自分が来るのが遅いから、その間にお客さんが来たとかどうとか。そら西脇から三木までだと2、30分はかかる訳で仕方無いと言えば仕方無いです。
自分は立ち飲み用のカウンターに着き、いつもどおりヒネポンと温玉サラダを注文しました。
自分はオサレ創作料理店に来ると10割この2つは注文します。
そんなこんなで2つ共スピードメニューなのでスグにテーブルに運ばれて来ました。
自分は普段から食事中はあまり喋りませんが、この日は1人だったし、心がOLの自分は店の雰囲気に耐えきれず、早く店を出ようと思い黙々と料理を食べていました。
が、ショップ店員はそんな自分に気を遣ってか何かと話かけてくれました。
やっぱり彼女は優しいです。
彼女は気を遣い他の店員さんにも自分に話かける様に促したみたいです。
まず最初に話かけてくれたのはタクヤと言う青年。彼は痩せ形の長身に、清潔感があり優しそうな整った顔立ちをしています。まあ簡単に言えば男前です。
彼は毎日三木から大阪の大学に通う頑張り屋さんの1回生です。
因みに彼の通う大学はキャッツのテル君とバンドマンと一緒です。
彼は「バレンタインやのに、1人でこんな所来て良いんすか?」と言いました。
しがない大学生の自分はバレンタインだからこそ、ショップ店員を見に来たのですが、勿論そんな事は口にしないで、ショップ店員を見れた事だけで十分なので、彼の問いに対して「へへへ」と笑いました。
彼は「これ自分からのささやかな気持ちです」と言い、1つチョコをくれました。
後からも「これ、まかないの残りですけど良かったら」と料理を出してくれたりしました。
全く彼は男前な上に性格まで良いです。

次に話しかけてくれたのはヨシエさんと言う1つ年上の女性です。
ヨシエさんは店長を除くとオサレ創作料理で1番の古株らしく、1番の古株と言う肩書きにふさわしくしっかり者です。
ヨシエさんは何やら自分の素性を色々聞いて来ました。

自分は「何でそんな体育会系の喋り方なん?」と言われました。が、知っている人は分かると思いますが普段はペラペラとポップに軽い感じで喋ります。言うたら体育会系とは対極にある喋り方です。
しかし自分は初対面の人や目上の人に対して紳士に振る舞ってしまう為に、そんな体育会系みたいな喋り方になってしまったのでしょう。

そんなこんなで店員さんも話しかけてくれたし、スピードメニュー2品だけで店を出るのは申し訳ないと思い、お腹は一杯でしたが、オススメメニューからカロリーの低そうな、豚肉の焼きしゃぶなる料理を注文しました。
暫くすると旅館なんかでたまにある、1人用の鍋なんかを温める着火材?の入ったやつにアツアツに熱せられた鉄板が乗せて運ばれて来ました。
そしてお皿には薄くスライスされたしゃぶしゃぶ用の豚肉がありました。どうやら、豚肉を自分で1枚づつ焼いて食べる様でした。
熱々の鉄板に豚肉を1枚乗せるごとに「ジュー」と言う音が店中に響き渡りました。
大勢で来ていればこんな音も食欲を駆り立てるのかも知れませんが、自分はカウンターで1人で立っている訳でただだ恥ずかしいだけでした。
バレンタインにヒゲもじゃもじゃのしがない大学生がカウンターで1人でジュージューと肉を焼く。ただのはずかしめです。心がOLの自分は、何でこんなん注文したんやろ。と後悔しながら周りの視線を少し気にしたりしていました。
ショップ店員がバックヤード的な所におっても音聞こえるでと言うので自分はもう逆にどうでも良い気分になりました。

そんなこんなで食事を終えると丁度ショップ店員の仕事が終わりました。彼女は店で1杯だけ酎ハイを飲みました。
そして2人で今から何をするかと言う話になりました。
彼女はいつも自分の意見を出さないで人の意見を待ちがちなので、自分は彼女と何かするとなると彼女に決めさせる事にしています。
西脇の女の民はみんな彼氏持ちなのでバレンタインでいません。
なので元相方に電話しました。
元相方は今男6人で加古川のラウンドワンにいるみたいでした。
ショップ店員は男の子ばかりの所に女の子1人で入るのが少し嫌みたいでした。
自分もボーリングは嫌いだし、何より彼女と2人の方が良いのでボーリングに行くのは反対でした。
が、いつも人の意見に合わせがちな彼女はなかなか判断が出来ないみたいで、ボーリングに行くべきか行かないべきか迷いに迷っていました。
このやりとりで何十分経ったでしょう。
もう2人で遊ぼうなんて言えない雰囲気だったし、少ししびれをきかせてきた自分は「じぁあジャイケンで決めよう」と提案しました。
自分が勝ったらボーリングに行く、ショップ店員が勝ったらボーリングに行かないと言う事にしました。

自分の気持ちとは相反し、自分はジャイケンに勝ち、ボーリング場に向かいました。

ボーリング場に行くまでの車内ではまだ深夜1時位だと言うのに2人共めちゃくちゃアクビをしていました。

彼女がアクビをするのは毎度の事ですが、不眠症気味の自分がアクビをする事はめちゃくちゃ珍しい事です。しかも何回もです。
やがてカーナビの指示に従っているとボーリング場に着きました。

ボーリングは順番待ちの様でまだ西脇の民達はボーリングを始めていませんでした。
元相方はいい感じにアルコールが回っていたのか少しポップになっていました。
やがて順番が回って来て自分達はボーリングを始めてました。
自分はボーリングが嫌いなのでボーリングに来るのも4ヵ月ぶりとかそんなんでした。
そう言えば最後にボーリングに行った時もショップ店員と一緒やったなーなんてぼんやり思い出していました。
当時はまだ全然西脇の女の民とも喋れなかったなーなんて冴えない頭で思い出しながらボーリングをしていました。

不眠症の自分もとうとう体が限界を迎えたのか、この日は何でかめちゃくちゃ眠たくゲーム中も頭は冴えず、自分は終始ぼんやりしていました。
6ゲームをするみたいでしたが2ゲームが終わった所で自分は「ちょーホンマ空気読めんねんけど、体調が優れんから帰って良い?」と切り出しました。勿論西脇の民は優しいので快く了承してくれました。

自分は一応ショップ店員に「俺体調優れんし、先帰るけどどないする?」と言いました。
彼女は少し迷った末に「じぁあ私も帰ろうかな」と言いました。
彼女はいつもみんなと遊んでいても最後までいて「まだ帰りたくなーい」と言う子なので、自分に気を遣ったのかも知れません。

西脇の男の民は大きな車1台に6人乗って来ており、別にショップが乗ろうと思えば乗れるので「いやいやここおり」と言いましたが、結局彼女も帰る事になりました。

帰りの車内では彼女コックリコックリと頭を降り夢と現実の世界を行き来していました。
自分はそんな彼女を見てかわいらしいなーなんて思っていました。
最終的に彼女は眠りに着き、彼女の車が止めてあるオサレ創作料理店の近くまで目を覚ましませんでした。
彼女は「うわぁほとんど寝とった。ありがとう。」と言いラシーンを降り、自分の車に乗り込みました。
彼女が車に乗り込むと、自分が前を走り2台で西脇に帰りました。
西脇に帰り彼女と別れると暫くして、今日はありがとうバイバイおやすみ。と彼女からメールが届きました。
自分は本当に彼女に申し訳なく思い、彼女に電話をして、「車ん中で言うたらテンション下がる思って言わんかったけどボーリングほんまごめんな」と言いました。
彼女は「いやいや別に気にしてないし、私いっつも帰りたくない時は帰りたくないて言うやん」と言ってくれました。
彼女が本当に帰りたかったのかどうかは分かりませんが、どちらにせよ彼女は優しい子だと思いました。

義理チョコすら貰えない時点で彼女は全く自分に気はなく、自分は彼女にとってただの男友達なのかも知れませんが、それでもやっぱり自分は彼女が好きだと思いました。
家に帰ると久々に泥の様に眠りました。

写真はショップ店員が撮ってくれたもの。豚肉の焼きしゃぶをする自分。本気で恥ずかしかったです。

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2 コメント

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Unknown (もりま姉)
2009-02-18 05:49:49
いやぁ~逆にショップ店員さんも気使ってチョコあげんかったんではないでしょうかね??
何となくやけど、そんな気しました。うん。女の直感ってヤツですね、ハイ。
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Unknown (さとる)
2009-02-18 15:18:22
うーん。どうなんやろな。
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