未だ五時半かぁ～

座っているだけのお仕事も大変なんだからぁ～客は来ないしさ・・・。

あんまし暇なんで、「本当は怖い日本の童話」と、言うのを眺めていたんだけれども、これ、どーなんでしょうか？　民俗学とか言う分野の人に言わせたらインチキと言う事になるのか？

いや、創作なら創作で良い訳ですが、本当は怖いと言う事は、普通に出回っている童話はホントーの処を隠してい世に出ていると宣っている事になる訳で、そう言う事なら、ンじゃぁ～この童話の話しがホントーと言う事な訳で・・・ホントーなのか？　と、思っちまう訳です。

しかし、ドー読んでも創作だろうなぁ～・・・それも、誠に申し訳無いがおっさんと大して違いの無いレベルじゃないかなぁ～、なんて思えちまう訳でして・・・こう言うので売って貰えるんだぁ～、と言う事で励みになりました。

おっさん、親鸞を読んでみてだいぶ解った事があるんだけれども・・・仏教もその他の宗教も、無い物を言葉である事にしなくちゃならないところで苦労してるんだな、と、思ったんですけれども、違いますか？

いや、色即是空だの空即是色だの、無は有を内包するだの・・・これはおっさんの言葉か？　いや、鈴木大拙先生の言葉をおっさんがパクったのか？

まっ、ナンであれ、娑婆は現実で、目の前のパソコンも実際に触れて、キーボードを打ち込むと、アメリカのアマゾンからでも物が買えちまう訳です。

で、こなた、無の世界の話しや、お浄土には、未だ誰も言った事が無いと言いますか、一方的に恋いこがれてみても何の反応も無く、死んでから来い、とか、死なないと行けないとか、死ななくても行けるけど、凡夫には無理で修行しないとダメとか・・・無理難題を吹っかけて来る訳です。

で、それでも娑婆の辛さに堪え切れない凡夫に向かって「南無阿弥陀仏」と唱えれば、いや、唱えてみようかな、と気持ちが動いたら、死んだ時には確実にお浄土行きが確定ですから、なんて言う訳です。

現世利益を否定しつつ・・・と、言いますか、これは紛れも無く現実逃避でしかないと思う訳ですが、そう言う事を考えるのは、現世と言いますか、娑婆を中心に物事をを考えているからである、と・・・これまた凡夫が思いつきそうな事にもキチンと釘を刺している辺りは、錬りに錬った詭弁と言いますか・・・まっ、何百年もかけて作られた壮大な詭弁の集大成でありますから、おっさん如きが言葉を尽くしたとしても太刀打ちは出来無い訳です。

しかし・・・これだけの本を読んでもモヤモヤは晴れるどころか、信じろよな、信じるしか無いんだからな、信じ無いお前が馬鹿なんだからな、としか言われていない訳で、信じるに足りるナニかを・・・言葉以外に何か見せてくれや、と言いたくなっちまう訳であります。

で、そんな事を言うと、娑婆で見ている物は幻であるぞ、ナンてこを言う訳ナンだけれども、では問うぞ・・・生きとし生けるものみな仏性を持つのであれば、ンじゃぁ、狸やトンボも念仏を唱えようと思うのか？　唱えないのは解っているから、気持ちだけでも思うのか？
で、人間以外はお浄土に行くのか？理屈を突き詰めると行く事になるんでしょ？　行かないと辻褄が合わないでしょ？　畜生は知らないって言ったらお終いだぜぇ～・・・と、思って読んでいたんだけれども、人間以外の生き物の事は絶対に触れない事にでもなっているのか？出て来る気配は皆無です。
輪廻転成の話しになると、いろんな生まれ変わりがある事になっていてアレなんだけれども、それ以外には出てこないし・・・狡いぞ、親鸞、と、思うのはおっさんがバカだからでありましょうか？

おっさんの半端な知識が、大乗と小乗でごちゃ混ぜになっちまっているのもアレかも知れない・・・解らなくなる一因かも。

真面目な事を宣ってみれば、吉本隆明が言っている所にヒントはあるなと思ったんですけれども・・・要するに時代がお浄土を必要としていたんじゃないか？
あまりにも辛い現世をどうする事も出来無い宗教が最後の苦肉の一作として浄土信仰を生み出したんじゃないのか？と、おっさんは思う訳です。

で、現代のように、生きたままがほとんど極楽的な日本では既に浄土信仰は必要とされなくなり、生きている間にどー救われるのか？　ただ今現在の私の心の痛みや苦しみが救われなくて何がお浄土でありますかと言う、親鸞にしてみれば、この馬鹿者どもがぁ～そこはもう説明しただろうがぁ～と言う堂々巡りになっちまっている訳であります。

飢饉の最中、餓えに苦しむ現世に何の希望を持たせられるだろうか？
白いおまんまを念仏で焚き出してやれればそれが最上だろうけれども、そんな事は出来無い訳で、腹へって死んで行くひとに何がしてあげられるのか、と、葛藤した偉い坊さん方が連綿と考え続けて作り上げたのがいろんな宗教なんだろう・・・と、思う訳ですが。

いや、イスラムなんかは宗教じゃ無くて国家を治める法律だからね、一緒にはなりませんけど。

序でに言うと、いろんな仏教の教典は、後の世の手柄争いと言いますか、オラ偉いんだもんね、お釈迦様の言葉をこう解釈するもんね、と、競い合った物でありましょう・・・だって、お釈迦様が死んでから何百年も経ってるのに「如是我聞」ですぜぇ～。

そんな訳で結論なんですけど・・・おっさんなんか死ぬ迄生きるつもりなんで、現世でジタバタしまくって、死んだ後の事なんか責任持ってもらわなくて結構ですからぁ～、と。

で、まかり間違ってあの世があって、お浄土に行けずに地獄に堕ちたとしたら、そこはそれ、地獄で楽しくやる術を考えれば良い訳で・・・有るんだか無いんだか解らないあの世よりも、今生きている娑婆で凡夫らしく、餓鬼らしく、目一杯生きてみましょうかね・・・支離滅裂、と。

でね、ホントの所は、宗教に頼らなくてもおっさんは生きられるんだな、と。
で、結局は他人様が考えた理屈はどれ程高尚でも、ずーっと下らなくてダメな屁理屈でも、自前が良いな、と言うのがホントの結論でありました。

不遜でありますか？　いや、おっさん仏様達に借りは無いし・・・ホントに神頼みってした事無いんだから。