じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

仙台から船に乗って名古屋に着いた

2021-04-25 14:16:31 | 旅と感想
あれ、その昔五木ひろしは、長崎から船に乗って神戸に着いた、と歌ったわけですが、自分は仙台港からフェリーに乗って名古屋に着いた、であります。

令和三年四月十九日、天気晴れ、仏滅でありました。
そっかぁ、これから寺社巡りをしようと旅立つ日は仏滅であったか、と感慨深いものがありました、と言うのは嘘で、今調べたわけであります。

12時50分出港なのに何を勘違いしたものか13時50分と思い込み11時40分に、未だ少し早いけど、と家を出たわけであります。

で、フェリーターミナルまでは下道で45分から50分と見ていたんですが、少し早くて12時20分に到着したわけであります。

すると既に先頭のバイクが乗船開始したわけでして・・・なんで? 出航が早まったの? と、混乱しつつも急いで車検証を持って受付へ。

いや、自分はネット予約で乗船名簿も書いてあるので車検証の確認だけですぐ終わるんですが、この段階ではまだ自分のミスに気づいてはい無いので余裕であります。

で、トイレに寄ってバイクに行くと車の類もすっかり載せ終わった雰囲気で、自分を待っている感がひしひしと伝わってくるのであります。

が、未だ気づいてい無い自分は余裕でバイクに跨り船内へ。

すると係りの人が待ちかねたように手叩きでここだここだと呼び込みましてバイクを所定の位置に停めたわけでありますが、自分は未だ気付いていないので余裕であります。

しかし、船内に入り自分の寝床の箱のB寝台を確認していると出港のドラが鳴ったわけであります・・・へっ? なしてぇ? と、乗船券を見ると12時50分発、と書かれているではありませんか。

あー魂消た、でも、まっ、乗れたんだから良しとしよう・・・これは出発から運が良いわい、ってな感じでありました。

船内はがらがらでして、自分の乗船券番号から推測して乗員は21名と見ましたが、定かではありません。


船は出て行く煙は残る いや強風にかき消されます

で、本日の船は「きそ」でして古いんですが内装をリニューアルしたのできれいであります。

ここは誰でもくつろげるロビー

とりあえずビールをしていたらすぐに夕暮れ時

名古屋まではB寝台とバイクの料金と三食付きで2万円ちょうどであります。
これが安いか高いかは価値観の違いなのでなんともアレですが自分は激安だと思います。

まず、出港したらすぐに昼飯の案内がありましてレストランでビュッフェスタイルのランチであります。

で、ランチは込みの料金なんですが敵の作戦はアルコールの値上げで穴を埋めようって魂胆なんでありましょう。
と、言うことで、今までは大生(正味一リットル)が千円で中生が六百円だったものが、料金据え置きで全部中生になったのであります。

が、しかし、以前の中生は500ミリは入っていたのに今のはドー見ても300ミリしか無いのであります。

まっ、昼飯時なので一杯で止めときましたがこれは値段は据え置きでももう少し中身を入れてもらわ無いと私ゃ怒ってしまいますよ、なんちゃって。

いや、結局は晩飯時も物足りなさから三杯も飲んでしまうわけでして、そーするとビール代だけで都合2400円持って行かれたわけであります。
まっ、缶ビールと発泡酒は安く売ってますんで貧乏人はそっちで飲めと言うことですかね?

と、言うことで、ほぼ貸切の大浴場を堪能した後は寝台に転がって明日からの予定の作成であります。

朝焼けの伊勢湾

朝、渥美半島と志摩半島の間の狭い航路を入るときは圧巻でありました。
いやはや、流石に名古屋港でして大型船から中型の内航船から小型の漁船までが入り乱れておりました。

巨大な台船とフェリーの隙間を漁船は平気で横切ります

いや、魂消たのは伊勢湾に入ってからでありました。
大型の台船を曳航するタグボートの周りでは底引き網を引いて身動きでき無い小型漁船がびっしりといるわけです。

で、先導するパイロット船は拡声器で「ここしか通るところはありません、台船は向きを変えられません、ご協力お願いします」と怒鳴りながら行くわけであります。

しかし、保安庁の巡視艇が二隻も出て警戒している海で小型漁船も漁に必死で譲る気配も無く、それはそれは壮絶な海の様相でありました。

フェリーはこんなの慣れているのか、微動だにせず直進するのであります。
そーいえば仙台湾で釣りをしていて航路に乗っている時、近付くフェリーは小型のボートなど粉砕してくれるわ、ってな勢いで汽笛も鳴らさずズンズンと迫ってきていましたので多分大型フェリーは王様なんですね。

セントレア空港

中部国際空港 セントレアが見えると間も無く名古屋港のフェリーターミナルであります。

朝食を終え身支度をして下船の案内を待つわけであります。

10時30分、定刻に下船。

  伊勢神宮につづく






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