4月23日 金曜日 天気晴れ
京都の朝、自分の目覚めは頭が少し重い感じで始まりました。
その理由には心当たりがあります。
昨夜ホテルの近くを散歩しようと外に出たんですが洒落た飲み屋があるでも無く無闇に歩いて迷子になるのも嫌なのでコンビニで酒とつまみを買って部屋に戻り呑んだわけであります。
が、少し度を越していたようで頭が重いのは通称二日酔いというものだと思うのであります。
さて、8時ちょうど、ヘルメットとバックと革ジャンを抱え、クーポンも駆使して一泊朝食付き3000円のホテルを出て「東寺」へ向かったわけです。
遠くからでも威厳を感じました
東寺はホテルの前の道を東へまっすぐ徒歩8分と近くでありますが、何分にも抱える荷物が重く朝から高い気温と相まって南大門に着いた時には汗だくでありました。
南大門 あっ、この門は昔見た記憶が、と
南大門の前に立った自分は、あぁここには随分前に来ているなと感じました。
その頃、抹香臭いものに興味のなかった自分は何も感ずる事なく少し境内を歩き立ち去ったわけであります。
しかし、ジジイとなった自分は何れ仏様のお世話になる年頃なわけで、ならば少しはお近づきになっておこうと参拝させて頂いた次第であります。
金堂 ずっと眺めていたかった
やはり宗派によって匂いが違うと言いますか寺の雰囲気は全く違うと思うんですが東寺はこの度回った寺社仏閣の中で一番重い空気を持っていました。
へっ、凡夫がほざくなと言われると黙るしか無いんですが東寺はどこを歩いても仏様を感じるとでも申しましょうか、まずなんであれ空気感が重いのであります。
深山幽谷さえ感じました
なんと申しましょうか、今回の京都の寺巡りの目的は庭を見る事なんですが東寺のそれは自分の小賢しい知識で語れる範疇のものでは無く次元が違うものだと思った次第であります。
いや、庭師の腕とか造りとか、そういう話の入り込めない仏性とでも申しますか、なんだか寺の石一つでも仏を感じてしまうのでありました、なんちゃって。
どーしても五重の塔を入れてしまいます
あれです、庭の手入れという視点で見たら一級品ではありますがそれほど驚くものではないのであります。
しかし、塔や御堂との調和で見ると溜息しか出ないのでありますが、惚れ込みすぎですかね?
東寺の本当の価値は建物や庭だけで無く所蔵品の数々なわけでありますが、自分は仏像オンチでしてどれもが同じに見えるので今回は遠慮した次第であります。
と、いう事で、宿から近かったという理由で訪れた東寺は私の心に深く刻まれたわけですが、我が家地方にも随分とゆかりの深い弘法様お住いの寺だったんですね。
次は 銀閣寺
つづく
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