今年の世相を表す漢字は「税」だそうであります。
皆様は「税」をどう思いますか?
いやいや、懐具合からくる高いとか安いって気分的なことでは無く、税や国の銭とはなんぞや、って話であります。
あれです、確か中学の社会で国や地方公共団体が、その必要な経費をまかなうため国民から強制的に徴収する金銭。
と、まぁ、こんな風に習ったと思うんですが、本当でしょうか?
あれです、コロナ対策費で一年分の国家予算に迫る77兆円を使いましたがその財源は税収では無く国債の発行でありました。
で、令和5年の予算は110兆円を超えるわけですが税収で足りない分の35.5兆円も国債発行で賄っているわけであります。
もっと言うと、平成元年に161兆円だった国債残高が令和5年は1068兆円と、7倍近くに増えているわけであります。
で、これほどの巨額だと利払いだけでも10兆円に届こうかって額なんですがこの趨勢は変わりそうも無いわけであります。
いや、巷では色んなことが言われてまして、国債は借金では無い、と言う理論があるわけですが、そんな上手い話が通るのでありましょうか?
自分に言わせると国債には金利がつくってことは紛れもない借金だと思うんであります。
で、この傾向がもっと凄いのがアメリカでして、2022年の公的債務は30兆ドルを超えても国の景気は順調だそうです。
ってことは、国が借金して財政出動を増やせば景気は良いんでありましょうか?
だったら税金なんて集めずに国債発行をバンバンやって、万が一の時は、後は野となれ山となれ、と思いませんか?
でも、途上国などは国債発行しても引き受け手が無いし金利も馬鹿高くて余計に首を絞めるわけで、根底にあるのは「国の信用」ですかね?
で、国債発行を野放図にバンバンやったら信用が毀損するんで出来ない、と考えるんですが、そのバランスってどーなのか、そこが微妙であり味噌なのかと思いますが無学な自分にはわかりません。
あれです、中学で「税」を習った時「分配」ってのも教わったわけでありますが、突き詰めればそれが政治でして、徴税と分配って命題に答えは無いのでありましょう。
だって、万人が納得するなんて有り得ないわけでして、だから国会も紛糾するのでありましょう。
あれです、国防費の増加分を増税で賄うって話で騒ぎになってましたが自分はあんまし気になりません。
なんとなれば、戦後は国の復興でインフラ整備に税金を使い、昭和の時代には無駄な箱物を全国に作って税金を使ったわけですが、それが防衛に姿を変えたのだと思うからであります。
いや、昭和の末期から人口減少を見込んで箱物行政を縮小し、一方で老人の増加を見越しての老人福祉政策だったと思うんであります。
で、老人ってのは放っておけば逝って減りますので次の一手を打たなくてはならないわけであります。
その一手が世界情勢等を鑑みると防衛装備ってことだと思うんであります。
いや、見聞きした防衛や軍備ってのはハイテク産業でもあり、いま政府が推し進めている半導体産業とも密接でして、色々と結びつくわけであります。
あれです、つらつらと思い付きを綴っていると、ウクライナとロシアやハマスとイスラエルの戦を考えた時、これは自分がニュース等で知り得る情報通りのものなのか、なんてことも考えちまうのであります。
いや、世界の軍備の在庫が一掃された挙句既に新規の兵器工場などが稼働したり計画されているってことを聞くと、なんか匂うんですが、まっ、いいでしょう。
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