じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

伊豆・箱根 節約旅

2021-04-07 17:09:01 | 旅と感想
いや、第一目的は仙台に置きっ放しのバイクを持ち主の株キチの住む埼玉県は戸田市まで届けること、なので車の選択肢は軽トラ一択でありました。

そんなわけで、4月5日午前6時45分軽トラで家を出て、7時10分に東北自動車道に乗り10時55分に友人宅に着いたわけであります。

あれです、あまり休憩とか取らないタイプなので那須と蓮田のパーキングでそれぞれ10分程度のトイレタイムで走り続けたんですがこの日はずーっと風が強くバイクを積んだ軽トラは煽られっ放しでありました。
で、佐野藤岡を過ぎたあたりからは雨になりまして時々手に汗握るハンドリングを余儀なくされた次第であります。

いや、自分の軽トラの巡航速度はこの手の車としては意外と速く、メーター読みで110キロであります。
で、時に必要とあればもう少し踏み込むこともあるのけでハンドルは真面目に握らないとダメなのであります。

で、戸田の17号線に出て帰りのために給油をしたんですが、360キロ走って27リットルだったので飛ばした割に燃費は良く、リッター13キロも走りました。

さて、伊豆と箱根の旅はここからが本番でして、行き先と宿は全て友人にお任せで、車も乗せて行ってもらうお気楽旅になるのであります。

で、11時半に友人宅を出まして東名高速のサービスエリアで昼飯を、となって海老名サービスエリアを目指した次第であります。

で、次、何処へ行くのと尋ねると「めんたいパーク」と言うんですが自分は全く知らない場所でして、何が有るのかも分からずに唯運ばれて行ったのでありましたが、東名高速を降りたのは沼津でありました。

博多の明太子屋さんのお店でした

いや、魂消ました。
明太子屋さん一軒でそこそこ大きな商業施設が成り立っているんですから驚きであります。
で、もっと驚くのは、明太子とそれの関連商品以外のものは何も無いことでありました。

いや、マジかぁ〜? と、驚きつつ中に入れば見事に明太子と関連商品しかなく、強いて明太子味じゃ無いものを探せば、缶コーヒーとバニラのソフトクリームと地ビールくらいでありました。

静岡麦酒(ばくしゅ)とおにぎり

で、友人は明太子を買いに来たらしく保冷剤と合わせて買っていましたが自分は家まで保たせる自信がなかったので買いませんでした。
と、言うか、なんで静岡で博多の明太子を買わなくちゃならないんだか激しく疑問でありましたが、まっ、いいでしょう。

しかし、明太子の為だけに西伊豆に来たのか? まさか、他に何かあるんだろうと思ったら甘かったわけで、その後は何も無いと言うのであります。

宿の場所を尋ねると、東伊豆町白田と言うではありませんか。
えっ? もう3時過ぎてるし、東伊豆に行くってことだと何処にも寄らずに天城越えしてもチェックインに程よい頃合いだぞ、と言うことで自分が行きたかった下田に寄らず、天城越えしたのに浄蓮の滝もすっ飛ばして宿に行った次第であります。

で、戸田市民は格安で泊まれると言う「戸田市保養所 白田の湯」に入ったわけですが、値段を聞いてビックリであります。
戸田市民が一泊二食付き5300円と格安なのは納得としましても、よそ者でも6500円ですから驚きの低価格であります。

基本の夕食

金目鯛の煮付けと刺身とアワビとサザエを追加

いや、あれですかね、戸田市から助成金でも出ているんですかね?
追加の料理もビールも酒もお土産も、なんでも安いのでありまして、私ゃ思わず土産売り場にあった「期限切れ間近」と書かれた特価品の饅頭などを買い込んでしまいました。

さて、お宿の方から提案されたのは「マスク会食」でありまして、一口運んだらもぐもぐはマスクをして、なんて事らしいんですが、酒を飲んじまったらそんなことは忘却の彼方でしていつものように騒いじまったわけであります。

しかし、友人は戸田市で小商いなどしている為か、夕食時に居合わせた総勢20名の内半数が顔見知りで、あいつの御一行なら仕方が無いと呆れられ皆さま夕食は素早く終えて居なくなったのでありました。

で、伊豆近辺の海の幸を堪能し、朝食は金目鯛の干物なんて贅沢をさせていただいて、酒代込みでお一人様9500円程度でありました。

4月6日・・・快晴!!!

いや、前日は小雨かドン曇りの肌寒い一日でして観光をするったって歩き回る系の観光は無理だったのであります。

で、本日は最高の空模様の下「何処へ行くの」と尋ねると「予定は無いよ」と言うではありませんか。

と、言う事なので「俺ポーラ美術館に行きたい」と言うと「それ、今日から入れ替えで休み」と宣うではありませんか。
で、「岡田美術館にしたら」と言うので「パチンコ屋の美術館なんぞ行きたく無ぇ」と言うと「世界に類を見ない充実だよ」と友人の株キチが言うわけです。
そこまで言われれば他に当ても無いので「んじゃそこで良し」としたわけですが、伊東市の川奈の辺りで「つつじ園」と言う看板を見つけ「曲がれぇ〜」と叫んで入ったのが「小室山公園」でありました。

案内板は「咲き始め」でしたが

いや、何も知らずツツジの庭園という看板に反応して入ったんですが見事なツツジの庭が山の斜面いっぱいに広がっていたわけであります。
ですが、ツツジ祭りは4月29日からとのことで少し時期が早かったようであります。
それでも無料であればなんでも喜ぶ我らは「金がかからねぇってのは良い事だよ」と暫し時を忘れて楽しんだのでありました。

あれです、山頂までのリフトがあったんですがツツジも未だだし有料だろうってことで乗らずに来たわけですが、後で知ってガックリであります。
往復たった500円で伊豆大島や富士山が見えたってんですが、後悔先に立たずであります。

イカを干している?

株キチが干物屋のイカを見つけて狂喜し「イカの干物を買ってくる」と車を止めたわけです。
が、干してあるイカを見に行って「あれ偽物だった」と落胆して買わずに走り出したんですが、あれは客寄せで店内には現物が有ると思わないあたりが間抜けでありますが、まっ、いいでしょう。

あーハワイだ と騒ぐ株キチ

伊東と熱海の間頃でしたか、自分にはいたって日本的な砂浜に見えるんですが友人の株キチが「ハワイだぁ〜」と叫んで車を止めた公園からの風景でありました。
しかし、公園には何も無く、砂浜を眺めて「わーきれいだ」と言いつつも他にすることも無く熱海へ向かったのでありました。

熱海城 観覧料1000円

で、熱海に近づくと「熱海城をみよう」と騒ぎ出した株キチは自分が運転しているのを良いことに誰も「うん」と言っていないのに曲がったわけであります。

あれです、自分はダイビング屋の時に頻繁にこの辺に来てまして熱海城なんてのは実在しなかった城だというのを聞いていたわけであります。
なので1000円も払って見る気は無かったので海の見える茶店で待っていた次第であります。

運転しないので昼間からビール!!!

待っている間にコーヒーでもと入った展望の良い茶店には「静岡の手作りビール」なんてのがありまして、どーせ運転しないんだからと飲んで見ましたが、少し甘めで美味いものでありました。

熱海の中島水産市民市場のキンメ

あれです、魚好きの私は少しは目が利くと自負しているんですがここは新鮮で安い上に品数が多く驚きでありました。
あんなに大量に刺身を造って売り切れるんだろうかと心配になる量が程陳列されているのであります。
いや、帰るのが今日なら間違いなく買い込んだんですが家に着くのは明日の夕方・・・ダメだな、と諦めました。

で、熱海の裏道を適当に歩き回り、一部で美味くて安いと囁かれている地元の飯屋に行ったんですがちょうど昼時なので混んでまして待たなくてはならない様子でありました。
待ちたいという我が儘な意見に対し、我々には時間が無い、と言い切って近くの蕎麦屋に入り相も変わらず天ザルなど食った次第であります。

さて、残る予定は「大涌谷」と美術館でありますが、私のお目当のポーラ美術館が閉まっているとなって意気消沈して大涌谷に行こうと言ったんですが株キチの陰謀で向かったのは岡田美術館でありました。

箱根の山から富士山が見えました

で、目的地に着いてしまったので2600円も支払って入ることにしたんですが、ここで株キチが騒ぎ出したわけであります。
「券が無い」と言うのでありますが、奴は岡田美術館の関連会社の株主とかで無料の券を持っているんだそうであります。


てめぇこの野郎、タダだからここに来たんだなと怒ったんですが、来ちまったものは仕方が無い、でありまして結局は株キチも入場券を買って入った次第であります。

結論から先の申し述べますと、美術品好きの自分ですが唯一苦手なのが焼き物の類でして、展示品の八割が骨董品の焼き物という岡田美術館はやたら広くて疲れただけでありました。

展示品について言えば、年代やら作者の名前よりも、お宝鑑定団なら1200万円の品、と書いてくれたらもっと驚けたと思うのであります。

で、マジなところでは、北斎の絵で「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」があったんですがそれだけが目の保養になった感じでありました、なんちゃって。

と、いうことで、岡田美術館を立て「次は大涌谷」と言うと「そんな時間は無い」と言うではありませんか。
いや、少し戻ればすぐだろうにと言ったんですが運転手は奴なので車は今夜の宿の富士宮市に向かったのでありました。

花の湯 ホームページから拝借

まっ、もーどーでも良いですって事でさっさと宿に行こうぜ、そして風呂に入って呑もうぜ、と諦めたわけですが、花の湯は温泉旅館やホテルというよりは何処から見ても健康センターとかスーパー銭湯と呼ばれる感じの佇まいでして旅の気分は一気に冷えちまったのでありました。

しかし、入ってみれば妙に落ち着く庶民的な雰囲気は悪く無く、新し目の部屋の窓からは夕暮れ時の富士山も見え自分の気持ちは一気に緩んだ次第であります。

で、元々の素性は健康センターらしく、だからお風呂は充実でして大満足でありました。

風呂上りといえばビールでして、さっさと居酒屋風メニューの多い食堂に行きつまみとビールを頼みこの夜も酔っ払った次第であります。

で、夜は早めに御開きにしまして翌朝は少し早めに朝食を食べ観光はせず一目散に戸田へ帰る段取りでありました。

8時半に出発し、途中東名高速の足柄サービスエリアで軽く土産物など物色し、都内通過で渋滞したら嫌だからと、港北パーキングでトイレを済ませ戸田に着いたのが11時少し過ぎでありました。

11時半に軽トラを走らせ外環から東北道に入り110キロの定速走行で栃木県の都賀西方パーキングまで行き昼飯タイムでありました。

で、30分ほどのランチタイムの後また110キロの定速走行で宮城県の白石パーキングまで走ってトイレ休憩。

そして、そこから家まで一気でして、到着は4時ピッタリでありました。

いや、予定した観光は半分も消化していないし酒ばっかり飲んでいた感の強い旅行でしたが抑えた予算の割りには満足感はそこそこでして、これは成功であったなと余韻に浸っているところであります。

いや、友達ってのは良いもんですね。

んじゃ、またね、で株キチとはサヨナラって言ったことが無いのでありますが、この分なら次も会えそうって事で・・・あー楽しかった、と。





















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