いや、昨日帰ってきて疲労困憊の中「ツーリング顛末記」を書いてアップしたつもりだったのに今確認したら載ってないのであります。
で、復元された記事が云々と出たので遅ればせながらそれをUPしたんですが読んでみたら途中までしか無いのであります。
なんだか訳が分からず、ってことでUPした記事を削除して書き直すことにした次第であります。
あーあ、一日穴が空いちまったぜぃ!!!
八月八日(月曜) 午前8時半自宅を出発
取り敢えず目指すは千葉県の犬吠埼、であります。
ルートは、仙台から茨城県の友部JCまでを常磐道で行って東関東自動車道に乗り換え、後は適当に銚子市を目指した次第であります。
あれです、真夏の炎天下にむき出しのスマホは熱くなり過ぎて危険なのでナビが使えないのであります。
また日差しが強いと画面もまともに見えませんので今回はナビ無しの勘を頼りの道行きでありました。
で、いわきを過ぎ茨城県に入ってすぐの中郷SAで給油と少し早い昼食を済ませ40分の休憩で出発でありました。
で、友部JCから入った東関東自動車道はあっけなく終わり、唐突に「鉾田市」と言う見知らぬ所で放り出されたのでありました。
いや、土地勘の無い地域でしたが鹿嶋市・潮来市・銚子市の何れかの標識に従って進めば概ね間違いは無いと仕込んでいたので戸惑いはほとんど無かったのでありますが、本当は海沿いを走りたかったのにどー言うわけか川なのか湖なのか分からない水辺の県道を走っていたのでありました。
あとで調べたら霞ヶ浦でも無く北浦って沼沿いの道だったようであります。
で、鹿嶋市を経て銚子に至ったわけですが、驚いたのは海に出る直前の利根川の川幅でありました。
さすがに日本一の川であるなと感心するとともに、関東平野の広さをしみじみと感じた瞬間でありました。
さて、何故に犬吠埼なのかと言うと、高村光太郎の詩に出でくる「犬吠の太郎」の何がしかに触れたいと思ったからなのであります。
300円払うのが惜しくて即退散
が、犬吠埼燈台付近の混雑は東北の田舎者にはキツイ状況でして「犬吠の太郎」がステテレカンカンと一斗缶を叩いたと思しき浜を横目で眺め滞在時間およそ3分で立ち去ったのでありましたが、まっ、いいでしょう。
いや、第一目的が霧消したとあっては次なる目標に賭けるしか無いわけでして、私は「千葉市埋蔵文化財調査センター」を目指したのであります。
あれです、途中の道すがら植木の圃場が沢山ありまして、それも東北ではほとんど見られないイヌマキ・ラカンマキなどの太いのがぞろぞろと植えられていたのであります。
いや、時間が迫っていなければバイクを駐めてじっくり鑑賞したかったんですが、残念でありました。
で、商売柄気になる植木の圃場を眺めながら走っていたら圏央道に行き当たり高速で千葉市に入った次第であります。
あれです、埋蔵文化財センターってのは各地にあるんですが地の利的には大概辺鄙な場所にあるもので今回も例外では無く、街の外れの静かな丘の上にあるって感じでありました。
で、閉館の1時間前、午後四時過ぎに辿り着いたんですが見学者は自分1人でして受付で見学を申し出たら展示室の照明が点けてもらえる感じでありました。
いや、展示物については別線で記したいと思うんで省きますが、東北では見られなかった「ミミズク土偶」や「山形土偶」の展示があって大満足でありました。
そんなわけで本日の目的は可愛い土偶に会えたってことで完遂でして、気温36度越えの炎天下を450キロも走ってきた甲斐があったのであります。
で、宿なんですが、じゃらんのポイントを2000円分使って二食に温泉がついて6800円と、かなりリーズナブルなお宿にしたわけであります。
しかし、土地勘の無さがアレしまして場所は隣の市原市だったのであります。
しかし、土地勘の無さがアレしまして場所は隣の市原市だったのであります。
いや、ビジネスホテルにそれなりの規模の温泉が付いているってだけの普通の宿なんですが、強アルカリのツルツルお湯の温泉が良い感じで宿も当たりでありました。
八月九日(火曜日)8時10分出発
あれです、本日の目的地はこの旅のほんと〜の目的とも言える「加曽利貝塚」であります。
いや、関東の縄文関係では夙に有名な加曽利貝塚に一度は詣でたいと切に願っていたのであります。
なんと申しましょうか、千葉は仙台と比べても大した違いは無い感じの街と思うんですが道路事情は完全に首都圏でありますね。
スマホナビが45分で着くと言うんでのんびりと宿を出たんですが、国道に出た途端に渋滞でしてクラッチを握る手がバカになる程チョビチョビ進んでは停車って感じでありました。
加曽利貝塚公園
朝からの猛暑で汗だくになりながら渋滞を我慢して1時間と10分掛けて加曽利貝塚公園に到着でありましたが、敷地の広さに驚くとともに現在進行形で続いている発掘現場を見学できまして私ゃ大興奮でありました、なんちっゃて。
初めて見た発掘現場
いや、炎天下の発掘は大変であり、やっぱし相当に地味な努力が要求される仕事であることが伺えたのでありました。
公園内で見つけたモグラの穴
あれです、広大な敷地の中に博物館や貝塚の地層が断面で見られる施設などが点在してましてそれらを周っていてモグラの穴を見つけたのでありますが、モグラが掘っても縄文時代の貝が出てくるほどに密度が濃いのに吃驚であります。
小さな博物館
そんなわけで外周りを見学して博物館へ!!!
昨日の「千葉市埋蔵文化財調査センター」もこちらも無料ってのが嬉しいわけですが、今までの経験から無料の施設は何処もやや薄味って気がするわけでありますが、はたして?
なんと申しましょうか、加曽利貝塚からの出土品は「千葉市埋蔵文化財調査センター」に展示してある物の方が点数も多く見応えがあるのが偽らないところでして、やっぱしこちらは薄味でありました。
とは申しましても文字的な説明や写真の展示は加曽利貝塚を深く掘り下げてある感じでとても勉強になったのであります。
いや、正直に言うと込み入った説明文を理解するには実力不足でして自分には難しいと感じたんですが、まっ、いいでしょう。
と、言うことで観覧者は自分1人ってことでゆっくり見られたんですが、施設は大きく無く、展示点数も少ないので小一時間で見終わった次第であります。
さて、帰り道にもう少し見ていこうか迷ったんですが北関東の盛夏の午後ってのは雷雨が来るってのが相場でしてなるべく早い時間に東北に入りたいと思い一気に帰宅の道を選んだ次第であります。
11時、千葉市の加曽利貝塚公園を出発。
東関東自動車道で成田空港方面に向かい圏央道に乗り換えつくばJCで常磐道に入り一路仙台を目指した次第でありますが、心配のタネはガソリンであります。
いや、常磐道はが給油のできるSAがとても少ないのであります。
最初の友部SAでは近すぎるので70キロ先の中郷SAで給油する予定で走ったわけですが、中郷のスタンドに立ち寄ってみるとすごい数の車が順番待ちでして待つことに弱い自分は給油せずに走り出してしまったのであります。
この時のガソリンのメーターはまだ半分の表示なんですが、デジタルメーターの怪しさは突然メモリがカクンと下がることでありまして、案の定SAを出た途端に1メモリ消えたのであります。
と、言うことは、6分の4消えて残りは3分の1ってことであります。
満タンで13リットルの3分の1は推定で残量は4.3リットルで、計算上走れるのは107キロであります。
が、次のSAは南相馬でして距離は120キロであります。
ウソォ〜絶対にガス欠するじゃねぇか、って事なんですが、バイクに乗っている時にこんな細かい計算ができるはずは無く私の勘が「無理だわ」と呟くのに従い途中の広野町でで高速を降り給油して再度常磐道に乗ったのであります。
いや、途中下車すると長距離走行の割引が効かなくなるんで大損なんですが背に腹は変えられずって事であります。
まっ、だったら中郷SAで順番待ちをすればってのは男の美学に反するのでダメであります、なんちゃって。
で、茨城と福島の県境あたりで雷雨の跡に出会いまして先行車が濡れた路面から跳ね上げる飛沫をたっぷりと浴び体が冷却され暑さに参っていた身体が生気を取り戻し一気に我が家まで走りきった次第であります。
こがし醤油ラーメン
いや、常磐道に入ってすぐ友部SAで昼飯にしたんですがクソ暑いのにラーメンが食いたくなりチャーシューメンを食べたんですが、麺とスープは良かったんですがチャーシューがアレでしてガッカリだったんですが、まっ、いいでしょう。
あれです、スタンドが無いのは先刻承知なんだからここで少しでも入れとけばってのは無駄なんであります。
友部で入れてもよほど省エネで走らない限りは家まで持たないんでどーせ何処かでまた入れることになるのでありますが、まっ、いいでしょう。
友部で入れてもよほど省エネで走らない限りは家まで持たないんでどーせ何処かでまた入れることになるのでありますが、まっ、いいでしょう。
と、言うことで、ラーメンの昼飯と給油で時間を食いましたが家には午後3時半に到着でして予定通りでありました。
走行距離 850キロ
ガソリン 32リットル 燃費26.5キロ 5400円
高速代(細かいの含む)15000円
宿代 6800円
食事代と雑費 2500円
総費用 29700円
あー楽しかった・・・いや、あー暑かった、と。