じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

旅の余韻 つがる市の縄文

2022-08-27 19:43:48 | 日記的雑談
いや、つがる市ってのは旧石器から弥生までなんでも出ちまう土地柄らしく古代史マニアには涎の出る地域であります。

で、大雨警報の中一山超えて津軽半島の陸奥湾側からシジミで有名な十三湖の方に行ったわけであります。

スマホナビに導かれつつ適当に走っているととても派手なのぼり旗が目に入り駐車場に飛び込んだ次第であります。

そこは亀ヶ岡遺跡の案内所でして、出土品は他の展示場に出払っていて何も無い所なのですが、ボランティアの遺跡案内女子がいましてパネルを見ながら亀ヶ岡遺跡と田小屋野貝塚の説明をしてくれるのであります。

で、自分よりも高齢と思しき女子に遺跡の説明を受けたんですが、途中で私がヒートアップしちまいまして長々と縄文の薀蓄など垂れちまったもんですから見るものも無い場所で1時間以上も費やしてしまったのであります。

厚いのは縄文前期 薄いのが晩期の土器片

と、言う事で、とても楽しい縄文談義に花を咲かせた余韻を持って亀ヶ岡遺跡の出土品を展示してある「つがる市木造亀ヶ岡考古資料室」に向かったのであります。

亀ヶ岡考古資料室の表看板は「縄文館」

いや、青森市の三内丸山遺跡やー八戸市の是川石器時代遺跡と比べるとつがる方面の遺跡と展示は質素でありまして、ひっそりと佇んでいる感じであります。

なので大概の施設はほとんど1人で見学できて良い感じなんですが、縄文ブームの今の夏休みでこれだと下火になった時はどーなっちまうのか少し心配でしたが、まっ、いいでしょう。

首がないのが残念ですが この色に驚きました

これは遮光器土偶の初期の板状と思います

いや、土偶の素性の詮索などはどーでも良いんですが、良くもまぁ断片を拾い集め、そして繋げたものだと、掘った人と復元した人に心から敬意を評します。

土偶の左は栗の化身と思いますが

あれです、栗の化身の土偶の特徴として口の周りが髭面だったり入墨的に見えると思うのであります。
が、栗の実を見れば髭面的表現に納得がいくと思いますが、まっ、いいでしょう。

これはトチノミの精霊かも?

胴と口が接着してある土器

縄文も晩期になると土器が小さく薄くなり文様も緻密になると思うわけですが、壊れたものを繋いだのはデザイン的なアレでは無く勿体無い精神からだと思うのであります。

いや、縄文人も日本人と言いますか、勿体無いの精神は縄文人から受け継いだものと思うんですが、まっ、いいでしょう。


亀ケ岡の縄文館で買ったレプリカ

いや、レプリカを買い求めて家に帰り飾った時にもう少し明るい焼き色でも良いのにと思ったんですが、出土品の色がこれなのでありまして文句を言う筋合いでは無かったのでありますが、まっ、いいでしょう。

 つづく

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