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じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

玉川温泉は沁みる の雑談

2024-08-17 17:00:33 | 日記的雑談
玉川温泉ってのは八幡平の秋田県側にあるわけですが、この山一帯はあちこちで噴煙や水蒸気の吹き出しを見ることができまして、言ってみれば地球の息吹を肌で感じる一帯であります。

そんな玉川温泉は地理的に説明しにくい場所でして、簡単に言うと田沢湖の先を北に30〜40キロくらい、であります、なんちゃって。

冬は豪雪地帯ですが営業してます

あれです、近くにある新玉川温泉ってのが山岳リゾートって触れ込みで、昔からある玉川温泉は長期滞在者のための湯治場でして自炊が基本ですが食堂もあり、自分は2食付きでお願いしました。

で、部屋や施設は全くもって湯治場のそれでして、俺の部屋には電話は無ぇ、テレビも無ぇ、序でに言うとエアコンも無ぇでして、簡素なベットと扇風機の部屋でありました。

が、多少頼り無い電波ですがWi-HiがありましてYouTubeとYahoo!ニュースが見られるので十分であります。

で、洗面所とトイレは共同ですがほぼ満室にもかかわらず共用スペースが混み合うことが無いってのは謎でありますが清潔感もそこそこで困りませんでした。

さて、お風呂ですが、源泉はほぼ塩酸だと思って間違いない強烈な刺激でして入浴にあたっては幾つかの注意事項がありますが守らないと泣きを見ます。

あれです、お湯が塩酸ですから傷などあると沁みるって程度のものでは無く人によっては入浴困難と思います。

いや、脛に傷持つ人とか心に傷を負っている人は大丈夫と思いますがインキンタムシを掻きむしったような輩はやめた方が賢明です。

さらに、入浴前にタオルで身体を洗うなども御法度でして、まさかこの程度でと思う軽く擦っただけでもヒリヒリジンジンと沁みますので用心してください。

いや、私しゃ説明書を読まない人なので入浴前に身体をキレイに洗ったのが仇となり終始あちこちがヒリヒリしていました。

世界でも珍しい「塩酸」を主成分としたpH1.2の強酸性の泉質。
医学界で注目されている低放射線ホルミシス効果で自然治癒力促進が期待できます。

岩盤浴発祥の地で大自然を満喫
多くの方が十和田八幡平国立公園内にある、地熱を利用した天然岩盤浴を目当てに訪れます。

と、玉川温泉のホームページの解説を引用貼り付けましたが岩盤浴発祥の地とは知りませんでした。

<玉川温泉の5種類の温泉療法>
温泉療法内容
泉質刺激による療法pH1.2の強酸性泉
気候刺激による療法海抜740mの気圧森林浴 など
入浴による物理療法浮力、水圧、温度 など
地熱による温熱療法岩盤浴
お客さま同士による精神的ケア情報交換、励まし合い など

あれです、玉川温泉には五つの効能があると書かれておりますが極め付けは5個目のお客様同士による「情報交換・励まし合い」で精神的ケアが為されるってことでありましょう。

なるほどなぁー、もはや医者は回り切って一縷の望みを託し玉川温泉で湯治をしている人はそう言う心の助け合いが効くのかも知れません、なんちゃって。

で、30年ほど前に玉川温泉に侵入した時は防水カメラを隠し持って幾らか写真を撮ったんですが今時はそんな事をしたら犯罪者になるので控えたため風呂の雰囲気の写真が無いのが残念であります。

玉川温泉ホームページから無断転載

で、玉川温泉といえば岩盤浴が夙に有名ですがこれは無料なのでありまして、自然研究路を進んだ先の地熱のある岩盤一帯で自由に利用でるのであります。

自然研究路は歩きやすい遊歩道です

何と申しましょうか、歩き出す前から湯気がモーモーと立ち上っているのが見えまして気持ち的は過去に見てきた観光地の「地獄」シリーズを思わせるものであります。

この辺が源泉の引き込み口のようです

川のようにお湯が流れているわけですが、実際に温泉で使われる量よりも川に流される量が多いので近くに酸を中和して川に流す施設があります。

盛り上がって湧いている源泉

あれです、毎分8000リットルの湧出量だそうでして、1分間でドラム缶に45本分・・・うーん、想像がつきませんが、これは福島原発で湧出している汚染水(処理前)の144倍って計算でありますが、まっ、いいでしょう。

岩盤浴中の人か?

あれです、遊歩道を歩いて行くと道の脇にゴザを敷いて寝転んでいる人がおりまして岩盤浴をしているようでありますが、ここの地温は手で触っても未温でありました。
(未温というのは有名な温泉評論家が名付けた人肌未満の温泉温度であります)

湯気が一段と濃くなり雰囲気が盛り上がります

いや、道端や岩の影に岩盤浴と思しき人が寝転んでいるわけですが、仮に高齢者がそのまま逝ってしまったとしても発見は遅れそうであります。

水蒸気の立つ山の辺りの小屋が岩盤浴場です

あれです、気まぐれに立ち寄った観光客でも玉川温泉の売店でゴザを売ってますので利用できますが、汗だくになるので着替えが必要でありましょう。

この辺一体の岩石は「北投石」です

いや、説明文を読んで「北投石」の意味を知りました。
あれです、台湾に「北投温泉」(ペイトウ)ってのがあるんですが、そこで発見されたラジウムを含む「含鉛重晶石」を北投石と言うのだそうであります。

あれです、当時台湾は日本の統治下でして発見したのは日本人でありましたが、世界で台湾と日本にしか無いってことに深い因縁を感じますが、まっ、いいでしょう。

おおっと硫黄の塊とくれば噴気は硫化水素か?

何と申しましょうか、同じ秋田県の泥湯のそばの噴気は硫化水素でして過去には車内で一家四人が中毒死した事故があったのであります。

いや、東北には硫化水素注意って土地は結構多く大概の東北人は硫黄で黄色くなった箇所の噴気には用心するわけであります。

が、遊歩道の傍らでモーモーと吹いていたのは水蒸気でして直ちに影響は無いものでありましたが、迂闊に手など出すと高温で火傷します。

右の川は沢水の冷水で左手前は温泉水です

あれです、玉川温泉の売店前から遊歩道に入って一周して小一時間でありました。

で、日本全国この手の景観は大概「地獄」と名付けられている事が多いわけですが玉川温泉は療養の地なのでそんな無粋な名前は似合いません。

さりとて、極楽かというとそう言う雰囲気でも無いのがアレなんですが、まっ、いいでしょう。

いや、風呂に入ると硫黄の匂いが身体に染み込みましてそれが着衣にも移るわけです。

で、帰宅して何度か洗濯しても硫黄臭は抜けないので一丁羅で行くのは控えた方が良いと思います、なんちゃって。


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